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2/14【新日本】内藤「俺がICベルトに終止符打つ」 IC選んだ“最大の理由"はおあずけ

『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月14日)
○SANADA&内藤哲也vs飯伏幸太&永田裕志×

 2・28大阪城ホール大会のIWGPインターコンチネンタル(IC)王座戦「(王者)飯伏幸太vs内藤哲也(挑戦者)」に向けた前哨戦がスタート。王者・飯伏のリクエストに応えて、ICのみに狙いを絞った理由をたっぷりプレゼンしたものの、その「最大の理由」については告白を渋った。

 2・11広島大会でIWGPヘビー&ICの二冠を守った飯伏に、年初ドームで敗れた内藤が挑戦を表明。二冠ではなく“ICのみ"への挑戦を表明し、「挑戦したい理由は簡単。神様、飯伏幸太が掲げている2本のベルトを1本に統一したいというプランに反対だから」と説明していたものの、王者・飯伏は会見でさらなる“真意"説明を求めていた。

 二冠王者による初の“小分け防衛戦"の舞台は2・28大阪城決戦に決定。この日後楽園大会から早速前哨戦がスタートし、両者のっけから先発して探り合った。中盤過ぎには激しく火花。飯伏がレッグラリアットやその場飛びムーンサルトを放てば、内藤も低空ドロップキックからの変型足4の字固めで応戦。ならばと飯伏も内藤の顔面にカウンターのドロップキックを叩き込んで譲らない。

 終盤には永田がSANADA相手に奮戦し、タイナーからの垂直落下式ブレーンバスターで追い込んだものの、バックドロップホールドを踏ん張ったSANADAが、最後はスキを突いてのオコーナブリッジで丸め込んで技あり3カウントを奪ってみせた。

 間接的ながら“前哨戦第1ラウンド"を制した内藤は、これみよがしに飯伏の目の前でしつこく勝ち名乗り。ベルト2本を並べられても、ICベルトだけを凝視してから引き上げた。

 そしてバックステージでは飯伏の“真意"説明要求に、たっぷりと呼応。新たに飛び出した理由は“IWGPヘビー"への並々ならぬこだわりだった。

 「皆様、今年の(1・4)東京ドーム大会のバックステージコメント、覚えてますか? 『また必ずこの舞台に帰ってくる』って、俺は言ったよ。最近、“必ず"って言葉を、ほとんど使わないようにしてたのに、なのに、敢えて“必ず"って言葉を使ったよ。この舞台とはつまり東京ドーム大会のメインイベント。たしかに、IWGPヘビー級王座を獲ったほうが、東京ドームのメインイベントには近道でしょう。でも、俺はそんな簡単な方法のために、いままで大切にしてきた“必ず"って言葉を使ったわけじゃないから。いばらの道かもしれない。でも、俺は俺の信じた道を行き、そして、東京ドーム大会のメインイベントに、たどり着いてみせますよ」。

「このプロレス界には、たくさんのチャンピオンベルトが存在するけど、そのチャンピオンベルトの中でも頂点は、IWGPヘビー級王座だと、俺はいまだに思ってますから。『なぜ、インターコンチネンタル王座(挑戦)を選んだか?』の、ひとつの理由が、IWGPヘビー級王座にあこがれ、IWGPヘビー級王座を目指し新日本プロレスへ入り、そして歩んできた男の、“IWGPヘビー級王座への敬意"かな?」。

 そのうえで改めて飯伏による“二冠統一構想"に改めて言及。「“神様"飯伏幸太選手は、2本のベルトを1本に統一したいんでしょ? ということは、IWGPインターコンチネンタル王座の歴史に終止符が打たれるということ。どうせ終止符が打たれるんだったらさ、俺が終止符を打ってやるよ」と宣言し、IC王座を獲得しても防衛戦を放棄して“無価値化"させる考えを示した。

