3/8【NOAH】王者・吉岡が新風景構築へ「小峠さんのスイッチ切る」 3・14博多GHCジュニア戦調印式
3・14博多(福岡国際センター)大会のGHCジュニアヘビー級選手権試合「(選手権者)吉岡世起vs小峠篤司(挑戦者)」に向けた調印式が8日、都内ホテルで開かれ、新王者・吉岡が「僕が小峠さんのスイッチを切る」とノアジュニア新風景の構築開始へ強い意欲を示した。
昨年ノア入りした吉岡は、今年の2・12日本武道館大会で現ノアジュニアの象徴的存在・原田大輔を破ってGHCジュニア初戴冠に成功。原田の相棒・小峠が即座に名乗りを上げ、博多での初防衛戦が決まった。
とはいえ前哨戦では2連敗中。所属するユニット『FULL THROTTLE』の興行メインでも小峠に直接ピンフォール負けを喫している。「もともと小峠さんが強くて、リーチも長くて、一発が怖い選手だっていうのは良く知ってるので。ただ前哨戦を重ねることで、次のチャンピオンシップでのシミュレーションができたので、今まで受けた屈辱を返したいと思います」と“免疫獲得"を強調しながらリベンジ防衛を誓った吉岡は、「小峠さんのキルスイッチ食らわずに、小峠篤司のスイッチを僕が切ってやりたいと思います」と言い切ってみせた。
ノアジュニアの新王者としての存在感を示す重要舞台。「今までのチャンピオンとは一味違うという僕なりのチャンピオン像」と意気込んだ吉岡は、WRESTLE-1時代の師匠格に当たる現GHCヘビー級王者の武藤敬司にも“対抗心"をチラリ。武藤は同じ日にメインでタイトルマッチを行うだけに「試合内容をみせていって、ノアジュニアの闘いはすげーなって思ってもらえる、注目度を試合で持ってこられる試合をしていきたい」と“ノアジュニア牽引者"としての責任感も垣間見せた。
一方の小峠は「チャンピオン、武道館大会で原田大輔からベルトを奪取した実力は“ほんまもん"だと思ってますんで。特にスピードと切れ味については、他の選手と比べても抜きん出てる」と王者の力量を認めたものの、「自分には、チャンピオンを上回れるものと言ったら、キャリアと絶対に負けないっていう意地とガッツ。それで勝利をもぎ取りたい」と約5年ぶりの返り咲きを見据えた。
同じノアジュニア正規軍の原田大輔&宮脇純太も3・21後楽園大会でのジュニアタッグ王座挑戦が決まっているだけに「チームとしても良い雰囲気作ってバトンタッチして、3人でベルトを巻いて、俺たちで新しい時代を作っていきたいと思います」とチームとしてのジュニア二冠も描いた。
【調印式の模様】
――王座戦に向けた意気込みを
▼小峠「チャレンジャーの小峠です。チャンピオン、武道館大会で原田大輔からベルトを奪取した実力は“ほんまもん"だと思ってますんで。特にスピードと切れ味については、他の選手と比べても抜きん出てる。そこはしっかり警戒していきたいと思っています。自分には、チャンピオンを上回れるものと言ったら、キャリアと絶対に負けないっていう意地とガッツで、勝利をもぎ取りたいと思います。あと、しっかりベルトを獲って、チームね。原田と宮脇がジュニアタッグ挑戦控えてるんで、チームとしても良い雰囲気作ってバトンタッチして、3人でベルトを巻いて、俺たちで新しい時代を作っていきたいと思います」
▼吉岡「小峠さんとは前哨戦やって、1勝2敗で負け越してるんですけど、もともと小峠さんが強くて、リーチも長くて、一発が怖い選手だっていうのは良く知ってるので。ただ前哨戦を重ねることで、次のチャンピオンシップでのシミュレーションができたので、今まで受けた屈辱を返したいと思います。この前の土曜日に初のFULL THROTTLE興行のメインで受けた屈辱。そして、なによりFULL THROTTLEというチームを作って、ほっぽりだして別のチームに行ってしまった屈辱をこのタイトルマッチで返したいと思います。小峠さんのキルスイッチ食らわずに、小峠篤司のスイッチを僕が切ってやりたいと思います」
――チャンピオンとしての吉岡世起をみせ始める重要な舞台となるが、博多でどんな存在感を放ちたい?
▼吉岡「日本武道館で初めてGHCジュニアのベルトを獲って、そこでノアの一員だっていう証を示すことができたと思うんで、この福岡国際でのタイトルマッチでは、ノアのGHCジュニアのチャンピオンだ!っていう存在感と、今までのチャンピオンとは一味違うという僕なりのチャンピオン像っていうのを創り出せたらなと思っています」
――小峠選手は改めてGHCジュニアへの思い入れというのは?
▼小峠「前に巻いていた頃から5年くらい経ってると思うので。今、リング内外でノアは凄く動いてると思うんですよ。もちろん我々もスタッフも、見てくれているファンの人たちも。ガラリと変わってると思うんで、やっぱり過去じゃなくて今なんですよね。今のファンにもう一度、小峠篤司っていう強いレスラーがいるんだってことを見せつけたいですし、ずっと変わらず応援してくれてる方々にももう一度恩返しじゃないですけど、応援して良かったなと思わせたいなと思います」
――武藤のGHCヘビー戴冠などで話題的にジュニアの存在感が押され気味にも思えるが、王者として?
▼吉岡「外の人というか、他団体選手や新しい選手がくると注目度は上がると思うんですけど、僕はこのノアジュニア。僕はノアに来る前から見ていて、粒ぞろい、レベルの高い選手がいっぱいいると思っていたので、このノアジュニア内での闘いをもっと注目してもらえるような試合…試合内容をみせていって、ノアジュニアの闘いはすげーなって思ってもらえる、注目度を試合で持ってこられる試合をしていきたいと思います」
――ヘビーのタイトルマッチを行う武藤敬司は恩人だが、間接的な競い合いになる?
▼吉岡「そうですね。いつでもどの大会でも、一番良い試合をしたい!って気持ちはなくさないようにしてるので、いろんな思いもありますけど、リングに上がったら全員がライバルだと思ってます」