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12/27【DDT】新人・小嶋斗偉がデビュー 聖地・後楽園で躍動

『D王 GRAND PRIX 2021 the FINAL!!』東京・後楽園ホール(2020年12月27日)
小嶋斗偉デビュー戦 ○岡谷英樹vs小嶋斗偉×

 新人の小嶋斗偉がデビュー。先輩・岡谷に完敗を喫したものの、逆水平で快音を鳴らすなど聖地で躍動した。

 小嶋斗偉(こじま・とうい)は1999年12月8日生まれ、埼玉県出身の21歳。身長177cm、体重80kg。サッカーの経験がある。12・19春日部では、試合前に秋山準から直接指導を受け、渡瀬瑞基とエキシビションマッチで対戦。満を持して、今年3月デビューの先輩・岡谷に挑んだ。

 真新しい黄色いタイツでリングに飛び込んだ小嶋は、岡谷と握手を交わすと、血気盛んに前に出て、ショルダータックルやヒップトスで先制した。しかし、岡谷に腰を攻められると急ブレーキ。ショルダースルーでぶん投げられ、エルボー連打を食らってしまうとフラフラに。キャメルクラッチに固められてピンチを迎えた。

 しかし、観客の手拍子に背を押されるように、執念のロープエスケープ。岡谷のノーザンライトスープレックスを阻むと、逆水平連打で巻き返す。ダイビングボディアタックやダブルチョップを繰り出すと、ドロップキックも火を吹いた。

 そして、フルネルソンに固めるが、こらえた岡谷は腰へのエルボーで一点集中攻撃を再開。逆エビ固めの構えに。極まる前になんとか振り払った小嶋は逆水平で快音を鳴らすと、エルボー連打を受けきり、レッグラリアット、フルネルソンバスターと畳みかけてチャンスを掴む。だが、逆水平にこだわり過ぎて動きが単調になったのを見逃さない岡谷は、ランニングネックブリーカードロップで鎮圧。なおも抵抗する小嶋をノーザンライトスープレックスで追い詰めると、最後は逆エビ固めでギブアップを奪い取った。

 デビュー戦は玉砕に終わったが、初戦とは思えぬ動きを披露した小嶋。DDTの若手戦線にまたひとり期待の男が加わった。

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