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2/8【新日本】今宵は“びっくりチキン"等々でタマ爆笑 タイチ怒り頂点「頭おかしくなりそう」

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2021年2月8日)
○タイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKIvsタマ・トンガ&タンガ・ロア&邪道×

 トンガがタイチを“びっくりチキン"などで欺いて爆笑。最後の前哨戦でもアイアンフィンガーを奪い返せなかったタイチは怒りが頂点に達しつつ「返してくれよ。俺、頭がおかしくなりそうだよ」と動揺をみせた。

 タイチ&ザックからIWGPタッグベルトとアイアンフィンガーを強奪したトンガ&ロア。2・10広島大会での再戦へ向けた前哨戦でトンガはアイアンフィンガーを取り戻そうとするタイチを欺いてきた。

 この日、トンガは二つのバッグを持参。「アイアンフィンガー、ドッチデスカ?」と不敵な笑みを浮かべた。タイチが急襲し、逃げるトンガの首を絞め上げると、「ドッチニシマスカ?」と二つのバッグを手に挑発してくるトンガに顔面蹴りをさく裂。奪い取ったバッグの中から出てきたのは単なる手袋と野球のグローブだった。

 怒りに震えるタイチはトンガが隠し持っていた3つ目のバッグを奪い取ったものの、中から出てきたのはびっくりチキンのおもちゃ。まんまとタイチを欺いたトンガはしてやったりとばかりに爆笑した。当然、タイチは収まらない。鬼の形相となってノド輪で絞め上げ、アイアンフィンガーを差し出すよう迫ったが、トンガが応じるはずもなく、アイアンフィンガーを取り戻せずに終わった。

 BULLET CLUBはDOUKIに集中砲火。トンガはタイチをおちょくるように「アイアンフィンガー!」と象のパペット人形でDOUKIに地獄突きを見舞ったが、最後は憂さを晴らすようにタイチが天翔十字鳳で邪道を仕留め、最後の前哨戦を制した。

 試合後もタイチはノド輪で邪道を絞め上げて大荒れ。バックステージでは「毎晩、夢に出てくるんだよ。あいつとあれが。俺の夢の中で唸ってんだよ。『お前のせいだ』って。毎日見るんだよ。このままでは広島の夜、とんでもねぇことが起きるって。死んだ奴も蘇るぐらいの天変地異が起きるって。俺は夢で見たんだよ」と悪夢にうなされていることを告白。「タマ・トンガ。早く出せ。出せ。持ってこい。持ってこい。持ってきてくれ。俺、頭がおかしくなりそうだ」と錯乱気味に要求した。

 あとは2日後の広島大会で本番を迎えるのみとなった。タイチが動揺しているのは明らかで、トンガの陽動作戦が功を奏したといえる。アイアンフィンガーなしで臨むタイチの精神状態がIWGPタッグリマッチに影響を及ぼすのは間違いない。

【タイチの話】「出せよ、出せよ、タマ・トンガ。早く出せ。出せ。持ってこい。持ってこい。持ってきてくれ。俺、頭がおかしくなりそうだ。毎晩、夢に出てくるんだよ。あいつとあれが。俺の夢の中で唸ってんだよ。『お前のせいだ』って。夢で見たんだよ、とんでもねぇ恐ろしいことが起きるって。毎日見るんだよ。このままでは広島の夜、とんでもねぇことが起きるって。死んだ奴も蘇るぐらいの天変地異が起きるって。俺は夢で見たんだよ。だから、早く返してくれ。返してくれ。俺、頭がおかしくなるんだ。返してくれよ。なぁ、ザック、俺、頭がおかしくなりそうだよ。ザック、頼む、俺のこと……(と一人で先に控室へ)」

【ザックの話】「ヒロシマは明後日。アイアンフィンガーとベルトは必ず取り返す。俺たちはそこから新たなスタートを切る。デンジャラステッカーズはこれまで以上に強くなり、俺たちの手でIWGPタッグのベルトの地位をもう一度上げる。用済みのG.o.Dは永久追放だ!」

【DOUKIの話】「オイ、邪道! オイ、邪道! オイ、邪道! てめぇ、人が弱いだって? この野郎! 今日はてめぇ負けたな、オイ! てめえのほうがよっぽど弱いんじゃねぇか、この野郎! オイ、てめぇがシングルマッチ承諾しなくても新日本! 新日本! てめぇが組めよ、俺と邪道のシングルを。新日本、お前が組め、この野郎! もう一つ、もう一つ、デンジャラステッカーズとG.o.D、タイトルマッチやるな? どうせ、あのタコもついてくんだろ? シングルマッチの前に、俺にはやんなきゃいけないことがあるよな。東京ドーム、俺も責任感じてるからよ。あのタイトルマッチは俺にとってもリベンジだ。しっかり覚悟しとけよ、タコ野郎、オイ!」

【トンガの話】「(ブーブーびっくりチキンを鳴らしながら、そのチキンと日本語で会話するように)ナニ? ナニ? トリチャン、アイアンフィンガー、ドコデスカ? ワカンナイ? オオ、ホント? トイレ? OK!」

※ロア、邪道はノーコメント

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