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3/4【DRAGONGATE】ツインゲート挑戦前に吉田暗雲 新井にまさかのピンフォール負け

『GLORIOUS GATE 2021』東京・後楽園ホール(2021年3月4日)
○新井健一郎&神田裕之vs奥田啓介&Ben-KvsB×Bハルク&H・Y・Ovs望月成晃&吉田隆司×

 ツインゲート王座挑戦目前の吉田が大ハッスル。気迫全開で暴れ回ったものの、終盤にはハルクに攻め込まれた末に新井に押さえ込まれて、まさかのピンフォール負け。タイトル奪取を狙う吉田に暗雲が立ちこめた。

 3・7大阪大会でツインゲート王者・ハルク&KAI組に挑戦する望月&吉田が4WAYタッグマッチに出陣した。対戦相手にはハルクが名を連ねているだけに、序盤から吉田は気迫全開。パワフルな攻撃を見せただけでなく、控えに回っても英語でことあるごとに叫び声を上げて場内を沸かした。しかし、そんな吉田を空転させたR・E・Dのハルク&H・Y・Oは新井に集中砲火を浴びせて試合をリードする。

 3・6大阪大会でブレイブゲート王座を懸けて争う王者の奥田と挑戦者のH・Y・Oもシングルマッチさながらにやり合った。いつ果てることなく真っ向からエルボー合戦で火花。奥田がハイキックを放てば、H・YOもバックドロップで譲らず、痛み分けに終わった。

 終盤になると、またまた吉田が奮戦。Ben-Kとのパワー勝負で競り勝つと、ハルク&H・Y・Oには地獄突き&モンゴリアンチョップを乱射する。2人まとめてバックドロップで投げつけると、両腕ラリアットでねじ伏せた。望月がリープフロッグでH・Y・Oを幻惑すると、その直後に襲いかかった吉田がサイバーボムで仕留めにかかる。

 だが、H・Y・Oが回転エビ固めの要領で切り返しにかかると、レフェリーの目を盗んで、踏ん張る吉田の股間に一撃。そこにハルクがファーストフラッシュをぶち込んだ。決定的な場面だったが、ここで新井が横やりを入れてジャックナイフ式エビ固めで吉田を押さえ込むと、パートナーの神田がハルクを分断して好フォロー。まんまと勝利を強奪した。

 大喜びの新井&神田に対し、勝利を奪われた立場のハルクは怒り心頭。「お前、俺の勝ち星を横取りしやがったな、コノヤロー。ふざけんな。ポンコツ横取りレスラーが。覚えとけよ。そのうち、お前らを潰してやるからな」と新井制裁を予告すると、返す刀で「ポンコツと言えば、ポンコツオッサンレスラーの望月成晃。そして、ポンコツお笑いレスラーの吉田」と次期挑戦者を糾弾。「タイトルマッチは3日後、大阪だ。今日のようには行かねえからな。覚悟しとけよ。いいか、タイトルマッチまでしっかりお稽古してこいよ。ポンコツオッサンレスラーとポンコツお笑いプロレスをな」と高笑いを決めた。

 惨敗を喫した吉田は何も言い返せず、うなだれるばかり。望月も肩を落とすしかなく、ツインゲート挑戦を前に暗雲が立ちこめる結末となった。

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