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3/4【新日本】コブが小島に雪辱で初戦突破、2回戦へ昨年覇者EVIL粉砕を予告

『旗揚げ記念日』東京・日本武道館(2021年3月4日)
「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦 〇ジェフ・コブvs小島聡×

 コブが小島に雪辱を遂げてNEW JAPAN CUP1回戦を突破。2回戦で実現する昨年覇者・EVIL戦へ向けて「ぶっ潰してやる」と予告した。

 『旗揚げ記念日』で春の最強決定戦・NJCが開幕。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大によって6〜7月に無観客(決勝戦除く)開催となったが、今年は例年通りの春開催となった。

 1回戦の幕開けを告げたのは小島とコブの対決。今年1月にテンコジとUNITED EMPIREの抗争が勃発し、2・28大阪城大会におけるタッグマッチ(天山&小島vsオスプレイ&コブ)では、小島が剛腕ラリアットでコブにピンフォール勝ちを収めたばかり。両者が春の祭典初戦で再び激突した。

 両者がショルダータックル合戦で正面衝突する真っ向勝負で幕開け。小島がマシンガン逆水平を浴びせ、コーナーに上がったものの、コブが軽々とリフトアップしてダイビングエルボーに持ち込ませない。すかさずコーナータックルやショートレンジラリアットで攻め込むと、お株を奪うマシンガン逆水平、串刺しジャンピングエルボーの連続攻撃に出た。

 今度は小島がコーナーに上がったコブを雪崩式ブレーンバスターで叩き落として反撃ののろしを上げた。手拍子に後押しされる中、小島は武藤敬司ばりのシャイニングウィザードをさく裂。プランチャをキャッチされて場外マットに叩きつけられたが、エプロンに立ったコブの足にラリアットを叩き込むと、エプロンDDTを敢行した。

 流れを引き寄せた小島はダイビングエルボードロップを放ち、エルボー連打&ローリングエルボー、DDTで一気にたたみかけた。コジコジカッターが不発に終わり、コブがジャーマンでぶっこ抜いても、小島は執念でコジコジカッターをさく裂。垂直落下式ブレーンバスターで追い討ちをかけた。

 だが、コブは勝負どころを見逃さない。小島が仕上げを狙った剛腕ラリアットをガードし、アスレチックプレックスを敢行。ドクターボムで豪快に叩きつけて追い討ちをかける。粘る小島も左ラリアットを叩き込み、ラリアットの打ち合いも制したが、仕上げのラリアットを狙って突っ込んだところをキャッチしたコブがツアー・オブ・ジ・アイランドを爆発させて3カウントを奪った。

 4日前の借りを返したコブがNJC1回戦を突破した。「今日のところは正直にお前の力を認める。お前は強かった」と小島に敬意を表する一方で、「だが、小島はもう過去の人間であり、俺は未来だ」と強調。その未来をNJC制覇で切り開くつもりだ。

 続く2回戦は3・11松山大会。昨年覇者で1回戦シードのEVILと対決する。大きな関門となるのは確実だが、コブは「お前がロス・インゴでもBULLET CLUBでも、どこのユニットに所属していようがどうでもいい。ただ、ぶっ潰してやるだけだ!」と予告してみせた。

【コブの話】「小島、今日のところは正直にお前の力を認める。お前は強かった。だが、小島はもう過去の人間であり、俺は未来だ。2回戦の相手は? EVILか。昨年優勝してるからシードで2回戦から参戦ときたか。EVIL、お前がロス・インゴでもBULLET CLUBでも、どこのユニットに所属していようがどうでもいい。ただ、ぶっ潰してやるだけだ!」

【小島の話】「(※やや足を引きずってインタビュースペースに現れると、ヒザに手をついてしばらく息を吐いて)IWGPヘビー級のベルトと、IWGPインターコンチネンタルのベルトが統合されて一つになった。様々な意見がある中で、俺も思うところがいっぱいあって、それを言おうと思っていた。だけど、負けた人間には何も言う資格がねぇんだよ。今日勝って、その後に優勝して、IWGPのベルトに挑戦できる時に初めて言う権利があるんだよ、こういうことは。今の弱っちい俺には、何一つ発言する権利がない。だから発言したければ、もっと強くなるしか、ねぇんだよ」

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