2/11【新日本】YOSHI-HASHI逆転勝利で6人タッグ王座V3 GODに後藤とのタッグ王座挑戦要求

『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』広島サンプラザホール(2021年2月11日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○YOSHI-HASHI&石井智宏&後藤洋央紀vsジェイ・ホワイト&タマ・トンガ&タンガ・ロア×

　YOSHI-HASHIがロアから逆転勝利を挙げ、CHAOSトリオがNEVER6人タッグ王座V3。タッグ王者・GODの片割れをピンフォールしたYOSHI-HASHIは後藤とのタイトル挑戦を迫った。

　一時は団体離脱まで噂されたジェイが石井を乱入KOしたことに端を発して決定した今回のタイトルマッチ。2・2後楽園大会でYOSHI-HASHIを集団リンチするなどBULLET CLUBのジェイ&トンガ&ロアによる狼藉が目立っていたが、王者組の怒りが頂点に達し、後藤が試合に乱入して新日本から厳重注意を受ける異例の事態に。波乱含みの状況で当日を迎えた。

　序盤からBULLET CLUBペースに。ゴング直後こそ、CHAOSトリオが好連係を連発したものの、YOSHI-HASHI、続いて後藤が孤立させられ、代わる代わるに暴行を受ける。石井が因縁のジェイ相手に逆襲を仕掛けても、セコンドの外道が介入。石井は3人に取り囲まれ、GODの合体トンガツイスト、ジェイのキーウィークラッシャー、SSSを食らってしまった。

　石井が必死に抵抗してジェイ相手に痛み分けに持ち込むが、再び登場したYOSHI-HASHIがまたまた劣勢に。GODのバックドロップ&リバースガンスタンやダイビングヘッド&ダイビングボディプレスの時間差弾をもらってしまって大ピンチに。それでも後藤が加勢すると、GYRやトラースキック&牛殺しなど合体技で応戦。一気呵成にトンガを攻め立ててようやくチャンスを掴むと、YOSHI-HASHIはカルマの構えに。

　しかし、セコンドの邪道がレフェリーの注意を引きつけているスキに、背後から忍び寄ったジェイが金的攻撃でYOSHI-HASHIを叩きのめす。すかさずBULLET CLUB軍はスーパーパワーボムの構えに。それでも石井&後藤がカットイン。後藤がコーナー上のロアを村正で足止めすると、すかさず石井が雪崩式ブレーンバスターで援護射撃。YOSHI-HASHIはバタフライロックに絡め取り、チャンスをピンチに変えた。

　邪道が竹刀攻撃で介入し、ロアがラリアットを振り抜くと、再びYOSHI-HASHIは大ピンチに陥る。ロアは一気にエイプシットを狙ったが、背後に不時着したYOSHI-HASHIは秘密兵器の緊箍児でクルリ。逆転勝利でNEVER6人タッグ王座を死守した。

　YOSHI-HASHIは昨年末のワールド・タッグリーグでもGODを緊箍児で下しており、再び結果を出した。ベルトを掲げたYOSHI-HASHIはマイクを持つと、「おい、ちょっと待てよ。おい、NEVERのベルト俺たちが防衛したからな。次、お前が持っているタッグのベルト、俺と後藤さんで挑戦させろ、コノヤロー。待っておけよ。そのベルト、俺たちがいただいてやるからな」とGODに宣戦布告。タッグ王座挑戦を迫った。

　敗れたBULLET CLUBはコメントブースで王者トリオを襲撃。タイトル戦でも両者の怒りは収まらず、GODと後藤&YOSHI-HASHI、そして石井とジェイの遺恨は今後に持ち越しとなった。

【試合後の石井&YOSHI-HASHI】
▼石井「(※用意されていたイスに座りながら)オイYOSHI-HASHI、たまりにたまってるもん吐き出せ」

▼YOSHI-HASHI「(※並んで座りベルトを見せながら)オイ、いつまでも目下に見てんじゃねえぞ、オイ。今日、ベルト、誰の手元に残ってんのか、よく考えてみろ、オイ。お前らがこっちに来なかった、この…」

※ここでジェイ&G.o.Dが乱入。イスに座っている王者チームに襲いかかった。まったくなすすべなく一方で気にやられるばかりの王者チーム。フロアにダウンすると、G.o.DはIWGPタッグのベルトを見せつけるようにYOSHI-HASHIの顔に押しつけながらまくしたてる)

▼トンガ「YOSHI-HASHI、本気で俺たちと張り合うつもりか? OK! 挑戦させてやろうじゃねぇか!」

▼ロア「ちょっと待て、カメラの前で言わせてくれ。オーサカで、オイYOSHI-HASHI、家でちゃんとこのビデオを見るんだぞ。オーサカでベルトに挑戦させてやろうじゃねぇか! でも本来、お前らは挑戦する価値もなければ権利もない! チャンピオンの俺たちが挑戦者として指名してやってんだよ! わかったな!」

▼トンガ「獲れるもんならやってみやがれ、バカヤロー!」

▼ジェイ「YOSHI、イシイ、ゴトー、負けてもまだチャンピオン気取りか? カンパイ!(※倒れてるCHAOSの3人にZIMAをかけて立ち去る)」

※ジェイ&G.o.Dが去った後もしばらくダウンしたままの王者チーム。まずは石井が這うようにうごめき、そしてゆっくり立ち上がると、ふらついた足取りのままで

▼石井「オイ……オイ……なに、コラ……オラ! なに、オラ、テメエら!」

声m3人を追う。YOSHI-HASHIも立ち上がると石井を追う。後藤は最後までダウンしたまま。頭を押さえながらゆっくり立ち上がると、ふらふらした足取りで控室に向かう)


【試合後のジェイ&トンガ&ロア】
▼ジェイ「YOSHI-HASHI、お前はニュージャパンでデビューしてだいぶ経つよな? 数え切れないほど外国人レスラーと試合をしてきたはずだよな? それでもまだ英語が全く理解できないのか? お前と違い、俺は賢いからお前が何を言ったか全部理解した。G.o.Dの持つタッグ王座に挑戦したいんだろ?」

▼トンガ「まさか!?」

▼ロア「絶対にありえない!」

▼トンガ「YOSHI-HASHI、お前、パートナーをしょっちゅう変えてないか? お前たちは話にもならないレベルだ! YOSHI-HASHIくん、お前は脳みそもアソコも極小だな」

▼ジェイ「俺たちがお前らの好きなようにさせると思ってるなら、お前は救いようのないほどの大バカだ。焦らなくても、G.o.Dはその気になったらお前らの相手してくれるさ」