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3/11【新日本】昨年覇者・EVILが連覇&ベルト新設へ始動 NJC初戦で非道のコブ狩り

 『NEW JAPAN CUP 2021』アイテムえひめ(松山)大会が11日、行われ、昨年覇者・EVILが2回戦で手段を選ばずジェフ・コブを撃破して準々決勝進出を決定。連覇&ベルト新設の野望実現へ向けて始動した。

 ディフェンディングチャンピオンの権限で1回戦シードとなったEVILのNJCがこの日、幕を開けた。2回戦の相手は3・4武道館大会で小島聡を粉砕したコブ。2009年&2010年の後藤洋央紀以来となる史上2人目の連覇を狙う暗黒王はコブのパワー殺法に手を焼きながらも、なりふり構わずNJC初戦を突破してみせた。

 先手を取ったのはコブ。ショルダータックルでEVILをねじ伏せ、場外戦でセコンドのディック東郷と同士討ちさせると、リングに戻ればドロップキックで宙を舞う。東郷の介入を得たEVILはラリアットでコブを場外に叩き落として反撃。フェンス攻撃を連発し、イスをフルスイングするなどやりたい放題に巻き返した。

 その後もEVILはコーナー金具ホイップ攻撃、フィッシャーマンバスターで攻勢に出たが、コブはナックルパンチ、フロントスープレックスで応戦。エプロンに出たEVILを雪崩式ブレーンバスターでぶっこ抜いて怪力をみせつける。ラリアットの読み合いも左ラリアットで制したが、その場飛びムーンサルトはEVILが両ヒザで迎撃。ラリアットを叩き込み、Scorpion Deathlockで捕らえる。耐えたコブをダークネスフォールズで豪快に叩きつけた。

 EVILを食い止めたコブはトラースキック、オクラホマスタンピードで挽回。劣勢のEVILを援護しようと東郷がスポイラーズチョーカーによる介入を狙っても返り討ちにし、EVILをジャーマン、その場飛びムーンサルトで攻め込むと、アスレチックプレックスも敢行した。その際、EVILにつかまれたレフェリーが場外に転落して昏倒。無法地帯となったものの、EVILのローブローを阻止したコブは、東郷がスポイラーズチョーカーで絞め上げても、二人まとめて担いでアバランシュホールドで叩きつける離れ業をみせた。

 東郷を蹴散らし、レフェリーをリングに戻したコブはドクターボムで追い打ちをかけたが、ツアー・オブ・ジ・アイランドを阻止したEVILがラリアットで反撃ののろしを上げた。コブがジャーマンで投げても、EVILはコーナー金具に激突させてツアー・オブ・ジ・アイランドを決めさせず。串刺しラリアットが不発に終わって金具に激突したものの、ツアー・オブ・ジ・アイランド狙いを不時着して回避。実況席にいた高橋裕二郎がエプロンに上がってレフェリーの注意を引きつけるスキに、EVILはローブローをお見舞いし、EVILで叩きつけて3カウントを奪った。

 EVILがNJC初戦で手段を選ばずコブを撃破し、準々決勝進出を決めた。史上2人目となる連覇達成へ向けて好スタートを切った暗黒王は試合後のリング上で「おい、ジェフ・コブよ、これがBULLET CLUBの力だ、このヤロー」と勝ち誇ると、「おい、いいか? この俺がNEW JAPAN CUP2連覇して、飯伏の持ってるベルト分捕ってやる」と新設IWGP世界ヘビー級王座強奪まで突き進む構え。「そしたらよ、IWGPの名前なんてな、消し去って、新しいベルト作ってやるよ。IWGPの名前なんてな、クソ食らえなんだよ。新日本の歴史なんてな、潰してやるよ。だからよ、2連覇してやるよ。よく覚えとけ」と改めてベルト新設をぶち上げた。

 続く準決勝は3・16後楽園大会。この日、グレート-O-カーンを破ったKOPW2021保持者・矢野通と対決する。「誰が来ても一緒だよ。全員潰してやるよ。いいか、俺はやるって言ったらマジでやってやるからな。覚えとけ」と吠えたEVILは、ベルト新設の野望を実現させるためにも、んな手を使ってでも連覇を成し遂げるつもりだ。

【EVILの話】「(※自らイスを持ってコメントスペースにやって来てイスに座る。すぐそばに東郷が立ち、無言のままにらみを利かせている)オイ、リングで言った通りだ。次は誰だ? 矢野か? 矢野か…。オイ、誰が来ても一緒だよ。全員潰してやるよ。いいか、俺は、やるって言ったらマジでやってやるからよ。よく覚えとけ。(※東郷に向かって)行くぞ(※と言って、東郷を引き連れて控室へ)」

※コブはノーコメント

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