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12/13【全日本】葛西がヨシタツ軍狩りでGAORA挑戦要求

『AJP Prime Night 2020〜年内最終興行〜』東京・後楽園ホール(2020年12月13日)
○葛西純&竹田誠志&吹本賢児vsヨシタツ&力&岡田佑介×

 葛西がヨシタツ・キングダムを撃破し、ヨシタツにGAORA王座挑戦を要求した。

 「王道、ストロングスタイル、エンターテインメント、ルチャ、格闘技、ハードコア、デスマッチ、全てのスタイルに対応できる世界で唯一のレスラー」と発言したヨシタツに、葛西が「おめぇ、デスマッチ舐めてんじゃねぇのか? だったらよぉ、この世界一のデスマッチファイター葛西純がてめぇに胸を貸してやる」と宣戦布告して両者の遺恨が勃発。この日、6人タッグで激突することになった。

 当初、葛西はデスマッチを要求していたが、ヨシタツは「正々堂々と俺とまっとうなレスリングで勝負してみろよ」と返答。結局、通常ルールを承諾した葛西だったが、「ヨシタツを血祭りにあげるための準備はすでに完了している」とデスマッチスタイル投入を示唆していた。

 迎え撃つ立場のヨシタツは顔半分を白くペイントした“キラーヨシタツ"で登場。大仁田厚と電流爆破マッチを戦った時に着ていた革ジャンスタイルで試合に臨んだ。ゴング前から葛西に奇襲を受けても、正攻法で返り討ちにしてみせた。

 しかし、その後は葛西組のペースに。李日韓レフェリーに防がれたものの、竹田がハサミを、吹本がナイフを手にして凶器攻撃を狙う。葛西も竹田と怒とうの連続攻撃でヨシタツを攻め立てると、ついに包丁を投入。ヨシタツはなんとか回避して奪い取ったものの、しばし逡巡したうえで自ら手放して、相手の土俵に上がらなかった。

 そんなヨシタツをあざ笑うかのように、葛西は終盤で竹串の束を持ち込み、岡田の脳天に突き刺すと、リバースタイガードライバー、パールハーバースプラッシュと猛攻。流血した岡田を最後は垂直落下式リバースタイガードライバーで葬った。

 unchainがヨシタツ・キングダムを撃破。試合後、葛西は「おい、ヨシタツ。お前、随分カッコいいオモチャ持ってるじゃねえかよ。今日で終わったと思うなよ。今日が始まりだ。お前のその素敵なオモチャ、オレっちがちょうだいするから、オレっちの挑戦受けろ」とGAORA王座への挑戦を要求した。

 それを聞いたヨシタツは「葛西、お前なんにも知らないみたいだな。俺が巻いてからこのGAORA、挑戦者が挑戦したいと言って挑戦できるベルトじゃないんだよ。いつも俺が挑戦者を逆指名してきたんだ。偉そうに挑戦したいなんて言うんじゃねえよ」と斬り捨てたうえで、「葛西、たった今、お前を次のGAORAの挑戦者に指名する。かかってこいや」と迎撃を宣言。GAORA王座を懸けての対戦が決定的となった。

 「世界一のデスマッチファイター? それはね、俺も認めるよ。世界でもたぶんそう言われているんじゃない? でもね、俺からしたら、デスマッチファイターなんてそもそも分母が少ないから。だろ? そんなの、その少ない中での一番だから」とバックステージでも葛西を酷評したヨシタツは、「次のGAORA、葛西とやってやるよ。その代わり、言っておくぞ。ヨシタツはハンパじゃないぞ」と最後まで強気だった。

 一方、葛西も「いやあ、手応えなさすぎるな、ヨシタツ。あいつ、デスマッチでもなんでもできるんじゃねえのか? リングに上がって、あいつの目を見て思ったよ。ビビッてるよ、あいつ」とヨシタツを認めず。「試合中、大仁田厚から受け継いだかなんだか知らねえけど、革ジャンを着やがってよ。大仁田のデスマッチと葛西純のデスマッチを一緒にするな、ボケ。オメエに本物のデスマッチってもんを見せてやる。教えてやる。とりあえず授業料はGAORAのベルトだ」とタイトル奪取に自信を深めた。

【試合後のヨシタツ&岡田】
――葛西選手と対戦したが?

▼ヨシタツ「今日やってみて、調子に乗ってるね。世界一のデスマッチファイター? それはね、俺も認めるよ。世界でもたぶんそう言われているんじゃない? でもね、俺からしたら、デスマッチファイターなんてそもそも分母が少ないから。だろ? そんなの、その少ない中での一番だから。悪いけど、俺はWWEに入りたい世界中の五万という人間の中から選ばれて、底辺からマンデー・ナイト・ロウ、トップまでのし上がった男だ。いいよ、世界一のデスマッチファイター、かかってこいよ。やってやるよ。GAORA懸けてやってやるよ。次はいつだ? 知らねえけど、次のGAORA、葛西とやってやるよ。その代わり、言っておくぞ。ヨシタツはハンパじゃないぞ」

――今日はなぜ革ジャンで試合に臨んだ?

▼ヨシタツ「これはね、俺がデスマッチをやったことないって思っている人間が多いから。俺はこれを着て、大仁田さんに有刺鉄線バットや電流爆破を食らわしてるんだよ。2回やってんだ。こう見えて、デスマッチやってんだ。デスマッチもやったことねえくせに、デスマッチとか言って調子に乗るのは違う? 俺はやったことあんだよ。その証明のために、今日は着てきたよ。あと、なにを使ってくるか、今日はわかんなかったんで。防御の意味でも、今日はこれ着てやった。案の定、やってきただろ? 絶対なんかやってくると思ったんだよ。まあでも、『デスマッチファイターとして誇りがあるなら、出禁覚悟で凶器持ってこい』って言ったけど、持ってきた。プライドだけはあるみたいだな」

【葛西の話】「いやあ、手応えなさすぎるな、ヨシタツ。あいつ、デスマッチでもなんでもできるんじゃねえのか? リングに上がって、あいつの目を見て思ったよ。ビビッてるよ、あいつ。骨がなさすぎるよ。だったらよ、岡田のほうがよっぽど骨があるよ。まあいい。あいつの持っているGAORAのベルト、メチャクチャカッコいいから。あいつが持っているなら、一発で獲ってやる。なにがデスマッチでもなんでもできるだ、コノヤロー。それになんだ、あいつ。試合中、大仁田厚から受け継いだかなんだか知らねえけど、革ジャンを着やがってよ。大仁田のデスマッチと葛西純のデスマッチを一緒にするな、ボケ。オメエに本物のデスマッチってもんを見せてやる。教えてやる。とりあえず授業料はGAORAのベルトだ」

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