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12/31【RIZIN】未来が再起星「もっと格闘技と真剣に向き合う」 王者・斎藤へ雪辱予告

『Yogibo presents RIZIN.26』さいたまスーパーアリーナ(2020年12月31日)
RIZIN MMAルール(68.0kg)※肘あり ○朝倉未来vs弥益ドミネーター聡志×

 未来が40日ぶり再起戦でKO勝利。「来年から格闘技にもっと真剣に向き合って、新しい朝倉未来に期待してもらえるよう頑張りたいと思います」と誓うと、フェザー級王者・斎藤裕への雪辱を予告した。

 日本の格闘技界で最も注目を集めている朝倉兄弟の兄・未来は2018年のRIZINデビュー戦から6連勝。YouTuberとしても名を馳せたが、11月大会では斎藤にまさかの敗北を喫し、フェザー級王座獲得を逃した。わずか40日での再起戦。対戦相手は11勝5敗の戦績を誇る弥益だ。筑波大学の大学院卒でサラリーマンと兼業する異色ファイターだったが、未来の敵ではなかった。

 ゴング直後は互いにスタンドでけん制しあう五分と五分の展開となったが、結末は突然訪れた。未来は前蹴りを的確に腹部に叩き込んで弥益の動きを止めると、バッティングからの再開直後に、左ストレートがさく裂。さらに、左ハイキックをぶち込み、パンチで畳みかけると、弥益は崩れ落ち、未来の劇的KO勝利となった。

 試合後、マイクを持った未来は「前回判定負けで格闘技ファンの、僕のファンの、期待してくれている人たちの期待を裏切ってすいませんでした」と40日前の敗戦を陳謝。最近はYouTuberとしての活動も目立つが、「来年から格闘技にもっと真剣に向き合って、新しい朝倉未来に期待してもらえるよう頑張りたいと思いますんで、応援よろしくお願いします」と観客に誓った。

 「新しい自分になれるようにというか。昔の狂気的なところと冷静な部分を合わせて、より強くなりたいと思います」とさらなる進化を見据えた未来は「正直、これで前回の負けを取り返せたとは思っていないんで。正直嬉しくないですね。斎藤選手にやり返したいです。フェザー級の選手、結構いい選手がたくさんいて、誰とやっても面白いと思うんで、ファンの決める対戦相手とやって、また斎藤選手とやりたいと思います」と斎藤への雪辱を予告した。

 「保身になってたし、試合の中で。今日もやってみて、凄くリスクもあるけど、自分からの仕掛けだったりが大事で。別に11月から肉体的にまったく強くはなってないと思いますけど、精神面で2段階強くなったのを感じますね」と精神面での成長を強調した未来。「今回は短い期間でしたけど、気持ちを作って、リスクがあるけど攻めて試合をしたんで。来年からはもっと格闘技に真剣に向き合って。逆に何にもやってなかったんで、弟のようにボクシングをやったり、フィジカルトレーニングをしたりして、日本を代表して世界の強豪選手とやりたいですね」と対世界も見据えた。

 その前に、もちろん狙うはフェザー級王座奪還。「正直負ける気はしないですね。やりたいですね、早く」とすでに気持ちは出来上がっている。未来には対戦要求も集まっているが、第9試合で勝利したクレベル・コイケに興味を示した一方、第8試合で激突した荻原京平と平本蓮は「レベルが違うんで、まだまだ早い眼中にない」とバッサリ。同じYouTuberという共通点もあり、大会前に舌戦を繰り広げたシバターについては「シバターは正解だったなというか、格闘技ファンは増えたんじゃないですかね? あんなに真剣な姿を見て感動した人もいるでしょうし。プロレス的要素も含めつつ、HIROYA選手に勝つなんて凄いことなんで。今日のMVPなんじゃないですか」と評価していた。

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