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1/5【新日本】デスヘ&金丸がジュニアタッグ盤石V2 田口&ワトを返り討ち

『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』東京ドーム(2021年1月5日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○エル・デスペラード&金丸義信vsマスター・ワト&田口隆祐×

 デスペラード&金丸が盤石のジュニアタッグ王座V2。田口&ワトを返り討ちにして、その実力を見せつけた。

 昨年9月に開催された新王者決定リーグ戦を制して、2度目のベルト戴冠を果たしたデスペラード&金丸。昨年末に2大会連続で田口&ワトに金丸がピンフォールを奪われ、今回のV2戦が決定。リーグ戦でも田口&ワトには敗れており、4ヶ月越しの雪辱戦にもなった。

 ワトが華麗なトルニージョで宙を舞えば、田口も得意のヒップアタックで続き、挑戦者組が先手。しかし、王者組は場外戦で流れを変える。金丸はパイプイスめがけてのニークラッシャーで田口の左ヒザに大ダメージを与えると、そこから一点集中攻撃へ。ワトが空中戦で巻き返しに出ても、金丸は4度も佐藤レフェリーを盾にして手玉に取り、王者が優勢で試合を進めた。

 劣勢を変えたのが田口。自らの両足を使ってデスペラードの顔面を自らの尻に叩きつける荒技でペースを乱すと、ジャンピングヒップアタックや連続ブレーンバスターなど得意技で猛追に出る。珍しくスリーパースープレックスを決めてみせると、スライディング式ヒップアタックへ。だが、金丸が横やりを入れると、王者組が左ヒザ攻めを再開。一気にデスペラードがヌメロ・ドスに絡め取ってギブアップを迫った。

 ワトの助けが間に合うと、田口が逆襲。オーマイ&ガーアンクル(アンクルホールド)で絞め上げる。ワトの619、田口のどどんスズスロウンが連続して決まると、さらにワトのレシエントメンテ、田口のスライディング式ヒップアタックもさく裂。田口はデスペラードを投げつけて金丸の介入を防ぎ、決定的チャンスを掴んだ。

 しかし、直後に暗転。田口のどどん狙いを振り払ったデスペラードが振り向きざまに顔面にナックルパンチをズバリ。不意を突かれて棒立ちになった田口をピンチェロコでマットに叩きつけ、逆転の3カウントを手にした。

 田口&ワトが追い込む場面もあったものの、終わってみればデスペラード&金丸が完勝。2度目の防衛を果たした。デスペラードは「ワトも田口も、俺たちがタッグタイトル持ってる間はなぁ、テメェらにタッグチャンピオンの目はねぇって、それだけだ。俺たちの未来じゃねぇ、テメェらの未来だよ」と挑戦者チームを酷評。金丸は「見ての通り俺らのチーム、確立してるからよぉ。えぇ!? どこのチームにも負けねぇよ。仮に負けたってよぉ、痛くもかゆくもねぇよ」と言い放ち、「それだけ俺ら自信あんだよ。勝ち負けとかそういう問題じゃねぇ自信が。そのな、俺らの自信ってのはな、経験と他のヤツには絶対負けねぇからな」と余裕タップリに断言した。

 前回戴冠時よりもタッグチームとして完成し、死角がなくなったデスペラード&金丸。2人の牙城を崩すのは至難の業と言えそうだ。

【試合後のデスペラード&金丸】
▼デスペラード「何だ、あのクソバカ野郎ども。ふざけやがって。あー、頭痛てぇ。あー、気持ち悪りぃ。あー、頭ばっかり蹴りやがって、ホントに」

▼金丸「今までやってきた中で、あの青いの、一番よかったんじゃない? まぁ、あれじゃ勝てねぇけどな。よかったというか、まぁ、ちょっとは伝わったかな」

▼デスペラード「そうすか。俺はアイツ殺したくてしょうがないすけどね」

▼金丸「前哨戦であのぐらいやってこいって」

▼デスペラード「そうそう、そういうことだ。前哨戦レベルなんだよ、オメェのモチベーションの持っていき方っつうの? 上がり方っつうの? テメェら、試合終わってみたらこの結果、どうなってんだ。俺たちが勝ってんじゃねぇか。口先ばっかだな!って言おうと思ったけど、テメェにゃ口もねぇからよ! どの部分でやる気見せてくれんの?」

▼金丸「口もなきゃ動きもねぇな」

▼デスペラード「ハハハ!」

▼金丸「頭もなけりゃ、何もねぇんじゃねぇか? 若さだけか、オイ? 若さだけじゃ通用しねぇぞ、オイ!」

▼デスペラード「若さなんてのはなぁ、時間が経てばなくなっていくんだぜ? そんな武器を武器だと思っちゃいけねぇよ」

▼金丸「その通りだ」

▼デスペラード「で? 代表質問が何とかかんとかって聞いたんだけど、ある? なきゃ帰るよ!」

──「防衛ロードをすでに描いている」と記者会見でもおっしゃっていましたが、どんな1年にしたいですか?

