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2/15【NOAH】3・14初防衛戦へGHC王者・武藤が清宮を「安パイ」扱い 海外防衛戦にも意欲

 2・12日本武道館大会で新GHCヘビー級王者となった武藤敬司と、3・14福岡国際センターでの挑戦が清宮海斗が15日、そろって会見。武藤は清宮を「安パイ」(※麻雀用語の安全パイ)呼ばわりしつつ、海外での防衛戦プランも披露した。

 潮崎豪を激闘の末に下して58歳で初挑戦・初戴冠。ノア10年ぶりの武道館だったが、味わい深いファイトで観衆を魅了し、終わってみれば武藤の“魔力"が武道館を支配した。

 三夜開けたこの日の会見では“ノア電撃入団"も発表。さらなるサプライズで業界での存在感を一気に高めたが、「練習は昨日から再開してるんだけど、回復という部分で58歳のチャンピオンにはなかなかハードルが高い。自分の診断だと全治1ヵ月でね」と変わらぬ“武藤節"で苦笑いした。

 試合後には清宮海斗が挑戦を表明。3・14福岡大会での初防衛戦が正式に決まった。「本当は試合終わったあと、年に1回か2回のタイトルマッチにしてくれっていうような話をしてたんだけど、今日ノアと契約しちゃったからよ」と再び笑った武藤は「決まった以上は、せっかくベルトを獲ったからね。少しは防衛も重ねていきたいな、なんていう中で、去年の夏、清宮とやって勝ってるし、ここは一発“安パイ"としてやってもいいかなって思ってます」と、昨年8・10横浜文体大会で下している清宮を“安パイ"扱いした。

 今度はタイトルマッチで武藤に挑むことになった清宮は「俺はノアの日本武道館大会が決まった時、本当にうれしかったです。それは今までどんな時もノアを応援してくれたみんなの思いがあったからです。だから俺は武藤さんがベルトを獲った時、ここで試合をみてるんじゃ絶対ダメだと思いました。福岡でタイトルマッチができるっていうことは俺はノアの選手として凄くうれしいことだと思ってます。俺が武藤さんを倒して、俺がノアの未来を照らしたいと思います」と意気込んだ。

 “安パイ"扱いを受けても「俺はそこをスキと捉えてます」とサラリ。具体的言及は避けたが「俺は武藤さんと戦ってから今までの間に、本当にいろんな方と試合をして、自分の中で蓄えてるものがあるので、それを試合で出していきたい」と半年間での“成長"を強調した。


 決戦の舞台は福岡国際センター。ノアとしても約10年ぶりの開催となるが、武藤も「武道館ももしかしたら思い出のある体育館かもしれないけど、博多の福岡国際センターも非常に思い出のある体育館。また改めて、あそこの体育館でタイトルマッチできることはひじょうにうれしく思います」と話した。

 さらには日本国内にとどまらず「メールかなんかでね、アメリカでしてくれ、なんて来てたね。IMPACTっていうんだっけ? タイトルマッチ、アメリカでしてくれって話もちらほら出てきたりして」と告白。「せっかく今日付けでノアさんと契約したわけであって、やっぱり、こと海外…アメリカだけじゃない。台湾とか、あのへんも非常に意外と俺、自信持ってる国だからね。そういうところでタイトルマッチができたらいいかなって」と海外防衛戦にも意欲を示し、「そういう意味でいったら国際センター、清宮戦。あんまりダメージこないように、安パイとしてこなしていきたいと思います」と改めて清宮を“安パイ"扱いした。

【会見の模様】
▼武藤「まぁなかなかハードな試合だったということもあり、練習は昨日から再開してるんだけど、なかなかなかなか回復という部分で…この回復という部分が58歳のチャンピオンにはなかなかハードルが高くてですね、大変でですね。ただ、まあまあ俺の周りの中心の反応っていうのは非常に試合自体が良かったというような反応が多くてですね。そういう部分では全体的に試合、満足してます。以上です」

――メジャー3大タイトル制覇のグランドスラム達成となったが?

