プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/31【年越しプロレス】岡林&HARASHIMAがシャッフルタッグトーナメント制覇で2020年締め、タッグ継続にも前向き

『年越しプロレス2020〜年忘れ!シャッフル・タッグトーナメント〜』東京・後楽園ホール(2020年12月31日)
「年忘れ!シャッフル・タッグトーナメント」決勝戦 岡林裕二&HARASHIMAvs上野勇希&中之上靖文×

 岡林&HARASHIMAのスマイルピッサリが「年忘れ!シャッフル・タッグトーナメント」に優勝。2020年を最高の形で締めくくった二人はタッグ継続にも前向きな姿勢を見せた。

 大みそか恒例の『年越しプロレス』が今年も大日本とDDTの合同興行として開催。コロナ禍の今年は“年を越さない"形となり、「年忘れ!シャッフル・タッグトーナメント」は例年の半数となる8チーム出場で争われた。

 決勝戦に勝ち上がったのはストロング王者・岡林&HARASHIMAのスマイルピッサリと、中之上&UNIVERSAL王者・上野の中之上野。両チームともこれが3試合目となった。2日後の大日本1・2後楽園大会でストロング王座戦を控える岡林と中之上は2度目にして最後の前哨戦に。

 先手を取ったのは中之上野。中之上と上野はノータッチトペコンヒーロを同時発射した。その後も二人はダブルタックルでHARASHIMAに追撃し、中之上がボディエルボー、上野がリバーススプラッシュ式ダブルニードロップなど腹部に集中砲火を浴びせた。

 スマイルピッサリも岡林が上野に何発も逆水平を食らわせて逆襲。逆エビ固めで捕らえると、中之上がカットに飛び込み、上野も果敢に逆水平合戦を挑んだ。岡林が押し込んでも、上野は引かず延髄斬り、ドロップキックで攻め立てた。

 だが、岡林がデッドリードライブで叩き落とすと、再び流れはスマイルピッサリへ。HARASHIMAがライダーキックを放ち、ドロップキックで二人まとめて吹き飛ばす。雪崩式ブレーンバスターは上野が阻止してパワーボムで反撃したが、岡林が逆水平でカット。HARASHIMAもミドルキックやスピンキックで続いたが、上野も譲らずジャンピングハイキックを放った。

 ここで岡林と中之上が向き合った。逆水平とエルボーを打ち合う激しい打撃戦に突入し、中之上がワンツーエルボーで押し込み、岡林が逆水平を連打しても、ミサイルキックを発射。上野がミサイルキックで援護射撃すると、中之上はこん身のローリングエルボーを叩き込んだ。

 上野がトルニージョでHARASHIMAを分断すると、勢いづいた中之上は岡林とのラリアットの打ち合いに競り勝った。上野がダイビングボディプレス、中之上がダイビングエルボードロップを連続投下してたたみかけたが、HARASHIMAが蒼魔刀を串刺し式で中之上にぶち込んで岡林に加勢。すかさず岡林がパワーボム、ゴーレムスプラッシュでたたみかけて中之上から3カウントを奪った。

 岡林&HARASHIMAがシャッフルタッグトーナメントを制覇。2020年最後の戦いを制した。勝利者インタビューを受けた二人は「ホントにシャッフルでHARASHIMAさんと優勝できたんですけど、ホントにHARASHIMAさんと組めてよかったです。ありがとうございました」(岡林)、「最高に心強くてね、ほぼ岡ちゃんの活躍で優勝できたと思ってます!」(HARASHIMA)と口を揃えてパートナーを称えて感謝した。

 「ホントにこんな状況の中、お集まりいただきまして、ありがとうございました」とファンにも感謝した岡林は「今日、HARASHIMAさんと組ませていただいて、もう一回また来年も組んでると、そう思いました」とアピール。HARASHIMAも「もちろん、やりましょう!」と呼応した。

 そして最後は「2021年、素敵な年にしてやるさぁ!」(HARASHIMA)、「なんでぇ!?」(岡林)、「来年の年越しはみんな声を出して応援するさぁ!」(HARASHIMA)、「なんでぇ!?」(岡林)、「そして、来年はもっともっとプロレスを楽しむさぁ!」(HARASHIMA)、「なんでぇ!?」(岡林)、「なんでかって?」(HARASHIMA)、「ピッサリ!」(岡林)、「鍛えてるからだぁ!」(HARASHIMA)の掛け合いで締めた。

【試合後の岡林&HARASHIMA】
▼岡林「ありがとうございました!」

▼HARASHIMA「岡ちゃんの大活躍で優勝できました」

▼岡林「いえいえ、ホントにHARASHIMAさんも心強いんで、ホンマありがとうございました。いや、よかった。優勝できてよかった。ホントに」

▼HARASHIMA「よかった。2020年というのは世界にとって普通じゃない年。興行ができなくなるとか、みんなが思うようにいろんなことができなくなった年。そんな中で年越しプロレスが開催できて、その中で僕たち優勝できて、2020年最後に個人としてはいい形で終えることができて、本当によかったです」

▼岡林「ホントに今日、たくさんの方に来ていただいて、ホントに感謝しかないです。ありがとうございました。2021年もどうなるかわからないですけど、通常通りに絶対戻ってほしいし、その時はHARASHIMAさん、またやりたいですね」

▼HARASHIMA「そうね。せっかく抽選で組んで優勝したこのチーム、今日で終わりってもったいないんで、またどっかでぜひ。絶対組みたいと思います」

▼岡林「絶対ピッサリ。やりましょうホントに。きつかった。中之上、昨日、前哨戦やって、ホントにこいつ気合入ってんのかなって思ったんですけど、昨日のが効いたんじゃないですかね。今日は違ったんで。また1月2日ですね。もうすぐなんで、向こうも気合入ったということで、あとはガッチリやるだけですよ」

▼HARASHIMA「僕ら2021年も突っ走っていきましょう!」

▼岡林「やりましょう!」

――年を越さない年越しプロレスとなったが?

▼HARASHIMA「ずっと年越しプロレスで年を越していて、一回インフルエンザで欠場というのがあったんですけど、それ以外は後楽園ホールで年を越してたんで、今年はホントに久しぶりな感覚ですね。これから年越し迎えるんですけど、不思議な感覚で。それもあんなことあったねって思い出になるようなことだからいいですね。来年は」

▼岡林「ホントに笑ってみんなで」

▼HARASHIMA「声出して応援して」

▼岡林「そうですね。ホントに願ってます。それを」

――これで終わらせるのはもったいないと言っていたが、両団体を行き来するような交流のあるタッグを継続する?

▼HARASHIMA「はい、もちろん」

▼岡林「それはもちろん」

プロ格 情報局