4/20【新日本】EVILスプレー噴射でKOPWトロフィー暗黒化 矢野号泣「なんてことを!」

『Road to レスリングどんたく2021』東京・後楽園ホール(2021年4月20日)
○棚橋弘至&矢野通vsEVIL&外道×

　EVILがスプレー噴射でKOPWトロフィーを暗黒化。矢野は「なんてことを!」と号泣しながら動揺した。

　4・28鹿児島大会のKOPW争奪戦へ向けて心理戦が続く矢野とEVIL。4・14後楽園大会でEVILが闇討ちに成功し、4・19後楽園大会では矢野が黒頭巾で翻ろうしてみせた。今宵は矢野がNEVER王者・棚橋、EVILが外道とそれぞれ組んで激突。EVILが矢野に精神的ダメージを与えてみせた。

　棚橋とともに奇襲攻撃に出た矢野はダブルタックルでEVILをねじ伏せたが、EVILも本部席を破壊しながらのフェンス攻撃やイス攻撃で逆襲。セコンドのディック東郷も加勢してのコブラツイストでもん絶させた。

　その後、5・3博多大会でジェイ・ホワイトとのNEVER王座戦を控える棚橋が躍動。外道とEVILにドロップキックを連発し、介入を狙う東郷をロープ越しのドラゴンスクリューで返り討ち。外道にフライングフォーアーム、ダイビングサマーソルトドロップと得意技を連発し、ジェイばりのブレードランナーの構えをみせると、ドラゴンスクリューからのテキサスクローバーホールドで外道を捕らえた。

　矢野も東郷に黒頭巾をかぶせて排除する好フォローに出た。外道がメリケンサックを狙っても棚橋が阻止したが、背後から迫ったEVILがローブローをお見舞い。矢野が飛び込んでもローブローで返り討ちにすると、レフェリーが反則裁定を下した。

　試合後、EVILが仕掛けた。東郷が矢野の頭に黒頭巾をかぶせてストンピングを連発すると、EVILはKOPWのトロフィーに黒のスプレーを噴射し、暗黒化する暴挙を働いた。セコンドに黒頭巾を外してもらった矢野だが、真っ黒に染まったKOPWトロフィーに気づいて動揺。「あぁ! なんてことを!」と声にならない叫びを上げ、号泣しながら花道を下がった。

　まんまと矢野に揺さぶりをかけたEVILは「次はテメェがああなるってことだよ。つまり、テメェはもう死んでるってことだ。よく覚えとけ!」と通告。一方、矢野はバックステージに戻っても半狂乱状態で「トロフィーに何てことを! 何てことをするんだ〜っ! どうなってんだ! 何てことをするんだ〜っ! あぁ〜!」と号泣しながら控室に消えた。

　わが子のように溺愛してきたKOPWトロフィーを暗黒化された矢野は、暗闇恐怖症に続いて精神的に大きな痛手を負ってしまった。このままならKOPW争奪戦は間違いなくEVIL有利で迎えることになる。

【棚橋の話】「外道相手にこんな勝ち方をしてるようじゃ、ジェイ・ホワイトは遠い。それは過去、何度も戦ってきた俺の感覚。(※自分に言い聞かせるように)大丈夫、油断してない。大丈夫」

【矢野の話】「(※号泣しながら階段を降りてきて)ああ〜っ! あぁ…あぁ〜! 何てことをするんだ! ああ〜っ! (※黒く染まったトロフィーを示して)トロフィーに何てことを! 何てことをするんだ〜っ! どうなってんだ! 何てことをするんだ〜っ! あぁ〜!(※号泣しながらそのまま控室へ)」


【EVILの話】「(※東郷を従え、持参したイスに座って)オイ矢野、次はテメェがああなるってことだよ。つまり、テメェはもう死んでるってことだ。よく覚えとけ! (※東郷に向かって)行くぞ!」

【外道の話】「棚橋! 棚橋! 棚橋、分かったかオイ! ジェイ・ホワイトが出るまでもねぇな、あぁ!? 俺がよぉ、毎晩テメェをぶちのめしてよぉ、博多までジェイを待っててやるよ!」