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1/2【全日本】SNSの声に宮原「俺の耳に届いても何も言う価値がない」

『2021 NEW YEAR WARS〜ReOStaff株式会社 presents〜』東京・後楽園ホール(2021年1月2日)
世界タッグ選手権試合 ○青柳優馬&宮原健斗vs石川修司&諏訪魔×

 宮原がSNSでの声に反論するように「俺の耳には届いても何も言う価値がない」と言い切った。

 この日、宮原は青柳とのNEXTREAMコンビで諏訪魔&石川の暴走大巨人を破り、世界タッグ王座を奪取。個人として3度目の戴冠を果たした。さっそく青柳に三冠獲りのエールを送ったうえで挑戦者に立候補し、NEXTREAM対決による5冠争いを描いた。

 昨年はコロナ禍に加え、秋山準のDDTへのレンタル移籍など、全日本にとって激動の一年となった。SNS上では全日本に対する批判的な声が多数投稿され、最高男もそれらを目にした。が、「そんなのは全日本プロレスを見てないヤツの発言だ」と断言した宮原は、「申し訳ないがな、宮原健斗が何も言わないということは俺の耳には届いても何も言う価値がないからだ」と言い切った。

 過去へのこだわりが強いファンが多いこともあって、全日本の変化に否定的な声が上がってしまうのは避けられない。だが、宮原は「ファンが悲しむことを言うな。刺激的とプロレスファンが悲しむことは違うんだよ」と釘を刺したうえで、「時代は動いてんだ。過去を見てどうすんだ? エンターテインメントがこの日本を、世界中を元気にしなきゃいけないこの時代に、つまんねえこと言ってんじゃねえ。宮原健斗の目の前で言え」と声を荒らげた。

 宮原が見据えるのは「未来」のみ。「だからな、俺が引っ張るんだ。わかるか? 俺の耳に入っても、俺は何も言わねえぞ。全日本プロレスどうこう言ってもな、この俺がいるんだ」と豪語した最高男の心の叫びは、もしかしたら別の方向にも向けられたものかもしれない。ともあれ、宮原はエースとしての責務として、これからも全日本をさらに高めていくことを続ける。

【試合後の宮原&青柳】
▼宮原「OK!」

▼青柳「よし! マスコミの皆さんに聞きたい。今日、この俺、青柳優馬が勝つなんて思わなかったでしょ? どうだ? 勝つと思ってたか? 勝つと思ってた人、手を挙げてごらん…いない。いないな、みんな冷たいな。気を遣ってくれてもいいじゃないですか。でも、結果は見ての通り。この世界タッグのベルト2本、今は青柳優馬のものだ。そして、NEXTREAMのもとにやってきた。明日、諏訪魔からもう1つ、いや、もう3つある三冠ヘビーのベルトを奪って、この俺が5冠王者になる。そして、この隣にいる大将の…ごめんね、最年少記録を塗り替えちゃうからよろしく」

▼宮原「よっしゃ! 来たぞ、宮原健斗のもとにベルトが。どうですか? 世界タッグは何年ぶりだ? パートナーに恵まれなかったのかな、俺のキャリアは。ようやく掴んだ、この世界タッグ。まさか2021年、世界タッグのスタートとは思いもしなかった。人生何が起こるかわからない。ところでだ。2021年、俺の耳には入っているぞ。『全日本プロレス大丈夫なのか?』ってな。ちらほらソーシャル…SNS、なんて言うんだ?」

▼青柳「ソーシャルネットワーク」

▼宮原「ソーシャルネットワーク、ちらほら目にするがな。おい! そんな声を今日の大会を見て、ファンの皆様がどう思ったかだ。そんなのは全日本プロレスを見てないヤツの発言だ。申し訳ないがな、宮原健斗が何も言わないということは俺の耳には届いても何も言う価値がないからだ。わかるか? 何も言う価値がないことには、俺は何も言わない。ファンが悲しむことを言うな。ああ? 刺激的とプロレスファンが悲しむことは違うんだよ。だからな、俺が引っ張るんだ。わかるか? 俺の耳に入っても、俺は何も言わねえぞ。全日本プロレスどうこう言ってもな、この俺がいるんだ。俺は何も言わねえ。なぜなら、言う価値がないからだ。もう今日の大会見てわかるだろ? 俺らがベルトを巻いている。時代は動いてんだ。もう過去を見てどうすんだ? エンターテインメントがこの日本を、世界中を元気にしなきゃいけないこの時代に、つまんねえこと言ってんじゃねえ。宮原健斗の目の前で言え。俺の耳には入ってても、俺は何も言わねえ。なぜなら価値がねえからだ。全日本プロレスの未来しか俺は見てねえからだ。今日、このタッグベルトを巻いてんのは青柳優馬と宮原健斗。そして! 明日、三冠ヘビー級ベルトに挑戦する男が25歳、青柳優馬だ。今日のリング上でも感じたよ。全日本プロレスの時代は半端ない速度で動いている。俺もついていくのに必死だ。だから今日、この証が欲しかった。ただ、2021年、もうひとつベルトを巻くからな。明日、お前がチャンピオンになって、俺が挑戦する」

▼青柳「OK。一番最初の防衛戦は大将、あなただ。俺が5冠王者になって、ヨソでああだこうだ言っているヤツを俺が黙らせてやる」

▼宮原「(止めるように)言う価値がねえ! 言う必要はない。言う価値がねえ」

▼青柳「まあ、俺に任せときなさいって。俺がプロレス界を変えてやりますよ。まあ、見てなさいって」

▼宮原「おい、プロレスファンよ。2021年も、宮原健斗と青柳優馬、全日本プロレスはさらに発展する。プロレスファンよ、期待してくれ」

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