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2/11【新日本】一騎打ち緊急実現も反則裁定…EVILが東郷とオカダKO「シングルでもう一回、叩き潰してやる」

『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』広島サンプラザホール(2021年2月11日)
○オカダ・カズチカvsEVIL×

 オカダの念願だったEVILとのシングル対決が急きょ実現したものの、東郷の乱入による反則裁定で幕。まんまとレインメーカーをKOしたEVILは「あいつがお望みならよ、シングルでもう一回、叩き潰してやる」と再戦を受けて立つ構えをみせた。

 第4試合でオカダとEVILがタッグ対決したが、わずか1分27秒、両者リングアウトに終わった。試合後、オカダは花道を下がろうとしたEVILをイスで殴打。「オイ、EVIL、いつでも1対1やるぞ! 今やるか!? ビビってんのか、あぁ!? EVILかかってこい、このヤロー! びびってんじゃねぇ! いつまでもスカしてんじゃねぇぞコノヤロー!」と怒声とともに挑発した。するとレフェリー全員がリングサイドに集まって協議。急きょ両者の一騎打ちがその場で行われることになった。

 激しいエルボー合戦や読み合いでしのぎを削ると、バックエルボーで先制したオカダは高速DDTで追撃し、EVILの反撃も阻止してリバースネックブリーカーを決めた。EVILもツームストンをサミングで食い止めたが、オカダは止まらない。逆にEVILのフィッシャーマンバスターを阻止し、カウンターのドロップキックをさく裂。すかさずマネークリップで一気に絞め上げた。

 耐えたEVILはオカダのショートレンジラリアットを食い止め、ラリアット、ダークネスフォールズで一気に巻き返す。そしてScorpion Deathlockで捕らえた。EVILの勝機のはずだが、ここで東郷が乱入。レフェリーを突き飛ばしてEVILと二人がかりでストンピングを連発し、即座に反則裁定が下されてしまった。

 緊急シングル対決で広島のファンを喜ばせたが、両者の間で決着はならなかった。試合後、ゴングが乱打される中、矢野が救出に飛び込んだものの、EVILがローブローで返り討ち。収まらないオカダはEVILに馬乗りになってエルボーを連打したが、東郷がスポイラーチョーカーで絞め上げて鎮圧。大の字となったオカダの眼前で仁王立ちしたEVILは「みたらわかるだろ。これが現実だ!」と勝ち誇った。

 東郷とともにオカダをKOしたEVILはバックステージでも「リング上、見たまんまだ」と強調。「あいつがよ、お望みならシングルでもう一回、叩き潰してやる」と再戦に応じる構えをみせた。対するオカダはノーコメント。ようやく実現したシングル対決が不透明決着に終わり、試合後は大の字となる屈辱を味わったものの、皮肉にもそれと引き換えに再戦を手繰り寄せる形となりそうだ。

【試合後のEVIL&東郷】
▼EVIL「(※イスを手にコメントスペースに入ってきて、それに座る。東郷は傍らに立ったままで)オイ、リング上、見たまんまだ。あいつがよ、お望みならシングルでもう一回、叩き潰してやる。(※東郷に向かって)なぁ、オイ」

▼東郷「オイ新日本、ふさわしい大舞台、用意しとけよ」

▼EVIL「(※立ち上がりながら)そういうことだ」

※オカダ&矢野はノーコメント

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