 さらには「俺がインターコンチネンタル王座を選んだ最大の理由、まあそれは、またの機会かな?」とも発言。観る者の想像を煽りつつ「この時間こそ、プロレスファンにとって1番楽しい時間であり、1番贅沢な時間だよ。“俺の最大の理由"を口にするそのときを、楽しみにお待ち下さい」と告白を渋って、“おあずけ"とした。

【内藤の話】「皆様、今年の(1・4)東京ドーム大会のバックステージコメント、覚えてますか? 『また必ずこの舞台に帰ってくる』って、俺は言ったよ。最近、“必ず"って言葉を、ほとんど使わないようにしてたのに、なのに、敢えて“必ず"って言葉を使ったよ。この舞台とはつまり東京ドーム大会のメインイベント。たしかに、IWGPヘビー級王座を獲ったほうが、東京ドームのメインイベントには近道でしょう。でも、俺はそんな簡単な方法のために、いままで大切にしてきた“必ず"って言葉を使ったわけじゃないから。いばらの道かもしれない。でも、俺は俺の信じた道を行き、そして、東京ドーム大会のメインイベントに、たどり着いてみせますよ。そういう意味でも、いますぐIWGPヘビー級王座に挑戦というのは、ちょっと俺の中では違うかなと思いました。つい1ヶ月前、東京ドーム大会で完璧に3カウント、獲られたんでね。このプロレス界には、たくさんのチャンピオンベルトが存在するけど、そのチャンピオンベルトの中でも頂点は、IWGPヘビー級王座だと、俺はいまだに思ってますから。『なぜ、インターコンチネンタル王座(挑戦)を選んだか?』の、ひとつの理由が、IWGPヘビー級王座にあこがれ、IWGPヘビー級王座を目指し新日本プロレスへ入り、そして歩んできた男の、“IWGPヘビー級王座への敬意"かな? それから飯伏、あ、いやいやいやいや…失礼しました。“神様"飯伏幸太選手は、2本のベルトを1本に統一したいんでしょ? ということは、IWGPインターコンチネンタル王座の歴史に終止符が打たれるということ。どうせ終止符が打たれるんだったらさ、俺が終止符を打ってやるよ。まあ仮にだけどね、仮に、大阪城ホール大会で俺がインターコンチネンタル王座を獲った場合、2月28日から半年、8月28日までに防衛戦を行なわなければ、インターコンチネンタル王座は返上ということになる。つまり、そのとき、インターコンチネンタル王座の役が、終わるんじゃないですか? まあ、防衛戦に名乗りをあげる選手がいなかったらの話だけどね。でもきっと名乗りをあげる選手はいないよ。だって、みんな目指してるのはIWGPヘビー級王座だもん。実際、去年のことを思い出してよ!? 誰かいました!? 『インターコンチネンタル王座に俺は挑戦したいんだ』って選手、1人でもいた!? いなかったでしょ? まあ、強いてあげるとすれば、海の向こうに渡ってしまった“あの選手"ぐらいなんじゃないの!? インターコンチネンタル王座に思い入れのある選手はね。と、いうわけで、今日は、このへんまでかな。俺がインターコンチネンタル王座を選んだ最大の理由、まあそれは、またの機会かな? (※マスコミに対し)なんだと思います!? なんでしょうね!? (※マスコミが考えている様子を確認し)ほら。この時間だよ。この時間こそ、プロレスファンにとって1番楽しい時間であり、1番贅沢な時間だよ。“俺の最大の理由"を口にするそのときを、楽しみにお待ち下さい。ではでは、明日もまた、ここ後楽園ホールでお会いしましょう。アディオス!」

【永田の話】「久しぶりにトップ戦線の連中と闘って、一つひとつの技が正確で、思えば久しぶりにいまの新日本プロレスの中心を感じた。ここのところ、若手とばっかりやってたから、そういう部分で、今日は痛い目に遭ったなと、いい意味で。明日から気を取り直して、全開でいきます」

【飯伏の話】「(※IWGPヘビーベルトを右肩、IWGP ICベルトを左肩にかけてコメントスペースへ現れ、ICベルトのみを強調)……ノーコメントというノーコメントで…」

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