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1/13【DRAGONGATE】ウルティモ&ボクティモが初合体で究極龍殺法共演 タッグ継続&増殖浮上

『OPEN THE NEW YEAR GATE 2021』東京・後楽園ホール(2021年1月13日)
○ウルティモ・ドラゴン&○ボクティモ・ドラゴンvs斎藤了×&パンチ富永×

 ウルティモとボクティモがついに初合体を果たした。究極龍殺法の共演で勝利を挙げると、タッグ継続に合意。さらに、ウルティモを真似たマスクマンが増殖する可能性も浮上した。

 ボックR清水に酷似した龍のマスクマン・ボクティモがDRAGONGATEマットに初登場したのは昨年の12・2後楽園。団体の創始者・ウルティモの完コピレスラーとして、予想以上に華麗な動きを武器に、意外なほど高い勝率を残してきた。当初はウルティモに無許可だったが、12・15後楽園でついに対峙。激怒するかと思われたウルティモだったが、「なかなか似ている」とあっさり公認し、「俺はボクティモと組みたいよ」と発言。まさかまさかのタッグ結成が実現することになった。

 「セパラドス」の旋律に乗り、揃って仲良くポーズを決めて登場した2人。ボクティモは観客の拍手に応える仕草のみならず、ウルティモの指導を受けてマスクを直す動きまで完コピする。ウルティモの前で張り切って先発を買って出ると、華麗なステップを踏み、アームホイップ、ドロップキックの連続攻撃を披露。スリーパーの途中で入れ替わったり、ダブルのフライングクロスチョップを決めたりと、ウルティモとのチームワークもスムーズで、何度も場内を沸かした。

 ウルティモ狙いでは分が悪いと思ったのか、斎藤&富永はボクティモを狙い撃ち。首投げ&ヘッドシザースホイップもスカしてみせる。しかし、ウルティモが手本を示すかのように同時に2人を投げ飛ばすと、齋藤&富永を正面衝突させ、ダブル股裂きで絞め上げた。

 龍マスク2人は時間差ドラゴンスクリューや同時レッグブリーカーなど見せ場を連発。ボクティモが富永の各種ヘッドバットに被弾して守勢を強いられたものの、正面衝突を狙われた瞬間、腕を組んで回転して切り返し、同時にソバットをズバリ。大きな手拍子が巻き起こる中、ウルティモが斎藤を、ボクティモが富永を同時にラ・マヒストラルで丸め込み、得意技の共演で勝利を挙げた。

 ウルティモ&ボクティモが初タッグ結成で快勝。大きな拍手を浴びたウルティモが「もう1回やるか?」と再合体を要請すると、これにはボクティモも大喜び。さらに、ウルティモは斎藤と富永を指差し、「お前らはどうだ? ボクティモ1号、2号、3号」とボクティモの増殖まで示唆。これには斎藤も「それ冗談でも後楽園で言ったらやんないといけなくなるからやめてくださいよ」と頭を抱えるばかりだった。

 「モノマネされるっていうのがちょっと自分でこういう表現するのはおかしいんですけど、一流の証拠、証なのかなと。美川憲一さんとか、コロッケさんがモノマネするじゃないですか。その気持ちになったような。よくみて真似してるなって逆に感心してますね」とバックステージでもまんざらでもない様子だったウルティモ。「マシーン軍団みたいに増殖させて獲りましょうよ」とボクティモはベルト獲りにも色気を見せていた。

【試合後のウルティモ&ボクティモ】
▼ボクティモ「ありがとうございました」

▼ウルティモ「ありがとうございます」

▼ボクティモ「ホントにこんな恐縮ですけど、ちっちゃい頃からみてた選手なんで、ウルティモ・ドラゴン選手は。その人とタッグ組めて凄くうれしいですし、それに1回きりじゃなくなったんで。次も組んでいただけるということなんで、これからもよろしくお願いします、校長」

▼ウルティモ「憧れてたのはライガーさんじゃなかったの?」

▼ボクティモ「違います、違います」

▼ウルティモ「サスケとか?」

▼ボクティモ「違います。初めてみた試合も93年の名古屋レインボーホールですかね。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」

――初タッグで組んでみてどうだった?

▼ウルティモ「モノマネされるっていうのがちょっと自分でこういう表現するのはおかしいんですけど、一流の証拠、証なのかなと。美川憲一さんとか、コロッケさんがモノマネするじゃないですか。その気持ちになったような。よくみて真似してるなって逆に感心してますね」

――今後も継続するとのことだが?

▼ウルティモ「ぜひぜひ。彼が望んでくれるんだったら」

――組み続けていずれベルトを狙うというのは?

▼ウルティモ「(苦笑)」

▼ボクティモ「マシーン軍団みたいに増殖させて獲りましょうよ」

▼ウルティモ「成り行きで(苦笑) ただ、後楽園ホールのファンの人はよくわかってますけど、これが地方の大会に行くと微妙な空気感かなとは思いますけどね。自分のこと知らない人がたくさんいるんで。まぁ楽しくできたと思います。新春のちょっとでもファンの方にお年玉プレゼントというか、東京とかいろんなところが自粛になって、そんな中で楽しさを届けられたかなと」

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