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3/16【新日本】連覇へEVILが手段選ばず二人三脚 暗転作戦で矢野料理、準決勝へ鷹木急襲

『NEW JAPAN CUP 2021』東京・後楽園ホール(2021年3月16日)
「NEW JAPAN CUP 2021」準々決勝 〇EVILvs矢野通×

 NEW JAPAN CUP連覇を狙うEVILが東郷との二人三脚による暗転作戦で矢野を料理。メイン後には準決勝での対決が決まった鷹木を襲撃した。

 昨年覇者・EVILは1回戦シード。3・11名古屋大会における2回戦でコブを撃破し、史上二人目の連覇達成へ向けて好スタートを切った。対する矢野はファレをリングアウトで葬り、オーカーンをも料理。策士ぶりをいかんなく発揮してベスト8に勝ち上がってきた。両者は昨年9月のG1公式戦でも対決し、矢野が勝利。EVILにとっては半年ぶりに訪れた雪辱の機会だった。

 試合前から矢野は「相手3人じゃねぇか。あそこにもいるだろ! 下げろよ!」と騒がしくセコンドについたディック東郷、実況席に座る邪道の退場を要求。「あいつら戦わせて勝った方とやるから!」と提案したものの当然認められない。場外カウントが数えられると、矢野は「数えんなって! 待て、待て、待て、待てよ!」と焦りまくり、仕方なく場外カウント19で戻った。

 と同時にコーナーマットを外そうとした矢野だったが、EVILが阻止。矢野を場外に叩き落とすとフェンス攻撃で本部席の阿部誠リングアナを吹き飛ばすなどやりたい放題。コブラツイストで絞め上げ、何度もカバーに入って消耗させると、お株を奪うコーナー金具ホイップ攻撃でいたぶった。

 防戦一方となった矢野はその後も金具への誤爆を誘われたが、髪をつかんでEVILをなぎ倒し、金具ホイップ攻撃をお返し。エプロンに上がった東郷をEVILと同士討ちさせて蹴散らし、EVILをフロントスープレックスでぶん投げた。マンハッタンドロップ、シーソーフリップによる金具攻撃からスクールボーイでニアフォールに追い込んだ。

 場外戦に持ち込んだ矢野は東郷から奪ったスポイラーズチョーカーでEVILの首を絞め上げ、EVILをリング下に放り込んでリングアウト勝ちを狙った。先に戻って勝ち誇る矢野だったが、場外カウントが19まで数えられたところで突如、場内が暗転した。どうやら東郷が照明を操作したようで、再び明るくなると、矢野の背後に立っていたEVILが必殺のEVILで叩きつけて3カウントを奪った。

 EVILが暗転作戦で矢野を撃破。ベスト4進出を決め、連覇達成へ向けてまた一歩前進した。準決勝の相手はメインでKENTAを破った鷹木に決定。その試合後、EVILは鷹木を急襲。東郷とのマジックキラーでKOすると、「しゃべりすぎなんだよ、このヤロー。おい、いいか? てめぇごときがよ、この俺に勝とうなんて顔じゃねぇんだ! 2連覇は俺のもんだ。よく覚えとけ」と吠えまくった。

 「矢野の試合、見たかコノヤロー! 全てこの俺が呑み込んでやったよ」と勝ち誇ったEVILは「俺がよぉ、2連覇して飯伏から(IWGP世界ヘビー級)ベルトぶん獲ってよ、IWGPの名前なんか消し去った、新しいベルトをよ、作ってやるから。俺はよぉ、マジだから。やるって言ったら徹底的にやってやるからな」と改めて予告。NJC制覇からのシングル王座獲りで昨年を再現する構えのEVILは、新タイトルを自らの手で作り出すつもり。その野望を実現するためにも、昨年同様に手段を選ばず連覇を成し遂げる。

【EVILの話】(第5試合後)「(※東郷を従え、持参したイスに座って)おい、いいか? 矢野の試合、見たかコノヤロー! 全てこの俺が呑み込んでやったよ。それからよぉ、鷹木、リング上で言ったことはその通りだよ。俺がよぉ、2連覇して飯伏からベルトぶん獲ってよ、IWGPの名前なんか消し去った、新しいベルトをよ、作ってやるから。俺はよぉ、マジだから。やるって言ったら徹底的にやってやるからな。覚えとけ!」

※矢野はノーコメント

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