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3/10【新日本】YOSHI-HASHIが裕二郎に6年越しリベンジ 2回戦でフィンレーと対決

 『NEW JAPAN CUP 2021』京都・三段池公園総合体育館(福知山)大会が10日、行われ、YOSHI-HASHIが高橋裕二郎に6年前の1回戦で敗れた借りを返して初戦を突破。2回戦でデビッド・フィンレーとの対決が決まった。

 2019年、2020年と2年連続でベスト8入りを果たしているYOSHI-HASHI。初優勝を狙う今年、1回戦で裕二郎と対決した。2015年の1回戦でも対戦して敗れており、6年越しの雪辱戦ともなった。

 だが、百戦錬磨の裕二郎に苦しめられた。ステッキで何度も殴打されて先制を許すと、スリーパーで消耗させられ、後頭部への低空ドロップキック、バックドロップの波状攻撃でダメージを蓄積。反撃を試みても、ジャンピングスピンキックが空を切り、低空フロントキックを食らって動きが止まった。

 それでもYOSHI-HASHIは逆水平を連発し、ヘッドハンターで立て直しを図ったものの、裕二郎は指に噛みついたり、スタンガンでYOSHI-HASHIのノドをトップロープに痛打させたりと手段を選ばず逆転。張り手を連発すれば、YOSHI-HASHIも張り返し、ラリアットを叩き込んだものの、逆に裕二郎のラリアットを食らって劣勢を打開できない展開が続いた。

 ここから裕二郎が勝負に出た。インカレスラムで叩きつけ、雪崩式、正調とフィッシャーマンバスターを連発。YOSHI-HASHIもピンプジュース、ラリアットをことごとく阻止し、ジャンピングスピンキック、トラースキックを立て続けに決めたが、カルマは裕二郎が不発に終わらせ、マイアミシャインを久々に敢行した。

 ピンチを迎えたYOSHI-HASHIだったが、ピンプジュースを狙う裕二郎を押し倒して後頭部を痛打させ、ようやく突破口を開いた。フロントハイキックやラリアットを食らっても高速ドラゴンスープレックス、ラリアット、スワントーンボムと怒とうの猛攻。バタフライロックでギブアップ寸前に追い込むと、カルマを爆発させて3カウントを奪った。

 YOSHI-HASHIが6年前の雪辱を遂げ、1回戦を突破した。苦戦を強いられたとあって、「今日の高橋裕二郎、気持ちがあふれてる。昔CHAOSいたの、ちょっと思い出したよ」と先輩・裕二郎に一目を置いたが、「もう立場違うから。俺は今ベルト持ってるし、お前なにも持ってない」と違いを強調。「俺はさらにさらにさらに(ベルトを)獲りにいくからな」とさらなる勲章獲りを見据えた。続く2回戦は3・15後楽園大会。この日、チェーズ・オーエンズを破ったデビッド・フィンレーと対決する。

【YOSHI-HASHIの話】「裕二郎、オイ、NEVER6人(タッグ)のベルトだろうが、そう簡単に獲れるもんじゃないからな、コノヤロー。でも今日の高橋裕二郎、気持ちがあふれてる。昔CHAOSいたの、ちょっと思い出したよ。でもあの時と俺もあいつも、もう立場違うから。俺は今ベルト持ってるし、お前なにも持ってない。俺はさらにさらにさらに(ベルトを)獲りにいくからな。お前はどうすんだ? このまま、くたばってんのか? オイ、今日、今日、俺に負けたの、どう思う? 悔しいと思うだろ? 悔しいとすら思わなくなったらテメエは終わりだ、コノヤロー」

【裕二郎の話】「あいつよ、俺が新日本プロレスに入門してから2年か3年後によ、あいつが新日本プロレスの道場に入門テストのための履歴書を2回も3回も送ってきてんだよ。そん時よ、俺はまだデビューしたばかりでよ、見てんだよ、あいつの履歴書を。そん時よ、俺があいつの履歴書、捨てちまえばよかったよ」

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