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2/5【NOAH】原田「心突き刺す試合を」、吉岡は「一点突破」 武道館ジュニア王座戦へ調印式

 2・12日本武道館大会のGHCジュニアヘビー級選手権試合「(選手権者)原田大輔vs吉岡世起(挑戦者)」に向けた調印式が5日、都内ホテルで開かれ、吉岡は「一点突破」、原田は「心を突き刺す試合」をそれぞれ見据えた。

 現ノアジュニアの中心的存在・原田と、かつてWRESTLE-1クルーザー戦線をけん引した吉岡による実力者対決が、武道館の王座戦を舞台に実現。昨年7月のTVマッチでは20分引き分けに終わっている。

 調印を終えた原田は「率直にやりがいのある、素晴らしい選手。吉岡の持ってるポテンシャルは今のノアジュニアのなかでもトップクラス。最強のチャレンジャーだと俺は思います」と手放しで認めたうえで、「武道館という最高の舞台で、会場に来てくれる皆さん、配信などいろんな形で観てくれる皆さん、みんなの心を突き刺す試合をして俺が防衛します」と誓った。

 一方の吉岡も「(原田は)オールラウンダー。すべてにおいて穴がない選手」と王者を評し、「なので、やっぱり僕には蹴りとスピードしかないので“一点突破"で、どこか穴を作り出さなきゃいけないと思ってます」と見据えた。そのうえで「日本武道館という最高の舞台でベルトを獲って、ノアの一員になれた証をみせたい」と改めて意気込んだ。

 武道館の大舞台で“現ノアジュニア"の凄みを知らしめたい。その思いは同じだ。「ジュニアらしい、でも僕らにしかできない試合をしたい」(吉岡)、「気持ちは一緒です。それに加えて、プロレスっていうのはライブが一番、生が一番だと思います。今後、このタイトルマッチがずっと語り継がれるような、そんな試合にしたいです」(原田) ノアとしては10年ぶり帰還となる聖地の舞台が、新たなノアジュニア版名勝負数え唄のスタート地点となる…かもしれない。


【調印式の模様】
――意気込みを

▼吉岡「2月12日、ノアの日本武道館で試合ができること、このリングに戦えてることに感謝したいと思います、このリングに上がり始めてもう少しで1年。まだ結果を形として残せていないので、日本武道館という最高の舞台でベルトを獲って、ノアの一員になれた証をみせたいと思います」

▼原田「吉岡がノアに来るまでまったく絡むことがなくて、去年からノアに上がり始めて、率直にやりがいのある、素晴らしい選手が来たと思いました。吉岡の持ってるポテンシャルは今のノアジュニアのなかでもトップクラス。最強のチャレンジャーだと俺は思います。武道館という最高の舞台で、会場に来てくれる皆さん、配信などいろんな形で観てくれる皆さん、みんなの心を突き刺す試合をして俺が防衛します」

――警戒点も含めて、すべての前哨戦を終えての改めての印象は?

▼吉岡「前哨戦2試合やって、まだ全然底を見せてないと思ってます。相手は。ただ、前々から“ノアジュニアの原田大輔"については『ジュニアなのに凄くパワーのある選手だ』というイメージでいたんですけど、テクニック、スピード、すべてにおいてのオールラウンダー。すべてにおいて穴がない選手だと思いました。なので僕には、やっぱり蹴りとスピードしかないので“一点突破"で、どこか穴を作り出さなきゃいけないと思ってます」

▼原田「今のコメントを聞いて、『まだ隠してるな』って部分は感じました。蹴りとスピード、確かに強い。その他にも頭が切れるなっていうのが僕の印象です。先日の大阪と後楽園、前哨戦をやって、大阪の試合後に俺は『想定内』と言いました。でも、後楽園では想定外の吉岡世起が来て。だからこそ今回のタイトルマッチ、俺は凄いやる気があります。やりがいがあります。半年前に一度シングルをやって引き分けた決着を日本武道館でつけられる、というのは最高のチャンスだと思います」

――そうそうたるカードが並んだが、この試合でどんな存在感をみせたい?

▼吉岡「凄いカードがいっぱい組まれてるなかで、僕らはやっぱりジュニアなので。もちろんジュニアらしい、でも僕らにしかできない試合をしたいと思ってます」

▼原田「気持ちは一緒です。それに加えて、プロレスっていうのはライブが一番、生が一番だと思います。今後、このタイトルマッチがずっと語り継がれるような、そんな試合にしたいです」

――ノアジュニアは過去武道館で幾多の熱闘がつむがれたが、黄金期再びを狙う原田選手は、その過去とも闘う?

▼原田「僕もノアを見てる時に『すごい試合をしてるな』とは思ってました。でも今回、その時にはいなかった二人でのタイトルマッチ。過去を気にするんじゃなくて、今の最高のものを出せば、あの頃より上に行けるんじゃないかなとは思います」

――吉岡選手は奪取後の展望などはある?

▼吉岡「今の一番はノアに来て、ノアの一員になった。その本当の意味での“証"は、ベルトを獲った時に生まれる気がしているので、まずは獲って証を見せたい。それこそ今までそうそうたるビッグネームがノアジュニアにいましたけど、その人たちの伝統というか、遺伝子の重さというのは、このベルトを巻くことができれば、感じることができると思うんですよ。それを感じて、自分の中にノアの遺伝子を入れたうえで、自分の色をノアジュニアのベルトに、このGHCジュニアのベルトにつけることができたら最高だと思います」

――先日の前哨戦で吉岡選手は武藤から『陰ながら期待している』と言われたが、それ以外になにか声をかけられた? 武藤と同じリングでベルトに挑戦するシチュエーションについて?

▼吉岡「僕がプロレスを観はじめたきっかけが武藤さんで、東京に出てきたきっかけも武藤さんの一言だったので。その武藤さんから声をかけてもらえたことがうれしいですよね。控室でも普段から他愛もない話で声はかけていただけるんですが、ああやってバックステージコメントで声をかけてもらって鳥肌が立ったというか身が引き締まる思いがしました。あの齢で武道館のメインに立たれる背中を見て、自分も少しだけでも遺伝子を受け継いでると思うので、僕も頑張らなきゃなという気持ちが芽生えました」

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