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11/18【新日本】SHOがスーパージュニア重厚2連勝 “因縁”のDOUKIを真っ向粉砕

『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』東京・後楽園ホール(2020年11月18日)
「BEST OF THE SUPER Jr.27」公式戦 ○SHOvsDOUKI×

 SHOがメキシコ時代からの因縁を引きずるDOUKIを真っ向粉砕。開幕戦に続き、タフな試合を制してスーパージュニア2連勝を飾った。

 3年連続3度目の出場となるSHOは開幕戦で激闘の末にBUSHIを撃破。第2戦としてメキシコ遠征時代に対戦経験がある因縁のDOUKIと激突したが、今宵も一筋縄ではいかなかった。

 SHOにジェラシーを燃やすDOUKIがのっけから奇襲。これは失敗に終わったものの、場外戦では鉄パイプを使ってのネックブリーカードロップを強行し、ここからSHOを蹂りんした。サミングなどラフファイトを挟みつつ、首に集中砲火。実況席で試合を見守るミラノコレクションA.T.の得意技・イタリアンストレッチNo.32(両腕を引き込む変型三角絞め)に何度も絡め取っていく。

 一歩も引かないSHOは正面突破にこだわり、餅つき式パワーボムからパワーブリーカーに繋いでついに勝機をたぐり寄せたものの、ショックアローは読まれて再びイタリアンストレッチNo.32に捕まってしまう。ロープに逃れたものの、デイブレイク(ロープを超えての飛びつき式DDT)でマットに頭から突き刺さり、大ピンチを迎えた。

 DOUKIは秘密兵器のオリジナル技・摩利支天(旋回式変型サイドバスター)まで繰り出したが、勝負を捨てないSHOは必殺のスープレックス・デ・ラ・ルナを阻止。急角度のジャーマンで流れを押し戻す。地獄突きに被弾してヒザをついたが、こん身のラリアットでDOUKIを黙らせると、クロスアーム式パイルドライバーから一気にショックアローに繋げて、接戦をものにした。

 重厚な戦いを制してSHOが開幕2連勝。「俺がメキシコ遠征に行っている時は、まさかね、あの人と『SUPER Jr.』の後楽園でシングルをできると思ってなかった」と感慨深げに振り返ったうえで、「あの人も俺と同じで、どうやら根に持つタイプじゃねえか。今までムカつくこと、悔しいこと、悲しいこと、全部、全部、あいつはリングにぶつけてんだろ? 言っとくけどな、俺はお前とは違うかもしれないけど、俺も悔しい思い、ムカつく思い、悲しい思い、いっぱいしてんだよ」とライバル心をあらわにした。

 もちろんこれからも2人の戦いは続く。「今日のところは…今日のところは、かもしんねえ。今日のところはとりあえず、俺の勝ちだ。根に持つタイプなんだろ、お前? 今日のこの負けも根に持っとけ。次やる時、ぶつけ合って、もっといい試合しようぜ」と真っ直ぐにDOUKIに呼びかけたSHOだった。次戦は11・20後楽園。3連勝を懸けてロビー・イーグルスと激突する。

【SHOの話】「俺がメキシコ遠征に行っている時は、まさかね、あの人と『SUPER Jr.』の後楽園でシングルをできると思ってなかった。やっぱり、あの人はなんか持ってんだよ。それにあの人も俺と同じで、どうやら根に持つタイプじゃねえか。今までムカつくこと、悔しいこと、悲しいこと、全部、全部、あいつはリングにぶつけてんだろ? 言っとくけどな、俺はお前とは違うかもしれないけど、俺も悔しい思い、ムカつく思い、悲しい思い、いっぱいしてんだよ。今日のところは…今日のところは、かもしんねえ。今日のところはとりあえず、俺の勝ちだ。根に持つタイプなんだろ、お前? 今日のこの負けも根に持っとけ。次やる時、ぶつけ合って、もっといい試合しようぜ」

【DOUKIの話】「田中翔ーッ! クッソーッ! お前だけには絶対負けたくなかった! クソーッ! クソーッ! クソーッ! 絶対にやり返してやる。田中、お前に絶対にやり返してやるぞ。このままじゃ絶対終わんねえからな。クッソッ! しょうがねえ、おい、次の俺の試合、誰かわかる奴いるか? 誰もわかんねえか? 無能しかいねえのかよ。次だ、次だ」

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