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3/15【新日本】KENTAと鈴木の遺恨収まらず デスペはJr.タッグ挑戦者に邪道&外道指名

『NEW JAPAN CUP 2021』東京・後楽園ホール(2021年3月15日)
○エル・デスペラード&鈴木みのる&DOUKIvsKENTA&石森太二&邪道×

 NEW JAPAN CUP2回戦で対戦後もKENTAと鈴木の遺恨は収まらず、今宵も激しく火花。また、ジュニア二冠王のデスペラードはジュニアタッグ王座の次期挑戦者に邪道&外道を指名した。

 KENTAと鈴木はNJC2回戦(3・13名古屋大会)で15年7ヵ月ぶりに一騎打ち。KENTAが勝利して鷹木信悟の待つ準々決勝進出を決めた。しかし、敗れた鈴木は「まだ殴り足りない」とKENTAに照準を絞り、3・14尼崎大会でも激しい打撃戦を展開。そしてこの日、両者が3日連続で対峙した。

 鈴木軍とBULLET CLUBの6人タッグマッチで両者は激突。ゴングを待たずに鈴木がいきなりKENTAに襲いかかれば、KENTAも負けじと鈴木襲撃を何度も狙い、序盤から乱闘続きの荒れ模様に。試合権のある形でようやく対峙すると、喧嘩腰の鈴木が串刺しフロントハイキック、ランニングローキックで先手。一気にスリーパーに固めるが、ゴッチ式パイルドライバーは時期尚早で決まらない。リバースしたKENTAはソバットでお返しすると、「来いKENTA!」と吠える鈴木をエルボーでめった打ちに。それでも鈴木は「来いよ」と手招きして、真っ向からエルボー合戦を展開。フロントハイキックで蹴り合い、同時にリングに崩れ落ちた。

 乱戦の中、確かな存在感を発揮したのは、IWGPジュニア王座&IWGPジュニアタッグ王座(パートナーは金丸)を保持する二冠王・デスペラードだ。BULLET CLUBの総攻撃を受け、邪道のクロスフェイス・オブ・JADOに捕まったものの、一瞬のスキを突いてヌメロ・ドスで切り返し、一気にギブアップをもぎ取った。

 その間も場外でやり合っていたKENTAと鈴木。試合が決しても鈴木は「何も終わってねえんだよ!」と詰め寄る。鷹木戦に集中したいKENTAは「終わったんだよ」「デカい声出すなよ。唾液が飛ぶだろ」と取り合わず、バックステージでは「しつこい男は今の時代、ストーキングだから。ねぇ、勝手にいつまでもつきまとわないで」とストーカー扱いしていた。

 一方、鈴木は「KENTAよ。お前の口から何度も何度も『もう終わったんだ。俺の勝ちで終わったんだ。しつけぇんだよ』って聞くたんびに俺はこう解釈してる。『まだまだ終わってねぇ。お前とはやり足りねぇ。もっと来い! もっと来い!』って俺にはそう聞こえるぞぉ!?」と真逆の受け止め方をしており、2人の遺恨はNJC以降も尾を引きそうだ。

 また、試合を制したデスペラードが今後の防衛戦について気になる発言を残した。「俺、今日、邪道から勝ったじゃん。ちょっと前に俺、外道にも勝ってんだよ(1・28長野)。言いたいことわかる?」と意味深げにコメントしたデスペラードは「いつも挑戦者が勝って『挑戦させろ』って言うのは飽きたんだよ! チャンピオンが勝って『お前らかかってこい!』って言うのがニュースタンダードだよ!」と言い張り、「次の挑戦者、ジュニアタッグのほう、邪道&外道組だ! セコンドにディック東郷つけてもいいぞ! もしくはどっちかがディック東郷と代わってもいいぞ! ナンボでもやってやるわ!」と次期挑戦者に邪道&外道を指名した。

 さらに、前タッグ王者である石森に対しても言及。試合後にはベルトを見せつけて「欲しいか? 言ってくれよ。しゃべってくれなきゃ伝わらねえよ」と要求したが、バックステージでもシングルのベルトを掲げて「お前はホントにしゃべんねぇなぁ! 物欲しそうにずーっと見てるだけで、あぁ!? トランペット眺めてたってなぁ、くれるオジサンはいねぇんだよ! オメェが獲りに来い! いらねぇならいいけど!」と挑発。ジュニアのタイトル戦線がにわかに騒がしくなってきた。

【鈴木の話】「(※不敵な笑みを浮かべて)KENTAよ。お前の口から何度も何度も『もう終わったんだ。俺の勝ちで終わったんだ。しつけぇんだよ』って聞くたんびに俺はこう解釈してる。『まだまだ終わってねぇ。お前とはやり足りねぇ。もっと来い! もっと来い!』って俺にはそう聞こえるぞぉ!? 『もう終わり』だ? 『もう終わり』だ? 『もうやりたくない』? 『鈴木みのるは痛いから、もう勘弁してください』? だったら俺の目の前でひざまずけ、KENTAーッ! そして仰向けになって白星献上しろ! あぁ!? 気の済むまで殴らせろ、あいつの顔! あー! あー! 終わりじゃねぇぞ、終わりじゃねぇぞ! こんなんで終わってたまるか! ハハハハハ! (※アゴのあたりを押さえてカメラマンに)わかるかお前、この痛み!? (※別の記者に)オイ、わかるかお前、この痛み! 殴り殴られ、生きてるっていいな! ハハハハハ!(※急に真顔に戻って) もっと殴らせろ…」

