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11/22【NOAH】ハリウッドJURINA“復活"か!? M's alliance興行の開催が浮上

『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.4』神奈川・横浜武道館(2020年11月22日)

 "ハリウット“JURINA"ことSKE48所属のアイドル・松井珠理奈さんが“復活"に意欲。全面バックアップを約束した武藤敬司たちはM's alliance興行開催を視野に入れた。

 SKE48のエースとして活躍する松井さんは、2017年にテレビ朝日系列で放送されたドラマ『豆腐プロレス』において、“ハリウッドJURINA"の役名でプロレスに挑戦。ミラノコレクションA.T.などレスラーから直接指導を受け、ドラマの中ながら棚橋弘至のハイフライフローを思わせる必殺技・フライングJURINAや不知火も披露し、見事にプロレスに順応してみせた。聖地・後楽園ホールのリングにも立っている。このドラマをキッカケにプロレスにハマリ、各団体を観戦。その縁もあって、ABMEAのノア中継のゲスト解説を務めることになり、武藤率いるユニット・M's alliance入りにも繋がった。

 今大会ではGHCタッグ王座に挑戦する丸藤正道&船木誠勝ともに花道から登場。ハリウッドJURINAさながらのコスチュームで一緒にリングに上がると、実況席で試合を見守った。残念ながら丸藤組のベルト奪取はならなかったが、試合後に杉浦軍の“最高顧問"蝶野正洋に呼び込まれると、武藤とともにリングイン。杉浦軍に勧誘されたが、武藤の指示を受けると、躊躇なくビンタを叩き込み、黒の総帥を慌てさせた。

 大会終了後、M's allianceのメンバーとしてコメントを発表した松井さんは、武藤や丸藤の奮闘に刺激を受けたようで、「もし戦うとなったら、しっかり準備します」と“リング復帰"に色気。武藤に戦う意志を確認されると、「そういう機会がいただけるんであれば」と明言した。

 松井さんの順応力を知る丸藤は復帰に太鼓判を押すと、武藤は「一番盛り上げて、興行を成功させるには、ダブル松井の2人で試合させるんだよ」と現在はSKE48を卒業して女優として活躍している松井玲奈さんとの対戦を提案。「ダブル松井だったら、武道館いけるなあ」と日本武道館での“ダブル松井対決"までぶち上げた。

 「本当に言ったからにはやるしかないなあとは思います」と改めて宣言した松井さんは「ホントに毎回プロレスを見ていて思うのは、女性の方とかって怖いかなあとか、そういうイメージがあると思うんですけど、男の方たちがぶつかり合って戦っている姿って凄いカッコ良くって。その方々のストーリーとかを知ってまた見ると、素敵だなっていうのを感じるので、より女性の方とかにもたくさん見ていただけたらいいなっていうのは思います」と新規女性ファンの獲得にも意欲を見せた。

 松井さんのアピールを受けて、武藤も「試合やりたいって言ってるんだから、それ実現させようよ」と全面バックアップを約束。「ちょっとノアじゃややっこしくなっちゃうんで…」と話した丸藤は「M's allianceで何かやりたいですよね」と自主興行開催を視野に入れると、他のメンバーも前向きだった。

 可能性は低いながらも、仮にダブル松井対決が実現すれば、武藤の言葉通り“武道館クラス"の大会になることは確実。ハリウッドJURINAがリング復帰を果たせば、M's allianceのみならず、プロレス界にとってもよい追い風になりそうだ。

【試合後の丸藤&船木&武藤&宮本&松井】
▼武藤「マルちゃん、残念。応援したんだけど」

▼丸藤「すいません」

▼武藤「フナちゃん、残念。応援したのに」

▼丸藤「上手かったっす、桜庭さん」

▼武藤「本当に最後で最後、勝ったと思ったのに」

▼松井「勝った-!って」

▼丸藤「油断しましたね。すいません」

▼武藤「相手を応援したら反則だよ」

▼松井「そんなことないです(笑)」

▼武藤「俺、蝶野と握手した時、ビックリしたもん」

▼丸藤「俺もマジかと思いました」

▼船木「裏切られたと思って」

▼松井「『プロレスファンなら平等に応援しろ』って言われた時に、ちょっと『確かになあ』って思っちゃった気持ちもあって」

▼武藤「いや、その八方美人はやめてもらって」

▼松井「はい。でも、この辺(耳)から悪魔のささやきが聞こえていて。『振り返ったらビンタしろ』って言われたんです。だから、やっぱりダメだなと。私は松井だし、『M』だし。M's allianceじゃなきゃダメだと思ったです。ていう気持ちを込めて、ビンタしました」

