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12/27【DDT】ZERO1退団・DAMNATION入りの火野が圧巻始動 全方位に宣戦布告

『D王 GRAND PRIX 2021 the FINAL!!』東京・後楽園ホール(2020年12月27日)
○火野裕士&遠藤哲哉&高尾蒼馬&マッド・ポーリーvsHARASHIMA&クリス・ブルックス&青木真也&中村圭吾×

 ZERO1を退団し、DAMNATION入りを果たした火野が圧巻始動。全方位に向けて宣戦布告した。

 11月にZERO1を退団したばかりの火野は、12・23路上プロレスに乱入。肋骨骨折で欠場中の佐々木大輔に加勢した。かつてユニット・モンスターアーミーで共闘していたこともあるだけに、火野は佐々木の要請を受けてDAMNATIONに合流。今大会では遠藤&高尾&ポーリーと組んで、HARASHIMA&ブルックス&青木&中村組と激突した。

 セコンドについた佐々木と肩を組んで登場した火野。DAMNATIONが奇襲を仕掛けると、火野はあいさつ代わりにHARASHIMAに襲いかかる。中村と対峙すると、逆水平一撃で打ち倒し、倒れた状態から軽々と抱え上げてホールアウェイスラムで投げ捨てた。そんな姿を佐々木はビール片手に頼もしげに見守る。

 HARASHIMAとはリング上でも対峙。エルボー合戦を繰り広げると、HARASHIMAの逆水平をくらっても不敵な笑みを浮かべる。そして、Tシャツを脱ぎ捨てると、重たい逆水平で返答。HARASHIMAが負けじととミドルキックを放つと、両手を背中に組んで仁王立ちしてみせた。トラースキックを食らうとよろめいたものの、ラリアットでなぎ倒す。

 D王GP制覇を逃したKO-D王者・遠藤や1・9後楽園でタッグ王座挑戦を控える高尾も充実ぶりを見せつけたが、やはりこの試合の主役は火野。連係攻撃にも加わってチームワークも機能すると、最後も自ら試合を決めた。突っ込んできた中村をショルダータックルで吹き飛ばすと、遠藤はキリモミ式サスケスペシャルで相手チームを場外に足止め。すかさず火野はフロッグスプラッシュで中村を圧殺して試合を制した。

 火野がDAMNATION初戦で快勝。試合後、マイクを持った佐々木は「後楽園ホール、ご紹介しましょう。知ってる? あんまり知らない? DAMNATION新メンバー、火野裕士!」と頼もしい新メンバーを紹介し、「おい、2020年はもう終わるけどな。2021年、俺はいないけど、DAMNATIONがこのDDTのリングをメチャクチャにしてやるぞ」と予告した。

 「火野のゆうちゃんよ、久々にあれ聞かせてよ」と佐々木にマイクを渡された火野は、「あれ…あれ…あれか?」と戸惑いを見せたものの、「OK。今日、初めてのDAMNATION最高やんけ。これからこのメンバーで、新しい仲間たちとちょっと暴れたいと思うんで、皆さん、これからもよろしくお願いします。お前ら! よう見とけよ。この、この、この、このボケどもが!」と全方位に宣戦布告した。

 DDTマットではKO-D無差別級王座、KO-Dタッグ王座、KO-D6人タッグ王座を保持した経験もあるだけに、火野の実績は十分。2021年はタイトル戦線で暴れ回ることになりそうだ。

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