【試合後のデスペ&DOUKI】
▼DOUKI「(※インタビュースペースに向かいながら)ヨーシ、ヨーシ、ヨーシ!」

▼デスペラード「ヨーシじゃねぇよ! こっちはファンタズモに頭から落とされて首壊してんだから、何なのアレ!? もうちょっとさぁ、チェックしろっつーの! 首取れるぞオイ! あとなぁ、お前には悪いけど先に邪道とやるからな」

▼DOUKI「あ!?」

▼デスペラード「俺、今日、邪道から勝ったじゃん。ちょっと前に俺、外道にも勝ってんだよ。言いたいことわかる?」

▼DOUKI「いやいやいや、待て待て待て」

▼デスペラード「早いもん勝ちだよ」

▼DOUKI「早いもん勝ちって言うなら、俺ずーっと言ってるから!」

▼デスペラード「待て待て」

▼DOUKI「(※聞かずに)しかも俺も外道から(勝利を)獲ってるから!」

▼デスペラード「でもお前、邪道から獲ってねぇだろ?」

▼DOUKI「邪道からはまぁ獲ってねぇけど」

▼デスペラード「ほーら! ほら見ぃや! ほら見ぃや!」

▼DOUKI「(※思わず笑ってしまい)いやいや!」

▼デスペラード「な? いつも挑戦者が勝って『挑戦させろ』って言うのは飽きたんだよ! チャンピオンが勝って『お前らかかってこい!』って言うのがニュースタンダードだよ!」

▼DOUKI「いやいや、理屈通ってねぇだろ、それ!(笑)」

▼デスペラード「何でだよ! 筋通ってんだろ!」

▼DOUKI「俺のがまだ通ってるよ!」

▼デスペラード「そんなことはないと思います。な、いいか! (※ジュニアタッグベルトを掲げて)次の挑戦者、ジュニアタッグのほう、邪道・外道組だ! セコンドにディック東郷つけてもいいぞ! もしくはどっちかがディック東郷と代わってもいいぞ! ナンボでもやってやるわ! チーム名はいろいろありそうだから言いませんが! あと石森! (※IWGPジュニアベルトを掲げて)お前はホントにしゃべんねぇなぁ! 物欲しそうにずーっと見てるだけで、あぁ!? トランペット眺めてたってなぁ、くれるオジサンはいねぇんだよ! オメェが獲りに来い! いらねぇならいいけど!(※と先に控室へ)」

▼DOUKI「ま、エルマノはこう言ってるけど、俺が先に邪道とやらせてもら……」

▼デスペラード「(※扉の向こうから遮って)俺がやるっつってんだろ!」

▼DOUKI「俺が先だろ!(※と控室へ)」


【KENTAの話】「(※顔なじみのカメラマンに)この前どうしたの? 帰ったの? (※カメラうなずく)約束守れよ、オイ! ずっといるって言ってくれたじゃん! それ信じてたのに。いいんだよ、そんなことは! アレ見た? 今日! ミズキ・スノル! マジしつけぇだろ! 俺、勝ったんだよ! あいつは負けたの。それ見たよな?(※カメラうなずく) な? まだ言ってんの、アレ! しつこ! 気持ち悪っ! いくらあいつがオシャレな靴下履いてたとしたって、あんなしつこいヤツ、女に嫌われるから。マジでやめたほうがいいよ、ホントに。しつこい男はいまの時代、ストーキングだから。ねぇ、勝手にいつまでもつきまとわないで! これ、去年のG1 CLIMAXの時のお前(カメラマン)みたいな感じになってるけど。まぁいいや。明日、タンゴ。(※カメラマンに)お前、タンゴ知らねぇだろ、昨日来てねぇから。シカギ・タンゴ。オカダ風に言うとな。シカギ・タンゴ戦だよ、明日。楽しみじゃん。え!? あいつのコメント見た? そういや、あんなようなヤツいたわ。十…何年ぐらい前に。あんなようなヤツとやったの、言われて思い出したよ。また同じ目に遭わせてやるからよ、楽しみにしとけよ、タンゴ。タンゴ! 結局、俺が何が言いたいかっていうと……それ、あとで言うわ」

【石森の話】「いやぁ…あんなベルト2本持ってよぉ、仁王立ちされたらよぉ、こっちもスゲェ意識するよ、えぇ? 今日で終わりじゃねぇよな? この前のタイトルマッチで終わりじゃねぇよな? デスペ、チャンピオン、様! クククク」

※邪道はノーコメント

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