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1/17【新日本】SANADAが飯伏の“統一構想"に忠告 「一括にまとめないで欲しい」

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2021年1月17日)
○内藤哲也&SANADA&鷹木信悟vs飯伏幸太&棚橋弘至&本間朋晃×

 SANADAが飯伏の二冠統一構想に「統一と俺がチャレンジすることを一括にまとめないで欲しい」と忠告。NEVER王者・鷹木は自ら指名した挑戦者・棚橋に「この鷹木信悟舐めんな! 名古屋までとことん追い込んでやるからな!」と怒りの通告を突きつけた。

 1・5東京ドームに続く二冠戦の舞台は2・11広島大会。IWGPヘビー&インターコンチネンタル両王座の統一を提唱する王者・飯伏に挑戦するのはSANADAだ。一方、1・30名古屋大会では鷹木が棚橋を迎え撃つNEVER王座戦も決定。この日、飯伏&棚橋が本間、SANADA&鷹木が内藤とそれぞれ組んでのダブル前哨戦が組まれた。

 まずは鷹木と棚橋が対峙。パワーで押した鷹木はバックエルボー、ナックルパンチの連続攻撃で先制した。棚橋がダイビングボディアタックを放っても、本間とのダブル小こけしを自爆させた鷹木は場外戦に持ち込み、腰からエプロンに叩きつけるなど圧倒。控えに戻ると、棚橋の張り手を食らったが、すぐさま内藤から試合権利を譲り受けてリングイン。エルボー合戦をワンツーエルボーで制したが、棚橋もドラゴンスクリューで一矢報いた。

 二冠戦へ向けて飯伏とSANADAも一進一退に渡り合った。フロントハイキックで先制打を放った飯伏が掌底連打、ローキック、ローリングソバット、ミドルキック、その場飛びムーンサルトの波状攻撃に出れば、ジャーマンはSANADAが阻止。低空ドロップキックで左ヒザを射抜き、場外に転落した飯伏にプランチャを放っていく。TKO、スワンダイブ攻撃がいずれも不発に終わると、飯伏のレッグラリアットを食らったが、ラストライドを食い止めてドラゴンスリーパーで捕獲。逃れた飯伏もハイキックでやり返し、両者の攻防は互角に終わった。

 終盤には内藤が棚橋のスリングブレイド、本間の小こけしで攻め込まれたが、鷹木との連続串刺し攻撃、SANADAとのサンドイッチ低空ドロップキックと連携を駆使して完全に逆転。棚橋がカットを狙ってエプロンに上がってきても鷹木がパンピングボンバーで場外に叩き落とし、最後は内藤がデスティーノで本間を料理した。

 ダブル前哨戦はロス・インゴ軍に凱歌。二冠戦へ向けて飯伏とSANADAは互いを認め合い、敬意を表し合っているが、そこに挑戦者が一石を投じた。飯伏はIWGPヘビー&ICの二冠統一を訴えているが、SANADAは「統一と俺がチャレンジすることを一括にまとめないで欲しい」と苦言を呈したのだ。昨年のG1優勝戦で飯伏に敗れているSANADAにとってさまざまな意味合いが含まれるであろう広島・二冠戦。だからこそ「純粋にワクワクする試合をしましょう」と呼びかけた。

 一方、鷹木は自ら挑戦者に指名した棚橋に向かって怒りの感情をぶちまけた。1・4東京ドーム大会でオーカーンとの一騎打ちに勝利した逸材は、エース復権へ始動したばかりだが、鷹木は「何だ、あの野郎! 再起を賭けて? 何だよ再起を賭けてって。まるでアイツよ、調子がイマイチみてぇじゃねぇか!」と不満を爆発。「調子がイマイチな奴が挑戦できるほど! オイ、NEVERは甘くねぇぞ、コノヤロー! 舐めやがって!! オイ、NEVERを舐めんなよ! この鷹木信悟舐めんな!」と語気を荒らげると、「名古屋までとことん追い込んでやるからな!」と通告した。NEVER王座をかけて実現する両者のシングル初対決は、鷹木発言によって殺伐ムードが漂ってきた。

【SANADAの話】「チャンピオンが統一、統一と言ってるんですけど、いつ統一するのか。あと統一と俺がチャレンジすることを一括にまとめないでほしいっていうこと。純粋にワクワクする試合をしましょう」

【鷹木の話】「俺、頭きてるんだよ! 腹が立ってるんだよオイ! もちろん棚橋! 何だ、あの野郎! 再起を賭けて? 何だよ再起を賭けてって。まるでアイツよ、調子がイマイチみてぇじゃねぇか! 調子がイマイチな奴が挑戦できるほど! オイ、NEVERは甘くねぇぞ、コノヤロー! 舐めやがって!! オイ、NEVERを舐めんなよ! この鷹木信悟舐めんな! 名古屋までとことん追い込んでやるからな!」

【内藤の話】「我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの中で、今シリーズ、テーマがないのは…オレだけ。そう、つまりノー・オクパードなんだよ。そんな中、今日更新された新日本プロレスモバイルサイトの本間選手の日記で、彼はオレに宣戦布告してたよ。いや、いいと思いますよ。目の付け所がいいね。だってさ、今オレ、ノー・オクパードなんだよ、忙しくないんだよ。むしろ暇なんだよ。こんな状態、なかなかないからね。もう本間選手以外にも今シリーズ、テーマのない選手はいっぱいいるわけで、それこそ内藤の名前を出してみたらいいんじゃないの? 実現するか、実現しないか、そこはそんなに重要じゃないよ。まずは口に出して自分の意志を言うことが一番大事なんじゃないの? まぁ、そんなオレもさ、何となくテーマは今頭に浮かんでるかな。ただ、今そのタイミングじゃないからね。そのタイミングが来たらオレはそこに行っちゃうよ。今だけだよ。俺がノー・オクパードなのは今だけだぜ。他の選手、今控室でのんびりしている選手、今日試合がなくて家でのんびりしている選手もいるのかな。今チャンスだぜ! こんな美味しいチャンスなかなかないぜ! 今のうちに皆様、俺の名前をどんどん出したほうがいいよ。それを皆様にオススメしますよ。そこは…ノー・トランキーロ! 焦ったほうがいいぜ。カブロン!」


【飯伏の話】「まぁ、まだドーム終わってまぁ8日経ったけど…今日も全然ね、まぁ動いてないし。まぁ、これから2月11日広島まで。まぁ、ゆっくり、ゆっくり仕上げていきますよ。まぁ、まだこんなもんじゃないです。(一呼吸置き)まだ…まぁ自分に王座の貫禄がないかなと。これから、これから作っていきますから。まぁ、まずは体調を万全に……飯伏幸太」

【棚橋の話】「時代は進んでるね。コロナでいろんなものが止まってても、時間っていうのはどんどん過ぎてってるし、そん中で成長している、伸びてる選手はたくさんいて。まぁ、そんな中でも筆頭が鷹木選手かなって。2021年、もう1度トップ戦線に食い込むって決めたから。棚橋が戻ってくるか、それとも浦島太郎か…。よく見といて下さい」

【本間の話】「内藤! 内藤! 俺はお前のことあきらめねぇから! どんなに負けても、負けても負けても、最後に俺が勝つ!」

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