▼武藤「いや、そんなに。高山とか健介とかも。そういう部分でいったら、本当は一番先に達成したかったななんて心残りなことは思ったりしますけど。まあまあ、だけど無事に夢が叶ってよかったです」

――3・14福岡国際でのGHC戦決定を受けて

▼清宮「挑戦表明させていただきました清宮海斗です。本日は皆さんお集まりいただき、ありがとうございます。俺はノアの日本武道館大会が決まった時、本当にうれしかったです。それは今までどんな時もノアを応援してくれたみんなの思いがあったからです。だから俺は武藤さんがベルトを獲った時、ここで試合をみてるんじゃ絶対ダメだと思いました。福岡でタイトルマッチができるっていうことは俺はノアの選手として凄くうれしいことだと思ってます。俺が武藤さんを倒して、俺がノアの未来を照らしたいと思います」

▼武藤「まだ3日しか経ってないからね、試合終わってですね。自分の診断だと全治1ヵ月でね。で、タイトルマッチだもんね。本当は試合終わったあと、年に1回か2回のタイトルマッチにしてくれっていうような話をしてたんだけど、今日ノアと契約しちゃったからよ。なかなか…決まった以上は、せっかくベルトを獲ったからね。少しは防衛も重ねていきたいななんていう中で、去年の夏、清宮とやって勝ってるし、ここは一発、安パイとしてやってもいいかなって思ってます」

――安パイと言われたが?

▼清宮「俺はそこをスキと捉えてます」

――油断があるのではないかと?

▼清宮「はい」

――半年前に武藤選手に敗れているが、その時の自分とどこが変わったと言える?

▼清宮「あんまりそういうことは、ここでは言いたくないですけど。でも俺は武藤さんと戦ってから今までの間に、本当にいろんな方と試合をして、自分の中で蓄えてるものがあるので、それを試合で出していきたいなと思ってます」

――武藤選手が王者になった景色は新しい景色だと思う?

▼清宮「思います」

――でも、それは自分が求めていたものではない?

▼清宮「そうです」

――武藤選手は戦前、賛否両論あるんじゃないかと言っていたが、実際にGHCを獲ってどんな声が聞こえてくる?

▼武藤「まぁレスラー冥利に尽きるようなコメントというか、ファンの方の比較的…まあまあ俺の周りだからね。多いですね」

――意外だった?

▼武藤「いや、俺の周りだからね。あくまでも俺を中心とした俺の周りの人だからね。相手の潮崎はそんなにみてないから」

――武道館での試合は見直した?

▼武藤「みましたね。何ていうのかな。欠点というかダメだったことを挙げたら、細かいことを言ったらキリがないんだけど、限られた環境の中で頑張ってたなと思ってます」

――2年契約で還暦になると言っていたが、ベルトはどれぐらいまで防衛したい?

▼武藤「本当はもっと先にタイトルマッチしたかったんだけど、そうはいかなくなったみたいで。ただ、武道館ももしかしたら思い出のある体育館かもしれないけど、俺ね、博多の福岡国際センターも非常に思い出のある体育館で、久しくしてないからね。そういった部分でいったら、また改めて、あそこの体育館でタイトルマッチできることは非常にうれしく思います」

――このベルトをもって、これまで名勝負を繰り広げた全国のいろんな会場で防衛戦をやりたい気持ちは?

▼武藤「何かね、メールかなんかでね、アメリカでしてくれなんてきてたね。IMPACTっていうんだっけ? タイトルマッチ、アメリカでしてくれって話もちらほら出てきたりして。せっかく今日付けでノアさんと契約したわけであって、やっぱり、こと海外…アメリカだけじゃない。台湾とか、あのへんも非常に意外と俺、自信持ってる国だからね。そういうところでタイトルマッチができたらいいかなって。そういう意味でいったら国際センター、清宮戦。あんまりダメージこないように、安パイとしてこなしていきたいと思います」

――シリーズ参戦になるのか、ビッグマッチ限定なのか試合ペースについてノア側と話はしている?

▼武藤「ビッグマッチ限定ですね」

――すべてタイトルマッチになる?

▼武藤「基本的にベルトをもし落としたとしても、試合やらなきゃいけないからね。そういう部分でいってもビッグマッチ中心に試合していきます」

――M's allianceによるベルト独占を宣言していたが、タッグを獲りたい気持ちは?

▼武藤「タッグっていうベルト、俺もよくわからないけど、シングルって高山も健介も獲ってるじゃない? タッグも獲ってる人いるの? 逆に質問だ」

――高山選手が同じパートナーで達成しているが?

▼武藤「同じパートナーで獲らなきゃいけないの?」

――武藤選手は太陽ケア選手とIWGPタッグと世界タッグを獲っているが?

▼武藤「全日本と新日本だな。ケアは本名モスマンだよな。MだM。じゃあ、ぜひケアを。コロナで大変で呼びづらいから、コロナがなくなった頃、ケア呼んでタッグ狙いたいね。M's allianceで」

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