▼デスペラード「どんな1年つったってねぇ、さんざん頭バカバカ蹴られちまって、この先のことなんて忘れちまったよ。腹ん中にあんのはなぁ、ワトも田口も、俺たちがタッグタイトル持ってる間はなぁ、テメェらにタッグチャンピオンの目はねぇって、それだけだ。俺たちの未来じゃねぇ、テメェらの未来だよ」

▼金丸「見ての通り俺らのチーム、確立してるからよぉ。えぇ!? どこのチームにも負けねぇよ。仮に負けたってよぉ、痛くもかゆくもねぇよ」

▼デスペラード「へへへへへ」

▼金丸「それだけ俺ら自信あんだよ。勝ち負けとかそういう問題じゃねぇ自信が。そのな、俺らの自信ってのはな、経験と他のヤツには絶対負けねぇからな」

▼デスペラード「この試合、もう1回、ビデオでも何でも見てみろ。印象に残ってるのは何だ? 俺たちがずーっといじめてる画と、田口が尻ではしゃいでるだけだろ。ワト、お前は何をした? 何を残した? 残すならオマエは結果を残さなきゃ。それ以外のものはないんだから、結果を残さないと何もないんだよ。(※バンザイして)残念だ」

▼金丸「(※角瓶を持って)今日もいい酒飲めるか、オイ」

▼デスペラード「(※報道陣に)オイ、何かあんのか。どっかで見た顔がいんな。何かしゃべってみろ、ホレ。質問あるだろ、なきゃないでいいけど」

▼三谷紬アナ「おめでとうございます」

▼デスペラード「はい、どーも」

▼三谷アナ「初めて試合してる姿を今日拝見したんですけど、とてもカッコよかったです」

▼デスペラード「そうなん? 初めてかよ(苦笑)」

▼三谷アナ「はい。おめでとうございます」

▼デスペラード「質問ねぇのかよ!?」

▼三谷アナ「あ、Tシャツ買いました!」

▼デスペラード「質問じゃねぇよ!」

▼金丸「どちらさん?」

▼デスペラード「オイ、自己紹介!」

▼三谷アナ「すみません!『新日ちゃん。』を担当しております、テレビ朝日アナウンサーの三谷と申します。デスペラード選手にはお世話になっておりまして」

▼金丸「呼ばれてねぇよ」

▼デスペラード「そうだよ! 呼ばれてねぇじゃん! ガイっすか」

▼金丸「ま、そういうことだよ」

▼三谷アナ「ぜひ次回、来ていただければと思います」

▼金丸「言ったね?」

▼デスペラード「質問もなく、結局感想で、『カッコよかったです』で終わっちゃったから、おしまいだ! 次の挑戦者、来るんだったら出てこい! どうせ来ねぇだろ。(記者に)何だデブ、何かあんのか?」

──今日、祝杯は何本飲むんですか?

▼金丸「祝杯? (※角瓶を持って)とりあえず1ケース用意してあるよ」

▼デスペラード「ハハハハ! ダースで飲むよ。あーあ(※席を立ち、『あー気持ち悪りぃ!』などとブツブツ言いながら帰っていく)」


【ワトの話】「金丸、デスペラード、こんな反則してよぉ、勝ったと思うなよ! 変わってねぇとか、コスチュームが変わっただけだとか、ああだこうだ言ってるけど、俺はまだ終わってねぇ! 俺の青い炎はまだ消えてねぇからな!(※マイクを叩きつけて先に控室へ)」

【天山の話】「ひと言言わせてもらいます。ワトはこれからのね、人間やと思ってるし、だから俺はこうやって後押しっていうかね、ヘルプしてるっていう。しっかりと、近い将来ね、彼にジュニアを牽引する人間になってもらいたい。今日はその第一歩やと思ったから応援したけども、残念な結果になりましたけども、まだこんな1試合ごときで諦める男じゃないから。しっかりとジュニアタッグ、シングルも全てをね、手の中に収めてほしいと。これからワトの時代が来るように、しっかりと俺がヘルプしていきたいと思います」

※田口はノーコメント

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