プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/21【NOAH】圧巻メイン締め…中嶋、横浜タッグ戦へ“残虐モード"全開 杉浦&桜庭は「過去の人」

『STEP FORWARD 2021』宮城・仙台PIT(2021年2月21日)
○中嶋勝彦&征矢学&仁王vs潮崎豪&原田大輔&稲村愛輝×

 3・14横浜武道館大会でマサ北宮との“金剛版ジ・アグレッション"でGHCタッグ王座に挑戦する中嶋勝彦が“残虐モード"全開で仙台大会のメイン締めに成功。王者の杉浦貴&桜庭和志組を「過去の人、興味はない」と切り捨て、「興味があるのはベルトだけ」と言い切った。

 2・12日本武道館大会後の“第一歩"となったこの日の仙台大会。約200人ながら札止めの観衆が集まるなか、メインで存在感を際立たせたのは中嶋だった。

 因縁の潮崎の攻撃をことごとく避けて前蹴りや左ミドルキックを連射。潮崎が痛みをこらえるたびに、笑顔がほころんでいく。ラリアットも相次いでカウンターのダブルスレッジハンマーや右ハイキックで打ち抜き、潮崎が再び苦痛に顔をゆがませると、またもや残忍な笑顔が咲いた。

 気鋭の稲村が相手となると、中嶋の“残虐モード"はさらにエスカレート。ターンバックル上に固定した稲村のボディを豪快に蹴り上げ、のたうち回って転落した相手のボディを再び思いっきり蹴り飛ばす。声にならない声を上げてうずくまる若武者の姿に、嬉々とした笑顔をみせた中嶋は、またもや強烈な蹴りをボディにめり込ませ、場内は息を呑み、中嶋はさらに笑った。

 そして最後は、強引に稲村を引きずり起こして気が済むまで前後からのサッカーボールキックを乱打すると、ランニングローキックをズバリ。続けて巨体をヴァーティカル・スパイクで突き刺して完璧な3カウントを奪った。

 GHCヘビー級王座から陥落した潮崎を「腰に何もないね」といった仕草であざ笑ってから勝ち名乗りを受けた中嶋は、締めのマイクも握らずに退場。バックステージでも「おいおいおいおい…どうしたんだよ? 潮崎豪。まさかの王座陥落、そして輝きまでも無くした潮崎豪。悪いけど相手になんねえよ。興味も湧かない。ベルトだけじゃなくて、いろんなものも失ったな。笑っちゃうよ」とせせら笑った。

 王者の杉浦&桜庭組についても「別にあの人たちに興味はない。ベルトに興味があるだけ。だってもう過去の人じゃん? 興味ないよ。俺たちは今を生きてるから」とバッサリ。武藤敬司の光が包むノアマットのなかで、中嶋の冷たくも残忍な炎が再び燃え始めた。

【試合後の中嶋】
▼中嶋「おいおいおいおい…どうしたんだよ? 潮崎豪。まさかの王座陥落、そして輝きまでも無くした潮崎豪。悪いけど相手になんねえよ。興味も湧かない。ベルトだけじゃなくて、いろんなものも失ったな。笑っちゃうよ。見ての通り、今もなお輝き続けてるのは誰だ? もちろん金剛の俺たちだろ」

――とはいえタッグ王座戦に向けてはこの日、北宮が杉浦に敗れた

▼中嶋「再結成したジ・アグレッション、全然問題ないよ。まだまだ、こんなもんじゃないから。(自身が当たる)前哨戦もないんだよな? もうチャンピオンたちが避けてるように見えてしまうよね。次の前橋だって無いし。まぁでも、(3・14博多の)ポスターは俺たち金剛のジ・アグレッションだ。いやぁ期待されてるなあ、期待に応えないとなあ」

――それだけにどんな試合をして、勝ち方をする?

▼中嶋「圧倒的がいいね。再結成して、さらに絆は強くなってるからね」

――杉浦&桜庭組という王者組を改めてどうみる?

▼中嶋「いいんじゃないの? ベルト持ってるワケだからね。ただ、別にあの人たちに興味はない。ベルトに興味があるだけ。だってもう過去の人じゃん? 興味ないよ。俺たちは今を生きてるから」

プロ格 情報局