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12/6【新日本】デスペ首位通過、決勝へヒロム「世界中に俺とお前の歴史みせてやろうぜ」

『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』(2020年12月6日)福岡国際センター
「BEST OF THE SUPER Jr.27」公式戦 ○エル・デスペラードvsBUSHI×

 デスペラードがBUSHIを破ってスーパージュニア1位通過を決定。決勝戦の相手となるヒロムは「世界中に俺とお前の歴史をみせてやろうぜ」と呼びかけた。

 シングル無冠のデスペラードだが、6勝2敗で最終戦を迎え、スーパージュニアの栄冠に手が届くところまできた。最後の相手は4勝4敗のBUSHI。ここまで首位タイだったSHO、ヒロム、石森との直接勝利にいずれも勝利しており、BUSHIを破れば決勝進出が決まる有利な状況だった。

 プランチャ式コルバタでBUSHIに先制を許したデスペラードだが、左足へのピンポイント攻撃で主導権を握る。負けじとBUSHIもミサイルキックを連発し、エプロンDDTを敢行。トペスイシーダを連発してリングアウト寸前に追い込んだが、デスペラードはマフラーホールドで捕獲して再び足攻めを展開した。

 粘るBUSHIもギターラ・デ・アンヘルを食い止め、延髄斬り、コードブレイカーで逆転。カナディアンデストロイヤーで突き刺したが、勝負をかけたエムエックスはデスペラードがスパインバスターで切り返すと、マフラーホールドからのヌメロ・ドスで絞め上げてBUSHIをギブアップさせた。

 7勝目を挙げたデスペラードが勝ち点14をマークして公式戦全試合を終了。ヒロム、石森と首位タイとなったが、直接対決で両者に勝利しているため首位通過が決まった。優勝戦の相手はヒロム。試合後、デスペラードが「言いたいことがあるだろうから、どうせみてんだろヒロム。お前に任せるよ」と呼び込むと、手拍子によるヒロムコールに後押しされてヒロムが登場。「こんなに早くお前にリベンジできるなんて、俺はうれしいよ。しかも日本武道館だぜ。いい顔してんな。なぁ、エル・デスペラード。世界中に俺とお前の歴史をみせてやろうぜ」と呼びかけた。

 デスペラードの正体があの男ならば、ヒロムとの決勝戦は同期対決となる。舞台となる12・11武道館でスーパージュニアとタッグリーグどちらの決勝戦がメインを張るか未決定だが、デスペラードは「ヒロムとガッチリ決着がつけられるなら俺はどっちでもいい」とこだわらず。武道館の大舞台でヒロムと栄冠を争い、初のシングル勲章を手にするのみだ。

【デスペラードの話】「1位通過? ほう……過去、俺の人生で何かを1等賞で通り抜けたっつうのは……初めてかもね。記憶にねぇな。BUSHIに対しての言葉っつうのはリング上で吐いたからもういいや。あの通りだ。あとはよ……ああ、しゃべりてぇけど、なんも出てこねぇ。っていうか、試合のことも正直覚えてねぇ。俺なに言った? よくわからん。チクショー、殴ったと思ったときの延髄(斬りが効いてるの)かな? (次第に上半身がフラフラし始める)わかんねぇ、クソッ……。だけどヒロム、お前が出てきてくれて俺も助かったぜ。まだ、あれか? (日本武道館での)試合順っていうのは決まってないのか? まあ、どっちでもいいよ。ヒロムとガッチリ決着がつけられるなら、俺はどっちでもいい。もうダメだ……。(言いたいことは)あとでTwitterに上げるわ。(控室に向かおうとしていたが立ち止まり)まあ、いいわ。あとで(メールで)送っとく。なんかTwitterって恥ずかしいな。お前らに送っとく。ちょっと2、3日開くと思うけど、待ってくれ……」

【BUSHIの話】「(足を引きずりながら戻って来て、コメントスペースにたどり着くや崩れ落ちる。上半身を起こして)オイ、デスペラード、テメエ、テメエ! クソーッ!! 俺はな、お前のことなんて大っ嫌いだ。だがな、認めてやる。クソッ……認めてやる。今だけだ。今だけは認めてやる……」

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