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12/15【DDT】D王GP優勝戦へ会見 竹下がリベンジ宣言も秋山断言「今の精神状態なら僕には勝てない」

 12・27後楽園大会で行われる『D王 GRAND PRIX 2021』優勝決定戦「竹下幸之介vs秋山準」へ向けた会見が15日、東京・渋谷区のサイバーエージェント本社で行われ、両者が出席。「DDTを本当の意味で先頭で引っ張っていくため」にリベンジを誓う竹下に対し、秋山は手厳しく「変わってない。今の精神状態なら僕には勝てない」と断言した。

 第4回大会となった今年のD王GPはAブロック1位の竹下とBブロック1位の秋山の間で優勝戦が争われることになった。両者は11・3大田区大会で秋山が勝利したシングル初対決以来、約2ヵ月ぶりの再戦。優勝者は2021年最初のビッグマッチとなる2・14カルッツかわさき大会でKO-D無差別級王者・遠藤哲哉に挑戦する。

 竹下は念願だった秋山との雪辱戦を決め、2年ぶり2度目の優勝へ向けて申し分のない舞台が整った。「20年は僕のなかでいろんな葛藤、不安、そういう、いろんな気持ちが渦巻くなか、11・3大田区で秋山選手と闘って、自分本来のプロレスがわからなくなった一戦になった」と前回の敗戦を振り返ったものの、「この2ヵ月弱でリベンジの機会がきた。21年、DDTを本当の意味で先頭で引っ張っていくために秋山選手に勝って、20年に大きく飛躍した遠藤哲哉とタイトルマッチで対戦したい」と2021年の捲土重来を期して自らに必勝を課した。

 気になるのは、負傷している左腕(筋肉断裂)の回復具合だが、竹下は悲観していない。「日に日によくなっています。リーグ戦中はよくなっても、試合でそこを狙われるので、悪化しての繰り返しだった。今は腕のトレーニングも少しずつ再開してる。今の感覚なら27日、100パーセントの状態で闘える」との見通しを示した。

 遠藤がプロレス大賞で技能賞を受賞したことも刺激となっている。「KO-D無差別級のベルトに何度も戴冠して、防衛記録も持ってる。遠藤が、僕が3年間でやろうとしてできなかったプロレス大賞の三賞の一つ(技能賞)を獲るということを成し遂げた。その遠藤と再びベルトを懸けて闘いたい。それが今のタイトルマッチに臨むモチベーションです」と言い切った竹下にとって、秋山超えにかける思いと遠藤へのライバル心が優勝への原動力となる。

 対する秋山は竹下に連勝すれば初出場・初優勝となる。全日本からDDTにレンタル移籍した今年、間違いなく転機となった。「(DDTに)一人で来て、大石(真翔)選手をはじめ、みんなが手助けしてくれて、ここまで来れた。チームの大切さがわかった。仲間の輪をDDTですごく感じた1年」と振り返った秋山は、大石が首位の遠藤を破ったことで決勝に進む形になったとあって、「僕が決勝にいけたのは実際、自力だけではなく準烈リーダーの大石選手にも助けられて、ここまで来ました」と感謝。「自分のためだけじゃなく、彼のためにも、横にいる竹下選手に勝って優勝して、遠藤選手の前に立ちたい」との意向を示し、遠藤へのリベンジも見据えて優勝を誓った。

 秋山に敗れたことで竹下は迷いを見せていたが、「この1ヵ月半くらいで答えがみつかるほど簡単なものではない。もがき苦しみながら闘い抜いたD王GPだった。やれることはやった自負はある。自分が間違っていたのか正しいのか、リマッチで(変わったかどうかの)答え合わせをしたい」とD王GPにおける戦いで自信を回復している。が、秋山は手厳しく「変わってない。今の精神状態なら僕には勝てない」と断言。「もっと開き直って。やってきたことが正しいかどうか僕もわからない。僕は全日本からノアに行って、全日本に戻って、DDTに来たけど、すべて正しいと思ってるし、そう思わないとやってられない。自分がやってきた道を正しいと思うことをやらないといけない」と持論を展開したうえで、「彼のプロレスはすべて正しい。悩んでることも正しいと全部思わないと。『DDTの竹下がトップだ』と思う気持ちで来てもらいたい。そうでないと僕には勝てない」と注文をつけていた。

☆12/27(日)東京・後楽園ホール『D王 GRAND PRIX 2021 the FINAL!!』10:30開場、11:30開始

▼「D王GRAND PRIX 2021」優勝決定戦
[Bブロック1位]
秋山準
(1/無)
竹下幸之介
[Aブロック1位]

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