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5/12【天龍プロジェクト】拳剛2大会連続メイン敗戦もIJ王座決定T出場決定で進とのダブル戴冠誓い合う

『SURVIVE THE REVOLUTION Vol.2』東京・新木場1stRING(2021年5月12日)
○TSUBASA&HUBvs進祐哉&拳剛×

 拳剛が再始動となった天龍プロジェクトの2大会連続メインで無念の敗戦。IJ王座決定トーナメント出場が決まり、ノアのGHCジュニア王座挑戦を控える進との“ダブル戴冠"を誓い合った。

 拳剛と進(ドラゴンJOKER)はかつて天龍プロジェクトの常連として活躍。ともに天龍から龍魂を直接叩き込まれた。4・25新木場での再始動に続くメイン登場でタッグを結成し、TSUBASA&HUBの元大阪プロレスタッグに挑んだ。

 まずはTSUBASA&HUBが拳剛に照準を絞ってペースを握る。HUBがマスクの尻尾で殴打し、ファイアーマンズキャリーの体勢からのニークラッシャーで両ヒザを痛打させる。TSUBASAはロープ越しのサマーソルトドロップを投下し、コルバタで吹き飛ばす。右腕を固めてのマフラーホールドで捕らえ、HUBは串刺しジャンピングハイキック、ブレーンバスターの猛攻に出た。

 劣勢が続いた拳剛はエルボー合戦で渡り合い、HUBが強烈な連打で押し込んでもレッグラリアットで意地の逆襲。タッチを受けた進がDDT、ブレーンバスターの波状攻撃で巻き返す。串刺しジャンピングダブルニー、ブルーサンダーでたたみかけ、グラウンドフェースロックで絞め上げた。

 逃れたHUBは後頭部への低空レッグラリアット、後頭部への低空スピンキックを立て続けに決めた。続いてTSUBASAがエプロンから飛びついてのフランケンシュタイナーで吹き飛ばしたが、負けじと進も飛びつきダブルニーで譲らず。拳剛とのサンドイッチトラースキックをさく裂させ、拳剛がダイビングフットスタンプを放ってたたみかけた。

 だが、HUBが尻尾攻撃で二人をなで斬りにし、拳剛と進は急ブレーキ。すかさずHUBが二人を重ねておいてダイビングセントーンを投下し、TSUBASAはラ・ケブラーダを発射。粘る拳剛もドロップキックで反撃したが、フロントハイキック、ラリアットがことごとく不発に終わり、TSUBASAのDDTによって動きを止められてしまう。変型サイドバスターで叩きつけられると、最後はシューティングスタンプでダメ押しされて3カウントを聞いた。

 拳剛が2大会連続メインで敗れた。試合後、しばし倒れ込んでいた拳剛だったが、進に抱き起こされるとマイクを持って「負けて言うのも何ですけど、IJ面白くなるんじゃないですか、これで。TSUBASA先輩、HUB先輩、実力は俺が認めてあげますよ。ぜひ、IJのトーナメントで対戦してください」と次回5・25新木場大会から始まるIJ王座決定トーナメントでの再戦を熱望。「改めてIJトーナメント名乗り上げていいですか? IJのベルト獲って、みんなを楽しませることをここに約束します!」と復活ベルト獲りを誓ってみせた。

 IJ王座はかつて天龍が主宰したWARで誕生したタイトル。天龍プロジェクトで運営され、2015年11月の天龍引退と同時に封印されたが、天龍プロジェクト再始動によって復活することになった。5・25新木場大会で1回戦、6・12新木場大会で準決勝、決勝戦が行われる。メイン後、嶋田紋奈代表が出場7選手を発表。代表に直訴し、天龍に認められた菊タローの出場も決まり、全8名が出そろった。

 コスチュームに「天龍プロジェクト」の文字を刻む拳剛は当然、復活ベルトを手にするつもり。ノアでGHCジュニアヘビー級王者・小峠篤司への挑戦(開催予定だった5・30大田区大会が中止のため日時未定)が決まっている進が「本来なら自分もIJトーナメント参加するべきだと思うんですけどね。自分、ノアの方でGHCのジュニア挑戦が決まってるんで、獲って…」と不参加となった理由を口にしつつノアジュニアの頂点獲りを誓うと、拳剛も「俺はIJ獲って、チャンピオンコンビがまたこの天プロのリングに帰ってきて盛り上げますんで。どうぞお楽しみにしてください」と呼応し、ダブル戴冠を見据えていた。

【試合後の拳剛&進】
▼拳剛「有観客でようやく天龍プロジェクト再始動が今日スタートしたって感じなんですけど、まさかあんな連中に負けるとは思ってなかったですね。そこは自分のもともと直接的な先輩であるTSUBASA先輩とHUB先輩のうまさが今日光ったかなって感じですね。天プロで今までああいう選手いなかったんで、これから上がるなら面白くなるんじゃないですかね。二人もIJトーナメントに名乗り上げたと聞いたんで面白くなるんじゃないですか」

▼進「本来なら自分もIJトーナメント参加するべきだと思うんですけどね。自分、ノアの方でGHCのジュニア挑戦が決まってるんで、集中して、獲って…」

▼拳剛「俺はIJ獲って、チャンピオンコンビがまたこの天プロのリングに帰ってきて盛り上げますんで。どうぞお楽しみにしてください」

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