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3/11【新日本】NJC2回戦幕開け 矢野が準々決勝進出、オーカーン“弁髪切り”も実らず

 『NEW JAPAN CUP 2021』アイテムえひめ(松山)大会が11日、行われ、矢野通が2回戦でグレート-O-カーンを技あり料理。弁髪を切ってリングアウト負けの危機を回避しながらも2回戦敗退に終わったオーカーンはハサミを手に大荒れで、「矢野はどこだぁ!? 余の大切な弁髪が…」と怒りを爆発させた。

 NJC初出場となったオーカーンは3・4武道館大会での1回戦で内藤哲也を撃破。この日の2回戦では、3・6大田区大会でバッドラック・ファレを破ったKOPW2021保持者・矢野と対決した。が、思わぬ屈辱を味わう結果となった。

 試合前から「怖い!」と連呼する矢野がテーピングを手にすると、オーカーンは「これで余の手を結べ!」と要求。矢野が後ろ手にオーカーンの両手を縛り、コーナーマットを外して手にすると、オーカーンは「余を打て!」と挑発する。矢野が殴りかかるとテーピングを引きちぎったオーカーンはストンピングを連発する矢野をヒザ十字固めで捕らえた。

 逃れた矢野は花道まで下がり、「こっちでやろう!」と挑発したが、応じないオーカーンは矢野が持参した赤いイスの上に鎮座する。矢野が「だったら俺もやるよ」と花道上でイスに座って対抗したが、オーカーンはKOPWトロフィーを踏み潰す構えをみせ、「返してほしければ戻ってこい!」と要求。これには矢野も「やめて、やめて!」とあわててリングに戻った。

 両者がほとんど組み合わないまま試合時間は5分を経過したが、ようやくオーカーンが攻勢に出る。俵返しで引っこ抜き、肩固めで絞め上げた。矢野も負けじと飛行機投げ、フロントスープレックスとレスリングテクニックを惜しげもなくみせて反撃。オーカーンがエルボー合戦で圧倒しても、マンハッタンドロップ、シーソーフリップによるコーナー金具ホイップ攻撃からスクールボーイで丸め込んだ。

 返したオーカーンがカウンターの二段式フロントハイキック、モンゴリアンチョップ、アイアンクローで猛反撃に出たが、矢野が場外戦に持ち込んで流れが決定づけられた。矢野が弁髪をフェンスに結びつけてリングアウトを狙うと、オーカーンはハサミで弁髪を切って逃れ、憤怒の表情でリングイン。「余の大切な髪を! 殺してやる」とハサミで殴りかかったものの、かいくぐった矢野は急所攻撃、スピアーの連続攻撃からNUで丸め込んで3カウントを奪い取った。

 敗れたオーカーンはイスを投げつけるなど大荒れ。ハサミを手に矢野を追いかけ、バックステージでも「矢野はどこだぁ!? 俺の大切な弁髪が…どこだ!?」と怒りを爆発させたものの後の祭り。NJC初出場は2回戦敗退で終わった。

 一方、矢野はまんまと準々決勝進出。バックステージでも「怖い…怖い…怖い…怖い!」と連呼したものの、「これがKOPW2020年覇者、KOPW2021保持者、登別観光大使・矢野通、日本大学レスリング部の力だ! よーく覚えとけ」と勝ち誇った。続く準々決勝は3・16後楽園大会。この日のメインでジェフ・コブを破った昨年覇者・EVILとの対決が決まった。

【矢野の話】「怖え…怖い…怖い…怖い…怖い…。だが、しかし! だが、しかし! これが、KOPW2020年覇者、KOPW2021年保持者、登別観光大使、矢野通! 日本大学レスリング部の力だ! よ〜く覚えとけ!」

【オーカーンの話】(※切り落とされた弁髪とハサミを手にコメントスペースに入ってきて)オイ、矢野どこだ? 矢野どこだ!? ああ……余の大切な弁髪が……。どこだ!」

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