1/25【新日本】怒りのテンコジ暴走加速 オスプレイ要求で名古屋“ノーDQ戦"へ

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2021年1月25日)
天山広吉&小島聡vsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン

　テンコジの暴走が加速し、UNITED EMPIREを圧倒。オスプレイの要求を小島が受諾し、両者の一騎打ちが反則裁定なしのノーDQ戦となることが決定的となった。

　1・30名古屋大会で小島とオスプレイ、天山とオーカーンがそれぞれ一騎打ちを控える中、テンコジとUNITED EMPIREの遺恨は深まるばかり。天山復帰戦となった1・23大田区大会では天山が暴走ファイトでオーカーンをKOし、前夜の後楽園大会ではノーコンテスト裁定に終わった。

　3大会連続で同一カードとなったこの日も両軍の戦いは荒れ模様となった。ともにコスチュームを羽織らず臨戦態勢で出陣。テンコジはイスを手に現れ、オスプレイとオーカーンを威嚇したが、背後から迫ったビー・プレストリーのローブローを食らってしまう。すかさずUNITED EMPIREは場外戦に持ち込み、オスプレイはレフェリーの制止を振り切ってテーブルへのパワーボムを狙った。

　これを阻止した小島はコジコジカッターで怒りの逆襲。オーカーンがエリミネーターで鎮圧にかかっても天山が食い止め、モンゴリアンチョップの打ち合いも制した。収拾を図るレフェリーを突き飛ばした天山は小島とともにテーブルへのテンコジカッターを狙ったものの、オスプレイがオーカーンを場外に引きずりおろして不発に終わらせた。

　だが、収拾つかずと判断したレフェリーが前夜に続くノーコンテスト裁定を下した。収まらないオスプレイは「小島、凶器を持ち出すほど切羽詰まってるのか? お前がそうしたいのならいいぞ。名古屋のシングルはノーDQマッチでやってやろうじゃねぇか!」と要求。すると小島も「ノーDQって何だ? 反則はいらねぇってことか? 当たり前だバカヤロー!」と受けて立つ構えをみせた。

　両者が合意したことで、1・30名古屋大会の一騎打ちは反則裁定なしのノーDQ戦となることが決定的となった。「俺は14歳からイギリスの路上でプロレスをしていたんだぞ。俺以上にクレイジーな人間をお前らはみたことがあるのか? 俺の腕や背中にはデスマッチで鍛え上げてきた古傷が刻まれている」と意外な過去を明かしたオスプレイは「今まで腹の底に隠していた、誰も目にしたことのない部分を見せてやる」と宣言。対する小島は「何がノーDQだ!? 何が反則関係ねぇだ!? オメェらがやってんだろうが散々よ!」と怒りをあらわにし、「オメェら好きにやれよ、じゃあ! 何だっていいぞ、何だって! お前なんか絶対にぶちのめしてやっからな!」と徹底抗戦の構えを見せていた。

【試合後の天山&小島】
▼小島「ノーDQだ!? 反則いらねぇってか!? テメェらが口にしていい言葉じゃねぇだろう、オイ! あ!? 何がノーDQだ!? 何が反則関係ねぇだ! オメェらがやってんだろうが散々よ! オイ、ふざけやがって! あ? 何でもいいよ。反則!? いらねぇよ、そんなの! オメェら好きにやれよ、じゃあ! オイ! 何だっていいぞ。何だって! お前なんか絶対にブチのめしてやっからな、この野郎、オイ!!」

▼天山「コジ、いけよ、オラ!! あんなヤツらふざけんなって! DQもクソもあるかって! 何でも来いやって、なぁ?」

▼小島「何だと思ってんだ、テメェこの野郎、オイ!」

▼天山「ふざけやがって、コラ」

▼小島「いい加減にしとけよ、コラ、オイ(※と言い残して先に立ち去る)」

▼天山「オイ、オーカーンよ! 何が“モンゴリアン封印マッチ"!? ふざけんな、オラ、お前! お前が言うことちゃうやろ、オラ!! 俺の技なんや! あ!? 何でもやってやるよ。おぅ、かまへんよ。どうでもいいよ。(ルールを)言ってこい。なんでも来い。お前を血の海に沈めて、ブチのめして終わりや。もうグチャングチャンにしてやっからな、バカタレがアホ!! クソッタレ!」


【オスプレイの話】「おぉ、まだ俺のコメントが欲しいのか? 小島がノーDQマッチを受けてくれてよかったぜ。このノーDQマッチで俺はもうただのハイフライヤーだけのレスラーじゃないと世間にわからせてやる。それも相手はかつてのIWGPヘビー級王者だ。あいつのラリアットは頭がもげるくらいの威力を持ってる。その相手とノーDQマッチなんてなおさら上等じゃねえか! でも、お前らはウィル・オスプレイのキャリアの何を知ってるって言うんだ。俺は14歳からイギリスの路上でプロレスをしていたんだぞ。俺以上にクレージーな人間をお前らは見たことがあるのか? 俺の腕や背中にはデスマッチで鍛え上げてきた古傷が刻まれてる。そんな俺からすれば小島なんてちっとも恐くもない相手だ! 小島、お前は自分が誰にケンカを売ったのか本気でわかってるのか? 今まで腹の底に隠していた、誰も目にしたことのない部分を見せてやる。彼女(ビー・プレストリー)には会場で試合を見て欲しくない。マジで小島の首をブチのめしてやる! 名古屋で待っとけ!」

【オーカーンの話】「(※コメントスペース内を歩き回り、時々壁を叩いて苛立ちをあらわにする)オイ、なんだ! あのボケ老人2人、オイ! ふざけてんな、オイ! 余は支配者として反逆する者は、立ち向かって来る者は誰だってブッ殺してやるよ、オイ! だけどな!今回、特に! 会社の役員どもが! 『引退前の天山に最後の花をもたせてくれ』ってよ、頭下げてお願いしてきたから承諾してやったまでだ。あっ!? あ〜っ!? ことの発端もそうだよな!? オイ、帝国国際放送を見ろよ。1月6日、辻を(UNITED)EMPIREが処して、3カウントを獲って、気持ちよくなっていたところを『モンゴリアンチョップを使うな』みてぇな意味のわかんねぇクレームで妨害してきたのは天山だろうがよ! だから首が弱いんだろ!? それで“病院送り"ってなんだ!? 人のせいにしてよ、休んでよ! (復帰して)来たと思ったら、イスで叩いて、試合を何回も何回も何回も壊して! あ!? いやいやいやいやいや! これがなんだ!? やりたかったプロレス!? こっちのセリフだ、ボケ! 引退前に爪痕を残そうとしてんのか知らねぇけどよ。とんだ迷惑だ、この野郎。最後に花もたせてやろうと思ったけどな、やめだ、やめだ、やめだ! 天山、貴様から全部奪ってやるよ! 命も、モンゴリアンチョップも! これで決定だ! テメェがなんて言おうと決定だ!」