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1/6【新日本】上村が鈴木みのるに照準 玉砕も「今日が始まりだ!」

『NEW YEAR DASH!!』東京ドームシティホール(2021年1月6日)
○鈴木みのる&DOUKIvsタイガーマスク&上村優也×

 上村が鈴木に照準。突貫ファイトで玉砕したものの、「鈴木! 今日が始まりだ! 覚えとけ、コノヤロー! ぜってぇ倒してやるよ!」と吠えた。

 これまで幾度となく鈴木にケンカを売りながらも、そのたびに叩き潰されてきたヤングライオンの上村。だが、2021年になっても上村の闘志は消えず、この日、行われたタッグマッチでも果敢に鈴木に仕掛けた。

 ゴング前から大胆にも「鈴木来い!」と挑発。しかし、鈴木は不敵な笑みを浮かべて取り合わず、結局DOUKIとの顔合わせで試合はスタートした。上村はなんとか振り向かそうと、控えの鈴木を2回連続で襲撃して絶叫する。

 しかし、待っていたのは倍返し。鬼の形相になった鈴木はぶら下がり式腕十字で絡みつくと、場外戦では切れ味鋭いエルボー一撃でねじ伏せる。上村が気迫全開でエルボーを連発しても、鈴木はゴツン!と鈍い音が響くほどの頭突きで黙らせた。その後も鈴木の厳しい攻めは続き、上村は防戦一方に。だが、その目は死なず。ビンタ連打にニーリフト、さらにはサッカーボールキックと鈴木が猛威を振るうが、耐え抜いた上村はDOUKIにドロップキックを決めて、自力で反撃した。

 代わったタイガーが試合を立て直し、鈴木にタイガードライバーを決めてチャンスを作ると、体力を回復させた上村がリングイン。絶叫しながら鈴木をエルボーでメッタ打ちにする。高笑いを決めた鈴木も打ち返すが、タイガーの援護を受けた上村はこん身のランニングエルボーをぶち込み、逆エビ固めの構えに。しかし、鈴木は師匠・藤原喜明ばりに頭を支点に回転して逃れると、逆エビ固めに捕獲。タイガーのカットが間に合うと、上村は丸め込みを連発して粘りを見せたが、余力を残す鈴木はスリーパーに固めて自由を奪うと、最後はゴッチ式パイルドライバーで上村を沈めた。

 上村は鈴木の本気を引き出したものの、追い込むには至らず玉砕で終戦。コメントブースでも崩れ落ちた上村だったが、目をぎらつかせ、「鈴木! 今日が始まりだ! 覚えとけ、コノヤロー! ぜってぇ倒してやるよ!」と鈴木超えを誓った。

【試合後の鈴木&DOUKI】
▼鈴木「(薄ら笑いを浮かべながら)クソガキが。お前、もしかして俺のこと踏み台にしようとしてんだろ? 小僧(笑)」

▼DOUKI「ハハハハハ!」

▼鈴木「100年早え。いやいやいやいや、3日早え。よし、決めた。俺からのお年玉を上村にあげよう。今すぐやろう。続きだ。ぶち殺してやる。俺に常識なんて通用しねえんだよ。俺にお前らの持っている普通、当たり前は通用しねえんだよ。さあ、今すぐやろうぜ、上村! ぶち殺してやるよ! どこ行った? おい、どこだ? ここか?(と言いながら、どこかへと消え去る)」

▼DOUKI「ハハハハハ、怖くて逃げたんじゃねえのか?(笑) おい、上村はいいよ。タイガーマスクよ、久しぶりだな、おい! まだ元気にしてたんか? むちゃくちゃ痛かったよ、お前の殺人キック。でも、お前にはな、興味ねえんだよ。おい、俺はな、今、邪道とタイマンでやろうってんだ。あいつ、どうせ今日もセコンドに就いてくんだろ? おい、俺も就いてってやるよ」


【試合後のタイガー&上村】
▼タイガー「(上村に肩を貸しながら)大丈夫か? しゃべれるか? なんかしゃべんのか? (倒れ込む上村を見て)大丈夫か? 無理すんな、無理すんな」

▼上村「(一度床に倒れたものの自力で膝立ちとなり)負けてたまるか……。鈴木! 今日が始まりだ! (立ち上がって)覚えとけ、こんの野郎! ぜってえ倒してやるよ!」

▼タイガー「できる、できる。お前ならできる。まあ、上村、今日は鈴木みのるというね、獲物をこいつは標的に入れたなと。俺は今日見て互角じゃねえかなと思いますよ。気迫はね。もちろん技では負けたし、勝負では負けたけども、あいつの気迫は絶対、鈴木みのるに負けてない。もうそれは、俺はあいつが入ってた時からずっと見てるからわかる。素晴らしい。そして、上村が以前言ってたように、一つ一つのあいつの目標を自分なりに今年は達成してもらって、その間、俺も自分の体調を上げて、あいつとIWGPジュニアタッグを狙う。うん、俺も老け込むわけにはいかないし、(腹を擦りながら)治ってんだから。何にもない。いつでも狙う。上村をサポートします」

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