11/21【全日本】ジェイク&岩本2連勝 対暴走大巨人へ「一番乗り越えなければいけない相手」

『2020世界最強タッグ決定リーグ戦』新潟・アオーレ長岡(2020年11月21日)
「2020世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦 ○ジェイク・リー&岩本煌史vs崔領二&ヨシタツ×

　ジェイク&岩本がヨシタツ&崔を撃破し、開幕2連勝で長岡大会のメインを締め。次戦の対暴走大巨人へ向けて「俺たちが一番乗り越えなければいけない相手」と定めて必勝を誓った。

　初戦でイザナギ&入江に苦戦しながらも勝利した陣。続く2戦目となったこの日はヨシタツ&崔と激突した。4人中、唯一のジュニアとあって岩本が劣勢に追い込まれた。序盤こそ体格差をものともせず崔をショルダータックルでなぎ倒し、打撃戦で渡り合ったが、ミドルキックを食らって動きを止められてしまう。その後も崔のリフトアップスラム、ヨシタツの顔面ウォッシュで攻め込まれ、守勢に回る時間が続いた。

　岩本が何とかしのぐと、ジェイクがヨシタツ&崔のダブルミドルキック、合体技・マジックキラーで攻め込まれたものの、岩本が飛び込んでニーアッパー、大外刈りでヨシタツの攻勢を止める好フォロー。すかさずジェイクがランニングローキックで蹴り飛ばし、ヨシタツがCBJを狙ってもニーリフトで阻止。ジャイアントキリング、高角度バックドロップで一気にたたみかけて逆転勝利を決めた。

　ヨシタツ&崔を破った陣が開幕2連勝を飾り、長岡大会のメインを締めた。階級の差を克服して勝利をつかみ取ったとあって岩本は「ジュニアヘビー級は俺一人。当然狙われるし、今後、後楽園も含め絶対、俺が狙われる」と覚悟の上で、「そこは何としてでも耐え忍んでジェイク・リーに渡す。で、ジェイク・リーが戦ってる時に何としてもこっちに勝ちの流れをもってくるサポートを俺は絶対する。それはどんなシチュエーションになってもお互い心がけてる」と言い切った。この日はそれを実証した形だ。

　次戦は11・23後楽園大会の諏訪魔&石川戦。ジェイクが「俺たちが一番乗り越えなければいけない相手だと思う。それは俺の意見も岩本さんの意見も合致してる」と言うように、暴走大巨人を破ることができれば最高の追い風となる。2連勝の勢いに乗って陣の二人は昨年覇者狩りを狙う。

　一方、ヨシタツ&崔は対照的に開幕2連敗。次戦は明日11・22春日部大会の諏訪魔&石川戦で、ここで何としても初白星を挙げたいところだ。

【試合後のジェイク&岩本】
▼ジェイク「無事…無事と言えない。結構、首とか痛いところ効いてるけど、これで2勝目だ」

▼岩本「いいね。幸先いいね。この3連戦って今日6時開始、明日6時開始で、後楽園が11時半開始で昼なんだよ。でもありがたいと言うべきか、公式戦3連戦のチームもある中、俺ら明日は公式戦ないんだよ。そんな中でもジェイク・リーはシングルマッチだし、自分も6人タッグなんで試合休みってわけではないですけど、必ず公式戦3連チャン続くチームとの差はあると思うんで。しかも23日の相手が暴走大巨人」

▼ジェイク「俺たちが一番乗り越えなければいけない相手だと思う。それは俺の意見も岩本さんの意見も合致してるんだ。あの二人にどう勝つか」

▼岩本「開幕戦がヘビー&ジュニアの組み合わせで戦ったんで、チーム同士のバランスがよかったから戦えた。何だろうね…」

▼ジェイク「言いたいことは凄くわかる」

▼岩本「ジュニアが一人じゃなかった。でも今日は崔領二、ヨシタツはヘビー級、自分のパートナーのジェイク・リーもヘビー級。ジュニアヘビー級は俺一人。当然狙われるし、今後、後楽園も含め絶対、俺が狙われる。狙われるけど、そこは何としてでも耐え忍んでジェイク・リーに渡す。で、ジェイク・リーが戦ってる時に何としてもこっちに勝ちの流れをもってくるサポートを俺は絶対する。それはどんなシチュエーションになってもお互い心がけてるんで。正念場だよね」

▼ジェイク「ホントにそう。あとね、俺たちは勝ち点もそうだけど、マイクで言ったように、こういうふうに地方に来た時わざわざ来てくれるお客さんがいっぱいいてね。俺、凄ぇうれしいんだ。そんな中でプロレスをやるって。だから、その人たちを楽しませたいし、喜ばせたい。いろんな感情がごっちゃになってね、これぞプロレスだっていうのを俺はどんどん見せていきたい。まだ声も出せないしね、どうしても不完全燃焼になるお客さんもいるかもしれないけど、俺も岩本さんも声出さなくても発散できる方法とか、もっともっといろいろ研究して、それもツイッターとかで告知していくから。だから、そういうのも俺たちを見てほしい。だから再三言うけど、この時期乗り越えて、みんなでプロレス楽しみましょう。次の新潟も俺たち勝つんで、またよろしくお願いします」