プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/15【新日本】SANADAがNJC8強入り 猛攻も“連敗"永田は「勝つまでやる

『NEW JAPAN CUP 2021』兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市/2021年3月14日)
2回戦 ○SANADAvs永田裕志×

 SANADAが永田との熱闘を制してNJC8強入りを決めた。

 かつては全日本チャンピオン・カーニバルで優勝決定戦を争った両雄。2・17後楽園大会以来、約1ヶ月ぶりのシングルマッチが、NJC2回戦を舞台に実現した。

 まずは随所で巧みな切り返しをみせたSANADAが場外パイルドライバーを機に主導権を握ったものの、永田も熱いエルボー合戦に持ち込んで真っ向から逆襲。エクスプロイダーやダブルアームスープレックスで押し返したが、SANADAもカウンターのフランケンシュタイナーやプランチャで華麗に巻き返して譲らない。

 その後はエクスプロイダーとTKOの打ち合いに発展して試合はさらにヒートアップ。SANADAがマジックスクリューで競り勝ったかにみえたが、永田も続くラウンディングボディプレスを避けるや、逆にタイナー(串刺し飛び膝蹴り)をズバリ。さらには雪崩式エクスプロイダーを敢行して好機を手繰り寄せ、こん身のミドルキックで蹴り倒した。

 止まらない永田はSANADAの回転足折り固めも流れるようなナガタロック2で切り返し、ロープエスケープ直前でリング中央に引き戻してギブアップを絞り取りにかかった。

 それでも必死にロープに足を届かせたSANADAは、スタンド式ドラゴンスリーパーからのSkull Endに持ち込んでみせたものの、永田はレッグロックで切り返してさせじ。続く打撃戦でもSANADAの一撃を真っ向から受けて立った永田は、カウンターの延髄斬りで黙らせるや、大☆中西ジャーマンも放った。

 だが、SANADAは着地。逆に串刺し攻撃を交わすや、トンボ切りからのスタンド式ドラゴンスリーパーへ。そして再びSkull Endに移行だ。永田が意地でもギブアップしないとみるや、自ら技を解き、コーナー最上段からのラウンディングボディプレスを投下して3カウントまでつなげてみせた。

 後楽園に続いて永田を“連破"したSANADAが2回戦を突破してNJC8強入り。試合後はノーコメントだったが、3・18静岡大会の準々決勝、ウィル・オスプレイ戦へと駒を進めた。

 一方で健在ぶりをまざまざと見せつけながらも、SANADAに“連敗"した形となった永田は「チキショー……負けた。悔しい。でも勝つまでやる。勝つまで。絶対、勝つまで……。やめないから。勝つまで! やり続ける」と呪文のように繰り返し、再浮上への執念をさらに燃え上がらせた。

プロ格 情報局