2/25【新日本】最後はトンガ直接ピン 後藤&YOSHI前哨戦4連勝でタッグ獲りへ

『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月25日)
○後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvsジェイ・ホワイト&タンガ・ロア&タマ・トンガ×

　後藤&YOSHI-HASHIがタッグ王座前哨戦で破竹の4連勝。後藤がトンガを直接ピンフォールし、最高の形で大阪城決戦に駒を進めた。

　2・28大阪城ホール大会で“GOD"トンガ&ロアの持つIWGPタッグ王座に挑戦する後藤&YOSHI-HASHI。前哨戦ロード序盤こそはGODに手を焼いたが、ここに来て一気に勢いを掴み、3連勝を重ねていた。

　この日も抜群の連係を駆使して序盤からGODを圧倒。ラフファイトに捕まって後手に回る場面も見られたが、最後はトンガに照準。後藤の背後に隠れたYOSHI-HASHIがカウンターのトラースキックをぶち込むと、さらに後藤&YOSHI-HASHIのトラースキック&牛殺し、石井のスライディングラリアット、YOSHI-HASHIのダブルニーアタックが立て続けにさく裂し、豪快なGYWで勝利をもぎ取った。

　2・27大阪城ホール大会では「後藤vsトンガ」「YOSHI-HASHIvsロア」の一騎打ちが控えているだけに、まだまだ一波乱ありそうな状況だが、今の後藤&YOSHI-HASHIに死角はない。後藤は「イメージ通りだ。イメージしたことをすぐに実行できるのが、この俺たちの強みだ」とチームワークに手応えを示し、「まあ、見てるみんなもイメージできたと思うんで。俺たちがベルトを獲る、その瞬間を」と自信をあらわに。YOSHI-HASHIも「どんなんでも俺たちの型にはまれば、俺たちが勝つから」と断言してみせた。

　また、同じく2・27大阪城ホール大会で一騎打ちを行う石井とジェイも火花を散らした。2・22後楽園大会ではタオルによる絞首刑でジェイに失神寸前まで追い込まれていた石井は、のっけから怒り心頭。ジェイはそんな石井を何度もスカして逃げ回った。それでも石井は執ように追いかけ回し、エルボー一撃でねじ伏せたが、ジェイは自陣に逃走。試合後も鉄柵の外に逃げ出し、「立ち入り禁止」と書かれたフェンスで石井を足止めするなど最後まで取り合わなかった。

　さらに怒りを溜め込んだ石井だったが、あとは当日に全てをぶつけるのみ。「スカして、スカして体力温存か? まあ、いい。結果は明後日出んだ。オメェが1ヶ月悩んだ、悩み抜いた結果は明後日出んだよ。その1ヶ月がいかに無駄だったか、教えてやるよ。そして、ドームと同じようなコメント吐かせてやるから」と必勝を誓った。

【石井の話】「(※先に1人でコメントブースにやって来ると)スカして、スカして体力温存か? まあ、いい。結果は明後日出んだ。オメェが1ヶ月悩んだ、悩み抜いた結果は明後日出んだよ。その1ヶ月がいかに無駄だったか、教えてやるよ。そして、ドームと同じようなコメント吐かせてやるから(※と言って、先に控室へ)」

【試合後の後藤&YOSHI-HASHI】
▼後藤「おっしゃ! イメージ通りだ。イメージしたことをすぐに実行できるのが、この俺たちの強みだ」

▼YOSHI-HASHI「勢いついたから。大事なのは勢いだから」

▼後藤「まあ、見てるみんなもイメージできたと思うんで。俺たちがベルトを獲る、その瞬間を」

▼YOSHI-HASHI「どんなんでも俺たちの型にはまれば、俺たちが勝つから」

▼後藤「そうだ!」

【ロアの話】「(※1人で先にコメントブースにやって来ると)タイトルマッチでもないし、なんのダメージもない。本番、タッグ王座戦は日曜のオーサカジョーホールだ。YOSHI-HASHI、ゴトー、土曜のシングルマッチ、俺たちを見くびってると痛い目見るぞ。お前ら、翌日はリングに上がれないかもな」

【トンガの話】「痛え……最後の連携技はなんだ? G…T…名前なんてどうでもいいんだよ! とにかくあの技を食らうのはもう二度とゴメンだ! 特にオーサカジョーホールでは絶対に使わせねえぞ! デカ頭の猿みたいなゴトーとYOSHI-HASHIよ……テメェら相手に負けてられねえ!」

【ジェイの話】「(※上村を連れてくると)今日もこのモデルに新作Tシャツを着てもらおうじゃないか。子供の頃、お母さんに服を着せてもらってたように、俺が着せてやろう。どうだ、“REAL ERA"Tシャツだ。みんなによく見えるように一回転しろ。笑顔でな。(※マスクで表情が見えないのを気にすると)ちゃんと笑ってるのか? 待ちに待ったオーサカジョーホール、遂に明後日だ。トーキョードームが終わってからずっとこの試合だけを見てやってきた。イシイ、お前は俺にとって今一番潰さないといけない相手だ。お前は今プロレス界で一番注目を集めてるジェイ・ホワイトとシングルで試合ができるんだから、相当気合いが入ってるようだな。ファンにもよく伝わってるぞ。でも、この俺と絡めるんだから。BULLET CLUBのTシャツを着ながら隣に立ってるだけでユーヤ、お前も有名になれてるんだぞ。(※上村に向かって)スマイル! スマイルだ! 笑え! イシイ、お前もこうしてビッグチャンスを掴むことができたが、残念ながら最後はリングで大の字になって終わるんだ。そしてこの俺が“REAL"勝者になるのさ。イシイ、楽しみで仕方ないよ。思いっ切りやろうぜ」