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11/19【新日本】BC同門対決はGOD制す “ハイレベル"ダーティマッチで邪道、東郷もフル稼働

『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』東京・後楽園ホール(2020年11月19日)
「WORLD TAG LEAGUE 2020」公式戦 ○タンガ・ロア&タマ・トンガvsEVIL&高橋裕二郎×

 タッグリーグ公式戦で組まれたBULLET CLUB同門対決はハイレベルなダーティマッチに。セコンドの邪道やディック東郷もフル稼働したが、最後はGODが乱戦を制した。

 今回のリーグ戦に合わせて、約8ヶ月ぶりに来日した“GOD"トンガ&ロア。その空白期間にBULLET CLUB入りを果たしたのがEVILだった。G1期間中にジェイ・ホワイトとの間に亀裂が生まれ、お家騒動が勃発。今シリーズはジェイが不在のため、小康状態にあるが、そんな状況下でGODとEVIL&裕二郎による同門対決が実現した。

 EVIL&裕二郎には東郷が、GODには邪道がセコンドに付き、6人がリングに並ぶと不穏な空気が漂う。一旦は全員でToo Sweetポーズを決めようとしたが、裏切ったEVILたちが奇襲。しかし、それを読んだGODが裕二郎に集中砲火を浴びせて序盤戦をリードした。ラフファイトだけでなく、連続セントーン・アトミコなど華麗な動きも見せる。

 不利な展開を押し戻したのはEVIL。強引に場外戦に持ち込むと、GODを連続して鉄柵に投げつける。東郷も暗躍すると、試合の流れはEVIL組へ。EVILは同じユニットであろうと容赦なし。トンガの顔面を踏みつけ、むき出しになったコーナーの金具に投げつけると、裕二郎との連続攻撃で痛めつける。

 トンガがスキを突いて自陣に帰還すると、GODもエンジン全開に。ロアが裕二郎をジャーマンでぶっこ抜き、トンガとの合体トンガツイストも火を吹く。EVILが顔面をかきむしって形勢打開を図ると、東郷が乱入するが、外道が竹刀攻撃で場外に排除した。

 EVILは無法地帯を作り上げて金的攻撃を仕掛けるも、阻止したトンガがロアとともにマジックキラーで返り討ち。孤立した裕二郎はトンガにフィッシャーマンバスター、トペスイシーダを決めて気を吐くが、邪道が場外からの竹刀攻撃で追撃を防ぐ。すかさずリングに飛び込んだロアが強烈なラリアットを振り抜くと、最後は邪道直伝のOJK(クロスフェイス・オブ・JADOと同型)でギブアップをもぎ取った。

 BULLET CLUB対決は同門とは思えぬ激しいダーティマッチの末にGODに凱歌が上がり、タッグリーグで2勝目。一方、EVIL&裕二郎は初黒星を喫した。これまでのBULLET CLUBならば必要以上に健闘を称え合い、Too Sweetポーズを決めて結束をアピールする場面だったが、EVILたちは握手もせず、険しい表情のままリングを去っていった。

 勝利したトンガは「まずはEVIL…BULLET CLUBにようこそ。今日はお前の加入を祝うちょっとしたパーティーだったんだ。これでお前は正式にBULLET CLUBの一員だ。『G1 CLIMAX』では随分とゴタゴタしてたみたいだが、もう忘れよう。ファミリーにようこそ!」と不穏な空気を気にせずEVILの加入を歓迎。GODはタッグリーグで過去3度決勝に進出しながらも優勝は逃してきただけに、「今年こそ俺たちが『WORLD TAG LEAGUE』を制覇する。いや、しないといけないんだ。俺たちが宇宙一強いチームだってことを、このリーグ戦を通して証明する」と初制覇に執念を燃やしていた。

【試合後のトンガ&ロア】
▼邪道「2勝目だ!」

▼ロア「もう一度言ってやろう。誰が相手だろうと結果は同じだ。俺たちGODには『WORLD TAG LEAGUE』で優勝するという使命があるんだ!」

▼トンガ「まずはEVIL…BULLET CLUBにようこそ。今日はお前の加入を祝うちょっとしたパーティーだったんだ。これでお前は正式にBULLET CLUBの一員だ。『G1 CLIMAX』では随分とゴタゴタしてたみたいだが、もう忘れよう。ファミリーにようこそ! でもロアが言ったように、誰が相手でも関係ない。手加減なしで倒す。今年こそ俺たちが『WORLD TAG LEAGUE』を制覇する。いや、しないといけないんだ。俺たちが宇宙一強いチームだってことを、このリーグ戦を通して証明する」

※3人でToo Sweetポーズを作ると

▼邪道「BULLET CLUBのタッグチームの歴史は、GODが作ってんだよ!」

※EVIL&裕二郎はノーコメント

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