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12/2【DRAGONGATE】清水酷似のボクティモ・ドラゴン爆誕 ウルティモムーブで初陣快勝

『FANTASTIC GATE 2020』東京・後楽園ホール(2020年12月2日)
○ボクティモ・ドラゴン&斎藤了&パンチ富永vs神田裕之&新井健一郎&堀口元気×

 ボックR清水に酷似したマスクマン“ボクティモ・ドラゴン"が聖地・後楽園ホールで爆誕。団体の創始者・ウルティモ・ドラゴンを真似た動きを連発し、初陣で快勝した。

 11・5後楽園大会で心機一転リングネームを「ボックR清水」に改名した清水だったが、ウルティモのラ・マヒストラルに丸め込まれて敗退。その後も11・28仙台、11・29静岡でもウルティモに連敗していた。そして、迎えた後楽園。斎藤&富永とのチーム・ボクトリオで、闘龍門世代の堀口&神田&新井と対戦する予定だったが、入場時に清水は姿を現さなかった。

 斎藤とセコンドに付いた土井成樹は「まさか飛んだ?」と不安顔。突然、照明が消されると、「まさか!」と騒いだものの、ライトが灯ってもシュン・スカイウォーカーのようにリングで仁王立ち…とはいかず、仕方なく土井がダブルヘッダーを覚悟した瞬間、場内にはウルティモの入場テーマ「セパラドス」が鳴り響いた。

 しかし、流れてきたのはどこか聞き覚えのある野太い歌声で、入場ゲートに現れたのは清水の体型と酷似した巨漢のマスクマン。ウルティモと同じく龍をかたどったマスクで、「ボク」と文字が刻まれている。本人は自信満々にウルティモの入場時の動きを完コピしてみせた。

 その名もボクティモ・ドラゴン。斎藤に「すいません。ごめんなさい。清水君だよね?」と確認されたが、「いいえ」と言い張り、ウルティモに許可を取っていないことも告白した。「観客へのクリスマスプレゼントで一日限りだよね?」と問われても「いいえ」と即答し、今後もこのキャラクターを続けていくと明言した。

 団体の創始者を真似てむざむざと負けることは許されない。試合前には斎藤から「今日負けたら終わりにしてよ」と念押しされたが、序盤から意外にもスピード感溢れる動きを披露した。タイガーマスクばりの軽やかなステップを披露すると、堀口には華麗なアームホイップやドロップキックを決めて場内を沸かす。ウルティモを真似た変型スクリューレッグブリーカーは阻まれたが、首投げ&ヘッドシザースホイップは完璧に決めてみせた。

 ラ・ケブラーダは足を引っ張られて未遂に終わると、後半はスピードが落ち、ソバットも切れ味はイマイチだったが、神田のジョン・ウーやフロントハイキックを受けても倒れず、本家以上の力強さを発揮する。

 最後もボクティモが決めた。ドラゴンスクリューやキックのコンビネーションなどウルティモムーブを連発すると、満を持して堀口にラ・マヒストラルを狙う。一度はバックスライド・フロム・ヘブンで切り返されたものの、ギリギリで肩を上げると、今度こそボクティモ式マヒストラルでクルリ。初陣を自らの勝利で締めくくった。

 まさかの勝利に「オーラ感じるけどな」(土井)、「これ、ありかもしれない。いけるかもしれないですよ、ボクティモさん」(斎藤)と仲間たちと手応えを感じた様子。ベテラン然とした雰囲気で「いきましょう」と自信満々に答えたボクティモは、最後にチーム・ボクの面々と「オイッス!」と雄叫びを上げたが、これにはさすがに土井が「本家やってへんやん!」とツッコんでいた。


【試合後の斎藤&ボクティモ&富永、土井】
▼斎藤「校長に見えてきた」

▼土井「オーラ感じるけどな」

▼ボクティモ「勝った」

▼斎藤「勝ちました」

▼土井「自然に敬語になりますよね」

▼斎藤「これ、ありかもしれない。いけるかもしれないですよ、ボクティモさん」

▼ボクティモ「いきましょう」

▼土井「いけるとこまで」

▼ボクティモ「いきましょう」

▼斎藤「巻き返しましょう、これからですよ。まだまだ2020年終わってないから」

▼土井&斎藤&ボクティモ&富永「オ、オイッス!」

▼土井「本家やってへんやん!」

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