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2/1【新日本】失意ジェイが電撃乱入で“復活" 石井襲撃&カード変更要求

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2021年2月1日)
○石井智宏&オカダ・カズチカ&矢野通vsEVIL&ディック東郷&高橋裕二郎×

 新日マットから姿を消していたジェイ・ホワイトが電撃乱入し、石井を襲撃KO。復活を宣言したキングブレードは石井を第1のターゲットに定め、新日本にカード変更を要求した。

 ジェイは1・5東京ドーム大会で飯伏に敗れ、二冠獲りに失敗。「自分が捧げてきたもの、犠牲にしたものは何だったんだ? 俺はそんなに価値のない男だったのか? なぜ俺はここにいるんだ? もうやめる! やめてやるよ!」と失意のどん底に。しかも翌1・6TDC大会では10人タッグながら石井にもピンフォール負けを喫し、状況は泥沼化。以来、新日マットから姿を消した。新日本の公式サイトからプロフィールが削除され、離脱説までささやかれていたが、ついにこの日、ジェイが行動を起こした。

 この日のセミファイナルはオカダ&矢野&石井のCHAOSと、EVIL&裕二郎&東郷のBULLET CLUBが激突する6人タッグマッチ。EVILに一騎打ちを迫り続けているオカダが場外戦でいたぶられて機先を制されたが、フロントハイキック、矢野&石井との太鼓の乱れ打ちで反撃して先をいった。

 その後、矢野劣勢の時間が続いたが、オカダに試合権利が渡ると、ランニングバックエルボー、コーナー金具攻撃、DDTでEVILを攻め立てた。リバースネックブリーカーやコーナーダイブが不発に終わると、EVILが串刺しラリアット、フィッシャーマンバスターで逆襲。裕二郎も続こうとしたが、オカダはフラップジャックで叩きつけて出鼻をくじいた。

 終盤には石井がBULLET CLUBの集中砲火を浴びて劣勢に。オカダが加勢に飛び込んでもEVILのラリアットで蹴散らされ、石井が裕二郎のステッキ攻撃、インカレスラムで攻め込まれたが、ピンプジュースは矢野が飛び込んで決めさせず。EVILと東郷を急所攻撃で蹴散らすと、孤立した裕二郎にオカダがリバースネックブリーカー、石井がスライディングラリアットでたたみかけ、最後は石井が仕上げとばかりに垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して裕二郎から3カウントを奪った。

 試合後、CHAOSトリオが勝ち誇っていると、突如現れたジェイが乱入してきた。石井を襲撃したジェイは馬乗りになってパンチやエルボーを連打。それでも飽き足らずブレードランナーを敢行して石井をKOした。

 26日ぶりに姿を現したジェイは「トーキョードームで敗れて、俺は自信喪失した。あの時の俺は正気ではなかった。本音を言うと、俺はもう自分は終わったと思っていた。これ以上ないチャンスをものにできなかった自分を責めていた」と告白したが、「俺は目覚めた! 俺は何も間違っていなかったと、やっと気づいた。俺はまだDESTINOを手にし、神にだってなれる」と確信とともに断言した。

 「お前ら誰も忘れていないだろうな。まだ俺の時代は終わっていない! プロレス界は俺のものだ。それがザ・リアル・エラだ!」。そう復活を宣言したジェイ。逆襲へ向けた最初のターゲットは石井だ。「全ては俺の行く手を阻んだあいつのせいだ。チビでデブのあのハゲ、イシイ! イシイ、お前のせいだ!」と恨みを爆発させたジェイは、「新日本、至急、明日の試合カードを変更しろ! イシイが出るタッグマッチに俺も組め!」と新日本にカード変更を要求した。

 「新日本、俺は戻ってきたぞ! どこへも行かない! これは俺の時代だ。ザ・リアル・エラ!」と吠えたジェイが再び新日本の頂点強奪へ乗り出す。

【試合後のEVIL&東郷】
▼EVIL「(※持参したパイプイスに座り)オカダよ、お前はよ、過去の栄光をいつまでも引きずってるんじゃねぇのか? おめぇの栄光時代はよ、去年のNEW JAPAN CUPで終わってんだよ。それはよ、この俺が証明してんだよ、なぁ。何度でも言ってやるよ。おめぇはよ、もう“顔"じゃねぇんだよコノヤロー! OK行くぞ」

▼東郷「OK」

【ジェイの話】「お前ら誰も忘れていないだろうな。まだ俺の時代は終わっていない! プロレス界は俺のものだ。それがザ・リアル・エラだ! 俺はまだもちろんBULLET CLUBのメンバーだ。ここにいる俺たちこそが正真正銘のBULLET CLUBだ。パクリの、Tシャツ売ることしか頭にない再結成で浮かれてる連中とは違う。でも、お前らはどうせあいつらのグッズを買うんだろうな。本物のBULLET CLUBとは何なのか教えてやろう。俺たちは常に変化しながら大きくなっていくユニットだ。過去の思い出に捉われることはない。それで、これから俺が何をするのか知りたいのか? さっき見て分からなかったのか? イシイ! 俺の狙いはお前だ。トーキョードームで敗れて、俺は自信喪失した。あの時の俺は正気ではなかった。トーキョードーム後のコメントが上がってから、"ジェイはどこへ行った?"ってSNSでえらく話題になっていた。本音を言うと、俺はもう自分は終わったと思っていた。これ以上ないチャンスをものにできなかった自分を責めていた。だが、俺は目覚めた! 俺は何も間違っていなかったと、やっと気づいた。俺はまだDESTINOを手にし、神にだってなれる。全ては俺の行く手を阻んだあいつのせいだ。チビでデブのあのハゲ、イシイ! イシイ、お前のせいだ! お前をG1で潰しておけばよかった! 今度こそあのピットブルの息の根を止めてやる! 新日本、俺は戻ってきたぞ! どこへも行かない! これは俺の時代だ。ザ・リアル・エラ! 新日本、至急、明日の試合カードを変更しろ! イシイが出るタッグマッチに俺も組め! 俺の言いたいことは以上だ。イシイ、お楽しみはこれからだ」

※オカダ&矢野&石井、裕二郎はノーコメント

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