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2/23【全日本】アンファン空中分解…土肥&羆嵐らが芦野に三行半、ジェイクと結託

『2021 EXCITE SERIES』東京・後楽園ホール(2021年2月23日)
〇ジェイク・リー&岩本煌史&TAJIRIvs土肥こうじ&羆嵐&芦野祥太郎×

 Enfants Terribles空中分解。土肥&羆嵐らが芦野に三行半を突きつけ、ジェイクと電撃結託を果たした。

 アンファン内に生まれた火種がこの日、ついに炎上した。1・24後楽園大会での三冠戦でクリーンファイトに終始し、敗れた芦野に不満を抱いた北斗が今シリーズ、何度も衝突し、羆嵐も「視野が狭くなっている」と疑問を口にしていた。

 この日、芦野&土肥&羆嵐がジェイク&岩本&TAJIRIと対戦した。児玉と北斗もセコンドにつき、久々にフルメンバーがそろっただけに、快勝といきたいところだったが、アンファン内に入った亀裂は修復不可能。芦野の劣勢が長らく続いても土肥と羆嵐はカットに入ろうとせず。ようやくジャーマンで反撃した芦野がアンクルロックでジェイクを捕らえたものの、ここで思いがけない展開となった。

 土肥と羆嵐がTAJIRIと岩本を芦野に投げつけてカットする形となったのだ。場内が騒然とする中、ジェイクのジャイアントキリングを食らった芦野はピンフォール負け。試合後、土肥&羆嵐と対峙した芦野の背後から迫った北斗がローブローをお見舞いして反逆を意思表示。児玉が割って入り、芦野を介抱したのもつかの間、トラースキックを打ち込む。さらに土肥が猛烈なラリアットを叩き込み、羆嵐が仕上げとばかりにダイビングセントーンを投下した。

 これは芦野をアンファンから追放したのではなく、三行半を突きつけた形。それを証拠に北斗は着ていたアンファンTシャツを真っ二つに引き裂いた。その様子を冷たい表情でずっと見つめていたのがジェイク。自分の方に這ってきた芦野にエルボーを叩き込み、ストンピングを連発した。止めに入る岩本に「お前もやれよ」と加勢を迫り、応じないとみるやエルボーを叩き込んでしまった。

 そして、ここでジェイクと元アンファン勢が結託。全員で岩本にストンピングの雨を降らせてから去っていった。突然の合体となったが、ジェイクは「俺は結果が全てだと思っている。このチームは共感できる部分がある。正義が勝つんじゃなくて、勝つから正義なんだ」と言葉少なに理由を明かした。確かに最近、ジェイクの戦いぶりは冷酷さを増していたが、土肥&羆嵐らとの共闘という答えをすでに導き出していたのかもしれない。

 「これは面白そうだなと思って、ついてきちゃった」とジェイクらを追ってきたTAJIRIも加わる可能性大。ともあれ、全日本に新勢力が誕生し、戦いの図式がガラリと変わることになるのは間違いない。

【試合後のジェイク&TAJIRI、羆嵐&土肥】
※芦野を除く元アンファンとジェイクが並び立つと

▼ジェイク「俺は…俺は結果が全てだと思っている。このチームは共感できる部分がある。正義が勝つんじゃなくて、勝つから正義なんだ。以上です」

▼土肥「カッコいいな」

▼羆嵐「素晴らしいね」

※ジェイクらが去っていくと、隅に隠れるようにして同席していたTAJIRIが最後に残り

▼TAJIRI「俺もなんかね、これは面白そうだなと思って、ついてきちゃった」

【岩本の話】「ベルトも失って、今度は信頼してた仲間にも裏切られた。(ため息をつくと)何もねえな」

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