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6/2【新日本】内藤らLIJ熱闘撃破…CHAOSトリオが防衛記録更新 YOSHI-HASHIが「永遠」防衛宣言

『Road to DOMINION』東京・後楽園ホール(2021年6月2日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○YOSHI-HASHI&後藤洋央紀&石井智宏vs内藤哲也&SANADA&BUSHI×

 CHAOSトリオが31分を超す熱闘の末に内藤率いるロス・インゴ軍を撃破し、NEVER6人タッグ王座最多防衛記録を更新。YOSHI-HASHIは「NEVEER6人タッグのベルトを防衛するのは永遠だ!」と高らかに宣言した。

 IWGP世界ヘビー級王座獲りに動く鷹木信悟に刺激を受けて、ロス・インゴ軍の内藤&SANADA&BUSHIが6人タッグ王座獲りを表明すると、CHAOSの後藤&石井&YOSHI-HASHIも受けて立つ構えを見せ、最多防衛記録更新のかかるV5戦が後楽園ホール大会のメインで実現した。

 石井は因縁を引きずる内藤を序盤から強く意識。制御不能男に何度もスカされると、早くも感情的になり、逆水平を乱射する。内藤も場外乱闘で応戦。リング上で対峙すると激しいエルボー合戦で火花を散らした。

 昨日(1日)の前哨戦でSANADAを下した後藤も燃える。相手の裏をかく心理戦を優勢に進めると、前夜の再現を狙った後藤参式でSANADAを攻め立てた。逆にオコーナーブリッジで丸め込まれそうになっても、泥臭く背中をかきむしってしのいでみせる。

 しかし、序盤からテーピングを巻いた右肩を攻め込まれたYOSHI-HASHIが、ロス・インゴ軍の連係攻撃を浴びるとピンチに。一度は後藤たちの援護を受けて、BUSHIをバタフライロックに捕らえたが、肩のダメージを引きずって仕留めきれず。反対にコードブレイカー、エムエックスを立て続けにもらってしまい、あとがない状態に追い詰められた。

 それでもYOSHI-HASHIはコーナー最上段からのエムエックスを意地のラリアットで撃墜する。控えの4選手もリングになだれ込み、両軍連係狙いで競り合うと、YOSHI-HASHIはブシロールに捕まるが意地のキックアウト。再三の窮地をしのいで、カチ上げ式ラリアットで活路を開くと、BUSHIのコードブレイカーをキャッチして、再びバタフライロックに持ち込んだ。ここを逃してなるものかと、石井が内藤を、後藤がSANADAを懸命に抑えると、ついにBUSHIはギブアップ。YOSHI-HASHIが31分を超す激闘を制した。

 これまでベルトの移動が多かったNEVER6人タッグ王座だが、CHAOSトリオはこれで5度目の防衛に成功。真壁刀義&矢野通&田口隆祐が保持する記録を抜き、最多防衛回数を更新した。

 自らの手で勝利をもぎったYOSHI-HASHIは「NEVER6人のベルト、防衛記録更新しました!」とマイクで雄叫び。「俺たちが勝って、ハッピーだった人も、がっかりした人も、まだまだ厳しい生活が続きますが、一緒に戦っていきたいと思いました」と観客たちに語りかけて大きな拍手を浴びると、「NEVEER6人タッグのベルトを防衛するのは永遠だ!」と“永遠"防衛宣言をぶち上げた。

 バックステージでもYOSHI-HASHIは、自信に満ちた表情で「他のベルト、俺も、後藤さんも石井さんも、他も狙ってるから。これだけじゃないから」と断言。「とりあえず、今日勝ったこと、それだけは大きな収穫だから。次も勝つ」とさらなる記録更新を予告すると、石井は「次はどこだ? 本隊の腰抜けどもか? どこでもいい、誰でもいいよ。そう簡単に俺らは潰せねぇよ」と全方位に宣戦布告した。

 一方、敗れた内藤は悔しさをあらわにしたが、「俺の目指しているもの、来年の東京ドーム大会のメインイベントというものに、変わりはないよ。でも、そこまでの道のりとして、SANADAとのタッグっていうのもアリなのかな」と早くも次なる動きを示唆した。

【試合後の後藤&石井&YOSHI-HASHI】
▼石井「見たろ? これでCHAOS、鈴木軍、BULLET CLUB、ロス・インゴ、次はどこだ? 本隊の腰抜けどもか? どこでもいい、誰でもいいよ。そう簡単に俺ら潰せねぇよ。なぁ?」

▼YOSHI-HASHI「この記録更新、よほどのことがないと絶対にできないと思うから。このまま、リング上でも言ったように、永遠に俺らが防衛しまくってやるよ。そして、そして、他のベルト、俺も、後藤さんも石井さんも、他も狙ってるから。これだけじゃないから。それだけは忘れるなよ。とりあえず、今日勝ったこと、それだけは大きな収穫だから。次も勝つ」

▼後藤「ありがとう! ヨシヨシヨシヨシ!(※と言いながら控室へ)」

【内藤の話】「悔しいよ。悔しいよ。ちゃんと、BUSHIがギブアップして負けるとこ、この目で(※と指で目のあたりを指し)見たしね。『あんなの俺ら負けじゃねぇよ』なんていうことは、言わないよ。久々にタッグマッチのタイトルマッチ、まぁ今日は6人タッグだったけど、久々にシングルマッチ"ではない"タイトルマッチをやってみて、何か、楽しかったな。タッグマッチであり、6人タッグマッチであり、8人タッグマッチ、10人タッグマッチ、こういうタッグマッチは、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、得意にしてたんで、その6人タッグマッチで負けたことは、すげぇ悔しいなぁ。まぁ今日の、YOSHI-HASHI、石井、後藤、この先も防衛し続けるでしょう。その先にはまた、俺たちが立ち塞がりたいなと。これ1回で終わらすのはもったいないんでね。またタイミングを見て、挑戦したいなと思いますよ。それから、今シリーズ、先シリーズもか、今日のタイトルマッチも含めて、いい刺激をもらったよ。プロレスの可能性、プロレスの楽しみ方を、また改めて感じることができたなぁと。つまり、シングルマッチだけがプロレスの楽しみじゃないなぁと。タッグマッチも楽しみの1つだなぁって、改めて痛感させられたよ。そういう意味では、SANADAとのタッグも、アリなのかな? 今シリーズ、よく組んでたしね。最近、よく組む機会が多いし。俺の目指してるもの、来年の東京ドーム大会のメインイベントというものに、変わりはないよ。でも、そこまでの道のりとして、タッグ、SANADAとのタッグっていうのもアリなのかな。もちろん6人タッグでのリベンジも狙ってるよ。でも、SANADAとのタッグっていうのは、ちょっと、本気で考えた方がいいのかなって。そうしたらもっとプロレスを楽しめるのかなって思いましたよ。いやぁそれにしても、放送席で呑気に試合を見てる鷹木信悟の表情が、頭に来たぜ。カブロン!」

※SANADA&BUSHIはノーコメント

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