12/23【新日本】イス乱舞で大乱闘…SANADA-EVILは両者暴走状態でドームへ

『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2020年12月23日)
○鷹木信悟&SANADA&高橋ヒロムvsEVIL&石森太二&ディック東郷×

　SANADAとEVILが最後の前哨戦でイス乱舞の大乱闘を展開。両者とも暴走状態でドームでのシングル対決に突入することになりそうだ。

　1・5東京ドーム大会での一騎打ちへ向け、EVILが「キレてみろよ」と挑発すると、激怒したSANADAが前夜の後楽園大会で掟破りの逆EVILからのScull Endで公開処刑。両者の遺恨が深まる中、最後の前哨戦に臨んだ。

　この日行われた会見でSANADAは東郷のスポイラーズチョーカーで絞め上げられて怒りを増幅。当然、その怒りはEVILに向けられ、入場と同時に襲撃すると、フェンス攻撃で先手を取った。EVILもお返しとばかりにフェンス攻撃を敢行したが、SANADAも負けてはいない。再びフェンス攻撃を連発し、馬乗りになってパンチを連打して珍しく怒りの感情をむき出し。急所攻撃で反撃されても、東郷とのツープラトン攻撃を阻止したSANADAはドロップキックで二人まとめて吹き飛ばした。

　勝負を決めたのは1・5ドームでコブとのNEVER王座戦を控える鷹木。東郷のクロスフェースやスポイラーズチョーカーで絞め上げられたが、スライディングパンピングボンバーをさく裂。カットに入った石森をヒロムがトラースキックで蹴散らすと、ヒロムを撃退したEVILのローブローをSANADAが食らってしまったが、鷹木がEVILを排除し、パンピングボンバーを叩き込んで東郷を料理した。

　試合後、EVILはイス攻撃で鷹木とヒロムを暴行。そこへSANADAがイスを手に急行し、イスチャンバラを展開した。ともにイスを投げ捨てても乱闘は収まらず。「やんのか?」と迫るEVILを場外に叩き落としたSANADAはパンチを連打し、逆水平やサミングで応戦するEVILをバックステージに連行した。両者ともノーコメントだったが、最後の前哨戦で大乱闘を繰り広げ、遺恨は沸点へと達しつつある。あとは13日後の一騎打ちを迎えるのみとなったが、両者とも暴走状態とあって、ただで済みそうにない。

【鷹木の話】「まあ、各々、スイッチが入ってるようだが、もちろん俺もジェフ・コブに対してスイッチ入ってるからな。あいつとは体重差があって、パワーも運動神経も正直言って勝てねえよ。勝てねえよ。だがな! 俺にはありったけの魂があるんだよ。こんな俺でも底力があるんだよ、おい! ジェフ・コブよ、1・5『スープレックスパーティー in 東京ドーム』、今から楽しみだぜ」

【ヒロムの話】「(※東京ドーム会見に現れたニセファンタズモ仮面を被って、カクカクした動きをしながらコメントスペースに登場し)お遊びは終わりだ。前哨戦って言っても何も生まれない。ファンタズモがいないんだ。仕方ないだろう。でも、これ(ファンタズモのお面)を持ってきたおかげで、どれだけ俺がエル・ファンタズモ戦を楽しみにしているか、皆さんご理解いただけたでしょ? だって、このアイデア、昨日の夜12時に思いついて、1時間かけて作ったんだ。寝る間を惜しんで、この仮面を作ったんだ。この仮面を見れば、どれだけ俺が1月4日のエル・ファンタズモ戦を楽しみにしているか、理解していただけるでしょう。なあ、ファンタズモ。1月4日、第1試合だぜ? 第1試合、新日本プロレスの第1試合の意味わかってるか? 最高に誰も想像ができないクレイジーな試合やってやろうぜ。お前もそれが望みだろう。みんなが引いちゃうような試合を、第1試合でしちゃいましょうよ。その先に待ってるのは石森、お前のIWGPジュニア、そのベルト、俺がいただく。俺は『BEST OF THE SUPER Jr. 27』の覇者だ」

※SANADAはノーコメント


【石森の話】「(コメントスペースに来るなり座り込んで)今日の会見で言った通り、今回の東京ドームはBULLET CLUBの祭りになるよ。ジュニアは俺とファンタズモで乗っ取る。まあ、ヒロムとやるのも凄えおもしれえんだけどさ。(IWGPジュニアのベルトを掲げながら)このベルトは気力とユニークさの象徴じゃねえんだよ。力と体が到底俺らには及ばない。まあ、でも、ヒロムのことだから、あの神宮の時みたいにシックスパックに仕上げてくるかな? ヘッヘッヘッヘ。まあ、1・4は楽しみに見させてもらうよ」

※EVIL、東郷はノーコメント