2/16【新日本】YOSHI-HASHI直接粉砕…ロアがタッグ戦“消滅"宣言 「前日シングルで潰す」

『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月16日)
〇タンガ・ロア&EVIL&タマ・トンガvsオカダ・カズチカ&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI×

　ロアがYOSHI-HASHIを直接粉砕。IWGPタッグ戦の前日に組まれた一騎打ちで完膚なきまでに叩き潰し、タイトルマッチを消滅させる構えをみせた。

　2・28大阪城大会でのタッグ王座戦へ向け、王者・トンガ&ロアと後藤&YOSHI-HASHIは連日火花を散らしてきた。今宵はGODがEVIL、後藤&YOSHI-HASHIがオカダとそれぞれ組んで激突。王者チームがV2戦へ向けて怪気炎を上げた。

　入場と同時にCHAOSトリオがゴング前奇襲。後藤とYOSHI-HASHIはロア相手にダブルタックル、後藤がヒップトスでYOSHI-HASHIを投げる人間爆弾攻撃と好連係で快調に飛ばした。GODも息をつかせぬ連続攻撃で応戦。トンガがリバースガンスタンでYOSHI-HASHIを叩きつけたが、YOSHI-HASHIもコルバタで反撃して譲らない。

　EVILも2・27大阪城大会でシングル対決するオカダを圧倒。GODもレインメーカーに集中砲火を浴びせた。オカダがEVIL相手にリバースネックブリーカーで一矢報いると、トンガと後藤が対峙。村正、ブルドッギングヘッドロックの連続攻撃で攻め立てる後藤をトンガはトンガンツイストで叩きつけて鎮圧。ロアも左足のリングシューズが脱げるアクシデントにも動じず、エルボー合戦でYOSHI-HASHIを圧倒した。

　YOSHI-HASHIのバンカーバスターで反撃を許し、バタフライロックに捕まったロアだったが、後藤とYOSHI-HASHIを両腕ラリアットでまとめてなぎ倒す大立ち回り。すかさずトンガとのダブルトンガンツイストでYOSHI-HASHIを叩きつけた。マジックキラーが不発に終わると、ロアが後藤の牛殺し、YOSHI-HASHIのランニングダブルニーで攻め込まれたものの、カルマは決めさせず。最後はロアがエイプシットでYOSHI-HASHIを粉砕した。

　GODが直接勝利でIWGPタッグV2戦へ向けて追い風を吹かせた。一撃でYOSHI-HASHIを葬ったロアは「そんなんでどうやって大阪城ホールで俺を倒すつもりだ?」と嘲笑。タイトルマッチ前日の2・27大阪城大会では最後の前哨戦として「トンガvs後藤」、「ロアvsYOSHI-HASHI」のシングル2試合が組まれており、ロアは「残念だが翌日のタッグマッチはないかもしれない。なぜならYOSHI-HASHIは初日のシングルマッチでぶっ潰されるからな。お前の息の根を止めてやる」と通告した。

　ロアは前日の一騎打ちでYOSHI-HASHIを欠場に追い込むほどのダメージを与え、タッグ王座戦を“消滅"させる構えだ。

【オカダの話】「オイ、EVIL! セコンドの使い方、様になってんなぁ。これはEVILだけじゃねぇか、BULLET CLUBもそうか。俺、別に“乱入肯定派"だぜ!? どんどん乱入してくれよ。それでオカダ・カズチカに勝てると思ってんなら、どんどん乱入してくれよコノヤロー! 俺、そんなに弱くないから。EVILがどんだけ乱入を使って、BULLET CLUBを使って俺を倒そうとしても、去年の俺とは大違いだぜ。あぁ〜!? いくらでも、どんだけ連れてきてもらってもいいよ、大阪。全員、ツームストーンで突き刺してやる」

【後藤の話】「オカダの言う通りだ。オイ、何だっていいんだぜ。オイ、好きなように来いよ! 俺とYOSHI-HASHIが必ず、何が来ようと乗り越えてやるからよ」

※YOSHI-HASHIはノーコメント

【トンガの話】「後藤、テメーのデカ頭を踏んづけて上に行ってやる! 月に到達した男と同じように、タマ・トンガにとっては小さな一歩だが、新日本プロレスにとっては大きな飛躍だ! 誰もがこの俺に感謝することになる。パンデミックが終息したら、俺がお前らをパラダイスに連れてってやるからな! 間違いねえ!」

※EVIL、ロアはノーコメント