4/17【全日本】ジェイク3勝目で首位タイ浮上 大谷は黒星先行も「7点で単独首位だ」

『2021 Champion Carnival』東京・新木場1stRING(2021年4月17日)
「2021 Champion Carnival」公式戦 ○ジェイク・リーvs大谷晋二郎×

　ジェイクが大谷を破って3勝目で首位タイに浮上。大谷は黒星先行となったものの「1勝2敗だけど、単独首位の7点だ」と強気に言い切ってみせた。

　ここまでジェイクは2勝1敗。諏訪魔に黒星を喫し、予告していた全勝優勝は消滅したものの、芦野、土肥を破ってきた。4戦目となったこの日は大谷と対決。百戦錬磨のベテランはそう簡単に白星を譲ってはくれなかった。

　序盤こそ顔面ウォッシュを阻止したジェイクはチョーク攻撃に出ながら高笑いを上げたが、ミドルキックを連打しても大谷は胸を突き出して真っ向から受け止めて倒れず。水面蹴りで動きを止められたジェイクは顔面ウォッシュを被弾。負けじと高笑いとともにニーリフトを連打したが、大谷はジャーマンで投げて押し返す。チョップとエルボーの打ち合いをジェイクがカウンターのフロントハイキックで制しても、ケサ斬りチョップをぶち込んだ。

　それでもジェイクは2発目のケサ斬りチョップをキャッチすると、ニーリフトを突き上げて大谷の攻勢を止めた。後頭部にジャイアントキリングをぶち込むと、正面からもう一発さく裂。さらに再び後頭部へのジャイアントキリングを叩き込むと、D4Cで真っ逆さまに突き刺し、一気に3カウントを奪った。

　苦戦を強いられながらも大谷を撃破したジェイクが3勝目で勝ち点6をマーク。メインでゼウスが青柳に敗れたため首位タイに躍り出た。次戦は明日4・18千葉大会の青柳戦。「結果が全てだからな」と改めて強調したジェイクは「次、千葉。ここも勝って、もっとさらに先いってやる」と青柳狩りで独走態勢に入る構えをみせた。

　一方、大谷は2敗目を喫して黒星先行となった。「何だ、あれ? 凄い衝撃受けたぞ、背中に、首に」とジェイクの猛攻に脱帽といった様子だったが、この男の心は当然折れていない。「ジェイク・リーさんよ、残念だったな。大谷晋二郎に覚えられたぞ。世界中でこんなしつこい奴いねぇからな」と言い切ったように必ずやジェイクに借りを返すつもりだ。

　次戦は明日4・18千葉大会の石川戦となる。公式戦を重ねるごとに「次から次へととんでもない化け物ばっかり出てきやがって。チャンピオン・カーニバル面白ぇな」と高揚感を増している大谷は「大谷晋二郎というプロレスラーはやられればやられるほど強気になるんだよ。やられればやられるほどテンション上がっちゃうんだよ。やられればやられるほど強くなっちゃうんだよ」と豪語。「大谷晋二郎は1勝2敗で7点だ。最後の最後まで俺は単独首位だからな。誰がトップか知らねぇけどな、1勝2敗だけど、単独首位の7点だ」と吠えた。これが強がりにはとても聞こえない。「負けても立ち上がる」と訴え続けてきた大谷はその信念を春の祭典で体現する。

【ジェイクの話】「(大谷選手に勝って首位タイに浮上したが?)結果が全てだからな。けど、今はちょっとそれどころじゃない。あのクソヤロー(と口元を押さえる)。まぁ、いいや。次、千葉。ここも勝って、もっとさらに先いってやる」

【試合後の大谷】
▼大谷「あぁ…何だ、あれ? 凄い衝撃受けたぞ、背中に、首に。何だ? 何だ、あれは? ジェイク・リーだな? ジェイク・リー…ジェイク・リーだな!? ジェイク・リーさんよ、残念だったな。大谷晋二郎に覚えられたぞ。世界中でこんなしつこい奴いねぇからな。ジェイク・リー、大谷晋二郎に目つけられたぞ。次から次へととんでもない化け物ばっかり出てきやがって。チャンピオン・カーニバル面白ぇなオイ。今、俺は1勝2敗か。今トップ何点だ?」

――6点だが?

▼大谷「トップ6点か? じゃあ俺は現時点で今7点だ。いいか、今みんなが言うトップ6点なんだろ? 大谷晋二郎は1勝2敗で7点だ。最後の最後まで俺は単独首位だからな。誰がトップか知らねぇけどな、1勝2敗で7点だ。いいか? チャンピオン・カーニバル、面白ぇな。そうか、1勝2敗で7点か。よし、計算間違ってないよね? ないでしょ!? よっしゃ、勝率でも勝ち星先行してるか。試合後にね、大谷晋二郎というプロレスラーはやられればやられるほど強気になるんだよ。やられればやられるほどテンション上がっちゃうんだよ。やられればやられるほど強くなっちゃうんだよ。その大谷晋二郎をチャンピオン・カーニバルでとくとみせてやろうか。面白ぇな。何だ、あのジェイク・リーって奴は。攻めながら高笑い上げやがって。何だ、あいつは? 怪獣か? でもな、不思議なもんでな、あんなでけぇ奴が凄ぇ表情で高笑い上げてるとよ、俺まで笑っちまう。俺もテンション上がってさ、高笑いしたくなるな。ジェイク・リー面白ぇな。よし、残念ながら目つけたぞ。このままもっと強くなれよ。俺もまだまだ歳重ねるほど強くなるからよ。よし、1勝2敗だけど、単独首位の7点だ。これからもっと他の奴と差つけてやるからな」