▼武藤「だって、今日のこのコスチュームだって戦闘態勢じゃない? まさしく」

▼松井「このまま行けそうだよねって話をしたんですけど、でももし戦うとなったら、しっかり準備しますし」

▼丸藤「オッ?」

▼船木「戦う?」

▼武藤「戦う?」

▼松井「そういう機会がいただけるんであれば…」

▼丸藤「武藤さん、リングで彼女は試合してるんですよ」

▼松井「試合したことあるんです」

▼船木「えっ? ああ、テレビのドラマで」

▼松井「それから後楽園ホールとかでもやったんで」

▼船木「確かにそうだ。できますよ。できます、できます。試合もできます」

▼丸藤「しかも不知火もできるんですよ」

▼武藤「マジで?」

▼松井「なので、ぜひM's allianceで皆さんと一緒に」

▼丸藤「ちょっとノアじゃややっこしくなっちゃうんで…」

▼武藤「じゃあ、相手は?」

▼船木「女子プロ?」

▼武藤「一番盛り上げて、興行を成功させるには、ダブル松井の2人で試合させるんだよ」

▼船木「ダブル松井?」

▼武藤「もうひとり松井がいるんだよ」

▼松井「もうひとりいるんですよ。もう卒業したメンバーなんですけどね」

▼武藤「いいよ別に、卒業してたって」

▼松井「一応ライバル関係だったんです」

▼武藤「プロレスっていうのは因縁が大事じゃない?」

▼松井「確かに因縁はあります」

▼丸藤「さすがに自由っすね。さすがにMASTERSやっているだけありますね、武藤さん」

▼武藤「マルちゃん、ちょっと上手くセッティングしてよ」

▼丸藤「これは武藤さん、僕はちょっと今日負けてなんなんですけど、M's allianceで何かやりたいですよね」

▼船木「特別興行、特別大会を」

▼武藤「だって、試合やりたいって言ってるんだから、それ実現させようよ」

▼丸藤「そうですね。ノアだとちょっといろいろ大変かもしれないんで」

▼船木「どこでやりますか?」

▼宮本「M's alliance自主興行みたいな」

▼武藤「いや、ダブル松井だったら、武道館いけるなあ」

▼松井「まだ決まってないですからね(笑)」

▼丸藤「もちろん前田(日明)さんにも来てもらって。M's allianceバトルで、前田さん対宮本裕向とかね」

▼宮本「いやいや、無理です、無理です」

▼武藤「いや、前田日明プロデュースの試合とかさ、そういう形でいいじゃん?」

▼丸藤「ここまで来たらやりたいんでね」

▼松井「そうですね。ぜひできたら」

▼丸藤「そこでぜひ」

▼松井「はい。お力になれればいいなと」

▼丸藤「不知火見せてよ」

▼松井「頑張ります」

▼武藤「なんか試合に負けたけど、元気が出てきたよ」

▼松井「ホントですか?」

▼武藤「ホント、ホント。戦いたいって言ったから」

▼松井「でも、これから始まりなんでね」

▼武藤「チームが負けたから。元気出てきたよ。もう忘れたよ、試合に負けたこと」

▼丸藤「じゃあ、俺も忘れた!」

▼宮本「忘れましょう!」

▼松井「忘れよう!」

▼船木「忘れました」

――丸藤選手、今日はタイトルマッチながら、セコンドも重要な、かなり特殊なシチュエーションでの試合だったが?

▼丸藤「そうですね。たぶん今までのノアには無いような色だったとは思うんですけど、それも新しい一面としてファンの人にも楽しんでほしかったし。やっぱね、プロレスを好きな人にこういう風に楽しんでもらえるっていうのは、僕も非常に楽しかったんで」

▼武藤「ちょっと蝶野のしゃべりが長いよ。あいつ、だいたい俺がいるところを追いかけてくるからな、ホントに」

▼船木「便乗便乗で」

▼丸藤「仲悪いんですか?」

▼武藤「あんまり仲良くはないよ。たぶんダブル松井ぐらい仲悪い(笑)」

▼松井「えー! うそー!」

▼宮本「わかりやすい」

▼松井「じゃあ、戦わないとですね?」

▼武藤「もういっぱい戦ってきたんだよ」

――珠理奈さんも正式に決まれば、また練習に入る?

▼松井「そうですね」

▼丸藤「言ったからにはやるしかないよ」

▼松井「本当に言ったからにはやるしかないなあとは思いますけど。でも、ホントに毎回プロレスを見ていて思うのは、女性の方とかって怖いかなあとか、そういうイメージがあると思うんですけど、男の方たちがぶつかり合って戦っている姿って凄いカッコ良くって。その方々のストーリーとかを知ってまた見ると、素敵だなっていうのを感じるので、より女性の方とかにもたくさん見ていただけたらいいなっていうのは思います」

▼丸藤「100点!」

▼武藤「言う通りだよ」

▼松井「嬉しい。自分がそういうキッカケになれたらいいなって思います」

▼武藤「素晴らしい。俺たちも応援したいね、ホントに」

▼丸藤「うちらもこういうちゃんとしたコメント出せないと(笑) 素晴らしい」

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