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2/10【新日本】いざ二冠戦 決戦の地で飯伏とSANADAが誓いのグータッチ

『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』広島サンプラザホール(2021年2月10日)
○内藤哲也&SANADAvs飯伏幸太&本間朋晃×

 明日に迫った二冠戦へ向けて王者・飯伏と挑戦者・SANADAが決戦の地で誓いのグータッチを交わした。

 王者・飯伏にSANADAが挑むIWGPヘビー&インターコンチネンタル二冠戦はいよいよ明日(11日)に迫った。この日は決戦の地・広島で両者が本間、内藤とそれぞれ組んで最後の前哨戦に臨んだ。

 二冠戦が待ちきれないとばかりに両者が先発を買って出て対峙した。広島のファンが手拍子で後押しする中、二人は先手争いを展開。ヘッドロックを決め合い、SANADAがショルダータックルで先手を取れば、飯伏もすぐさまカウンターのドロップキックで反撃して譲らず。二冠王者に拍手が飛んだ。

 2度目の激突では飯伏がスワンダイブ式ミサイルキック、プランチャで攻め立てた。リングに戻ってもローリングソバットを打ち込んだが、掟破りの逆パラダイスロックは決められず。逆にSANADAがパラダイスロックで捕らえ、低空ドロップキックをお見舞い。めまぐるしい読み合いをネックスクリューで制した。

 一方、内藤戦実現に執念を燃やす本間だが、内藤が首攻めで圧倒。本間の声を真似て挑発すると、コーナーミサイルを阻止した本間がロープ越しのラリアットで怒りの逆襲に出る。飯伏とのダブル小こけしも決まったが、こけし落としには持ち込めない。

 すかさずSANADAが低空ドロップキックで本間の動きを止めると、飯伏が飛び込んでもドラゴンスリーパーで迎撃。後方回転で切り抜けた飯伏をエプロンに追いやり、ドロップキックで場外に蹴落とした。孤立した本間に内藤がマンハッタンドロップ、SANADAがトーキック、内藤が延髄斬りの連続攻撃を浴びせると、最後は内藤がジャンピングエルボーからのデスティーノで3カウントを奪った。

 最後の二冠前哨戦はSANADAが制した形となった。試合後、リング下のSANADAの前に2本のベルトを置いた飯伏は何やら語り合うと何度もうなずいた。そして2本のベルトを手に地声で「どうですか? どう思いますか? 明日、楽しみじゃないですか!?」と問いかけると、広島のファンも手拍子で呼応。リングに上がってきたSANADAが右の拳を差し出すと、飯伏も右の拳を合わせ、二冠戦へ向けて誓いのグータッチを交わした。

 「明日、楽しみにしててください!」。そう地声で叫んでリングを降りた飯伏。二冠V2戦まで待ったなしとなり、「もうリング上で言ってしまったけど、あれが本当に僕のすべて。このシリーズで本当に、本当に楽しみたかった。そして、実際に楽しかった。今日はもっともっと楽しみたいと思った」と高ぶる胸の内を吐露し、「だから明日シングルで決着をつけよう。俺はまだまだ足りないよ、こんなんじゃ。とりあえず明日勝って、夢を叶えるから」と誓ってみせた。

 対するSANADAは飯伏に勝利すれば、新日本参戦以来、初のシングルベルト戴冠。しかもIWGPヘビー&ICの2本を一挙に手に入れることができる。これまでのレスラー人生で最大級と言える大一番へ向け、「誰のためでも、何のためでもなく、明日は自分のために、まぶしいくらい輝いてやるよ」と誓ってみせた。

 飯伏が二冠を死守し、「夢」への階段を駆け上るか。それともSANADAが二冠奪取によるイルミネーションの「ギフト」を広島のファンに届けるか。両者はリング上の戦いで語り合ってきたが、あとは本番で全てを出し尽くして雌雄を決するのみとなった。

【SANADAの話】「誰のためでも、何のためでもなく、明日は自分のために、まぶしいくらい輝いてやるよ」

【内藤の話】「俺のホームであるここ広島で、皆様の予想通り、皆様の理想通り、デスティーノお見せすることができましたよ。相手チームに本間がいると、こんなにも簡単に計算ができるなんて、本間に感謝だね。明日も対角線に本間がいるんでしょ? ということは、明日もここ広島のお客様にデスティーノ、お見せできるってことだね。ところで、ところで辻、辻、今日なんかコメントは残した? “55,000いいね"目指してるんでしょ? 今、“25,000いいね"? ということは、あと“30,000いいね"だよ。あと“30,000いいね"。まぁ、こっからどうやって増やすかね? 辻は何か考えてるのかな? 早くしないと時間切れになっちまうぜ。明日も広島大会があるんだ。明日一気に“30,000いいね"アップできるような試合、そしてコメントを残してくれることを俺が楽しみにしてるよ。じゃあ、また明日も俺のホームであるここ広島で、またお会いしましょう。アディオス」

【飯伏の話】「(※右肩にIWGPインターコンチネンタル、左肩にIWGPヘビー級のベルトを掛けて)もう明日、シングル(対決)を待つのみ。ちょっと、もうリング上で言ってしまったけど、あれが本当に僕のすべて。このシリーズで本当に、本当に楽しみたかった。そして、実際に楽しかった。今日はもっともっと楽しみたいと思った。だから明日シングルで決着をつけよう。俺はまだまだ足りないよ、こんなんじゃ。とりあえず明日勝って、夢を叶えるから」

【本間の話】「(※コメントスペースにたどりつくなり崩れ落ち、フロアに顔を突っ伏したままで)内藤、俺のこと邪魔くせぇか? 邪魔くせぇか? でも俺は何回負けても、何回負けても立ち上がる。明日、明日、明日、明日、絶対お前から取る。(※立ち上がりながら)よく言うだろ、『終わりよければすべてよし』ってな。明日絶対お前に…ピンフォール…必ず!」

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