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6/7【CyberFight/DDT】V4戦舞台は8・21川崎 KO-D王者・秋山が悩めるノア清宮にもアドバイス フェス一夜明け会見

 前夜(6日)『CyberFight Festival 2021』でHARASHIMAの挑戦を退けて3度目の防衛に成功したKO-D無差別級王者・秋山準が都内で一夜明け会見。V4戦の舞台に決まった8・21川崎大会での“大社長"高木三四郎迎撃を見据えつつ、前夜DDTとの対抗戦で敗れたノア・清宮海斗にアドバイスも送った。

 前夜は「DDT強さの象徴」HARASHIMAを堂々撃破。V4戦の舞台はDDT夏のビッグマッチとなる『WRESTLE PETER PAN 2021』(8月21日、神奈川・富士通スタジアム川崎)に決まった。

 前夜の試合後、すでに秋山は『KING OF DDT 2021』(6・10新宿で開幕)に優勝し、高木を次期挑戦者に指名する意向を示していた。サイバーフェスにおいて「ベテランでは高木社長が一番体を張って素晴らしかった」と感じたからだった。「KING OF DDTで優勝すれば僕に挑戦者を選ぶ…8月って決まってるんで、権利があると思ってるんで」と初出場・初優勝を描いた秋山は同世代対決によるKO-D戦の実現を改めて見据えた。

 そして秋山はノア・清宮にも団体の枠を超えてアドバイスを送った。清宮は稲村愛輝と組んでDDT竹下幸之介&上野勇希との対抗戦に出陣したが、上野にピンフォール負けを喫した。「清宮君に言いたいのは、自分で悩むというのをいろいろ媒体に出したり、自分で書いたりすると、それが本当にどんどん自分で追い込んでいくと思う」と前置きした秋山は「プロレスがわからないって書いてたけど、僕も未だにわかりません。だから、ずっと100点なんてないと思う」と持論を展開した。

 苦悩から脱却できないままの清宮だが、来年30周年を迎える秋山ですら、「プロレスとは?」の答えは見つかっていない。むしろプロレスラーにとってそれを追求することは永遠のテーマといえる。まだ若い清宮が悩む必要などないといわんばかりに秋山は「だから答えなんかないから、とにかく目の前の試合をしっかりやって。また竹下、上野とやる機会があったら、またいい試合をみせてほしい」とエールを送っていた。

【会見の模様】
▼秋山「KO-D無差別級チャンピオン秋山準です。緊急事態宣言も延長され、大会自体もどうなるかと一時は思いましたけど、昨日はたくさんのファンの方に来ていただいて本当に感謝しております。そしてWRESTLE UNIVERSEをご覧くださった皆さん、本当にありがとうございます。HARASHIMA選手、彼のプライド、歴史、すべて彼の指先から全部感じることができました。普段からも僕の方が先輩ではあるんですけど、リスペクトのできる選手で、そういう選手とこういう記念する大会でタイトルマッチができたことを本当にうれしく思ってます。また僕も勝つことができてよかったなと思ってます」

――KING OF DDTに優勝して高木を指名すると宣言していたが?

▼秋山「KING OF DDTで優勝すれば僕に挑戦者を選ぶ…8月って決まってるんで、権利があると思ってるんで。僕は昨日みた中で本当に若手では小嶋君が、そしてベテランでは高木社長が一番体を張って素晴らしかったと思んで、そのようにしたいと思います」

――入場時にハンマーを持ったり、大会後にヨシヒコを抱きかかえたり、DDTの色合いを出していたが?

▼秋山「DDTのチャンピオンなんで。昨日も対抗戦でみんないろんなコスチュームで出てたとき、モニターを見てて、あ、壮観だなと思って。『俺もこのハンマー貸してよ』って。そんな感じです」

――ヨシヒコについては?

▼秋山「(苦笑) ヨシヒコ選手については、岡田が持っていけみたいな空気を出してたんで。似てるんじゃないですかって空気があったんで、じゃあオンブしていこうかなと。そういう感じです」

――ヘッドコーチとしての総括は?

▼秋山「DDTの選手みんな頑張ってたと思うし、個性的、みんなそれぞれのカラーがよく出てたと思うし。小嶋選手がよかったのは彼、怪我してね、たぶん休みになると思うんだけど、たぶん見てる方も負けはしましたけど、そんな怪我してると思ってなかったと思うんですね。あのキャリアなのに最後までしっかり試合を務めたということで本当に素晴らしいなと。みてていつも飄々とした子なんですけど、リング上でしっかり最後まで試合を務めたということで素晴らしかった。何も言うことはありません」

――竹下&上野と清宮&稲村の対抗戦が一番重要と言っていたが?

▼秋山「ちょうど竹下、上野というのは上り調子で、見たところによると清宮君がちょっとダウンしてる感じのところで当たって、結果そのようになったと思うんですけどね。清宮君に言いたいのは、自分で悩むというのをいろいろ媒体に出したり、自分で書いたりすると、それが本当にどんどん自分で追い込んでいくと思うから。プロレスがわからないって書いてたけど、僕も未だにわかりません。だから、ずっと100点なんてないと思うんですね。だから、それを求めて、100点を求めて、ずっとこれからもやっていくと思うんですよね。だから答えなんかないから、とにかく目の前の試合をしっかりやって。また竹下、上野とやる機会があったら、またいい試合をみせてほしいなと。で、竹下、上野はそのまま突っ走ってもらいたいなと思います」

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