プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/23【NOAH】小峠が逆襲ピンで王者・吉岡に猛反撃 「8年の意地」あらわに

『STEP FORWARD 2021』群馬・YAMADAグリーンドーム前橋サブイベントエリア(2021年2月23日)
○小峠篤司&潮崎豪&原田大輔vs丸藤正道&大原はじめ&吉岡世起×

 3・14博多大会のGHCジュニアヘビー級選手権試合「(王者)吉岡vs小峠(挑戦者)」に向けた2度目の前哨戦で、小峠が吉岡から逆襲のピンフォール勝ちに成功。前橋大会のメインを締めくくりつつ、先達としての“意地"をあらわにした。

 2・21仙台大会の前哨戦第1ラウンドでは、吉岡がいきなり小峠を直接撃破。新王者としての初陣を飾ったが、今宵の前橋第2ラウンドでも吉岡の勢いばかりが目立った。

 序盤から丸藤&大原とともに小峠を捕獲。鋭い蹴りを容赦なく連発して動きを止め、中盤過ぎにも小峠の反撃の芽をことごとく摘みながら、切れ味十分の攻撃を小気味良く連発して王者の存在感を発揮した。

 小峠も吉岡必殺のクラッシュドライバーだけは食らわず。潮崎、原田の援護を受けながら巻き返し、ダイビングボディプレスを投下したものの、剣山で撃墜されて再び失速してしまう。

 逆に吉岡は顔面をトラースキックで打ち抜いてロープに走ったものの、すかさず原田がカットイン。小峠のカニ挟み→原田の顔面ニーの桃の青春連係がドンピシャリで決まる。続けざまにコウモリ吊り落としで王者を叩きつけた小峠が、必殺キルスイッチへとつなげて完璧な3カウントを奪ってみせた。

 小峠が前橋大会を締めくくる逆襲のピンフォール勝ち。試合後には悔しげな吉岡を見下しながら、両手を掲げて勝ち誇ったものの、「実力はメチャクチャあるのは分かってるし、相当覚悟はしてるんですけど、今日はホントほぼほぼパートナーのおかげで勝てたんで、ダメですね。まだまだ反省点いっぱいあると思います」と反省の言葉とともに勝って兜の緒を締め直した。

 現ノアジュニアは、そのほとんどが他団体出身。あらゆる戦場から流れ着いた実力者が、現在進行系のノアジュニアを所属選手として彩っているが、現メンバーでその最古参的存在が大阪プロレス出身の小峠でもある。「先輩らに比べたらまだまだかもしれないですけど、もうすぐノアに入って8年になるんで、そこはやっぱり退(ひ)けない意地ですよ」と強調。“先達"としての意地をあらわにした。

【試合後の潮崎&小峠&原田】
――逆襲のピンフォール勝ちとなった

▼小峠「どうだろね。デカいこと言ってるけど、やっぱり相方の原田に勝ったんで、実力はメチャクチャあるのは分かってるし、相当覚悟はしてるんですけど、今日はホントほぼほぼパートナーのおかげで勝てたんで、ダメですね。まだまだ反省点いっぱいあると思います。気合い入れて。まだまだ修復できると思うんで」

――改めて王者・吉岡世起をどうみる?

▼小峠「あんまり、どう見るとか小細工とか考えてないっすね。やっぱ意地です。先輩らに比べたらまだまだかもしれないですけど、もうすぐノアに入って8年になるんで、そこはやっぱり退(ひ)けない意地ですよ」

――潮崎選手はベルトを失ってからの再起星となった

▼潮崎「今日こうやって原田と小峠、この二人と組ませてもらって、二人の勢いをいただきましたんで、自分も止まらずに先をみて動いていきたいと思います」

――原田選手はどう小峠選手を援護していく?

▼原田「武道館で勝てなかった無念がいっぱいあるんで、そこは勝って晴らして欲しいなという気持ちもありますし、まだまだタイトルマッチに向けて前哨戦もあると思うんで、しっかり援護したいなと思います。このノアジュニア、武道館で負けてしまったけど、まだまだできることがあると思うし、無限の可能性を秘めてるのが今のノアジュニアだと思うんで、負けて終わりじゃなくて、しっかり、これからどんどん巻き返したいと思います」

――無限の可能性という言葉も出た

▼小峠「うん、時代がめっちゃくちゃ動いてるんで。今のファンに俺の意地を、強さを見せたいと思います」

プロ格 情報局