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6/22【新日本】石井が東郷粉砕でNEVER6人タッグV6 第三世代トリオが挑戦状

『映画「ゴジラvsコング」Presents KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年6月22日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷×

 石井が32分超の激闘の末に東郷を粉砕し、後藤&YOSHI-HASHIとNEVER6人タッグ王座V6を達成。試合後、天山&小島&永田の第三世代トリオが挑戦状を叩きつけた。

 メインイベントに組まれたのは王者・後藤&石井&YOSHI-HASHIにEVIL&裕二郎&東郷が挑戦するNEVER6人タッグ戦。中でもかつてFEC(ファー・イースト・コネクション)で共闘したこともある石井と東郷が遺恨を深め、激しく火花を散らしてきた。

 本番となったこの日も両者が意識し合った。東郷がゴング前の奇襲攻撃を仕掛け、奪い取ったベルトで石井の顔面を殴打。場外戦でもフェンス攻撃やパンチ連打と荒っぽくいたぶり、リング上でも「石井どうした?」と挑発しながらパンチを連打した。さらにEVILがイス攻撃、東郷がフィストドロップで攻め立てた。

 その後、YOSHI-HASHIがEVILの腰攻めによって劣勢に。Scorpion Deathlockに捕まったものの、石井がカットに飛び込んで命拾い。石井がEVILをブレーンバスターで叩きつけると、YOSHI-HASHIのトラースキック、後藤の牛殺し、YOSHI-HASHIのランニングダブルニーが立て続けに決まり、YOSHI-HASHIがバタフライロックで勝負に出た。

 王者組最初の勝機だったが、EVILはレフェリーを巻き込んで脱出。ダークネスフォールズでYOSHI-HASHIを鎮圧し、EVILがことごとく不発に終わっても、石井をローンバトルに追い込んで裕二郎がギロチンドロップ、東郷がセントーンを連続投下。エルボーで応戦する石井を東郷がラリアットでねじ伏せると、クロスフェースで絞め上げた。

 今度は挑戦者組が勝機を迎えたが、これを後藤がカットした。息を吹き返した石井は雪崩式ブレーンバスターを敢行。バックドロップで叩きつけたが、スライディングラリアットをかいくぐった東郷が再びクロスフェースで捕獲。YOSHI-HASHIがカットに入っても裕二郎がレフェリーと激突させて無法地帯を作り、EVILがイス、裕二郎がステッキで王者トリオをめった打ちにする暴挙に出た。

 すかさずEVILがイスで石井を何度も殴打すると、東郷がペディグリーで追い討ち。EVILとのマジックキラーも決まったが、東郷が勝負をかけたダイビングセントーンは後藤が飛び込んで食い止めた。裕二郎をリバースGTRで蹴散らすと、EVILがラリアットで荒武者を鎮圧。ならばとYOSHI-HASHIがEVILにラリアットを叩き込んで6人が倒れ込んだ。

 ここで東郷が石井を起こしてパンチ連打を浴びせると、石井もラリアットで応戦。自らの頬を叩いて気合を入れなおしてからパワーボムで東郷を叩きつける。後藤とYOSHI-HASHIがGYWで援護射撃し、石井も呼応するようにスライディングラリアットをさく裂。東郷がレフェリーとの誤爆や急所攻撃を狙っても、石井がことごとく阻止したが、後藤が裕二郎、YOSHI-HASHIがEVILの急所蹴りを同時に食らって孤立化してしまう。

 すかさず東郷がスポイラーズチョーカーで絞め上げたが、力ずくで振りほどいた石井はノーモーション頭突きをさく裂。ラリアットで裕二郎とEVILを撃退する大立ち回りを見せると、残る東郷にもラリアットを叩き込み、垂直落下式ブレーンバスターでトドメを刺した。

 32分3秒の激闘を制した後藤&石井&YOSHI-HASHIがV6を達成。薄氷を踏むような辛勝だったが、NEVER6人タッグのベルトを守り抜いた。

 試合後、次なる挑戦者が現れた。天山&小島&永田の第三世代トリオだ。手拍子を起こした永田がマイクを持って「風の噂で、お前らCHAOSが新日本プロレス本隊を腰抜け呼ばわりしているそうだが、なんなら試してみるか? 石井、どうする?」と迫った。永田をにらみつけた石井が「お願いしますだろ、コノヤロー」と怒声を上げてエルボーを浴びせたが、永田は逆にエルボー一撃でねじ伏せた。一方で天山とYOSHI-HASHI、小島と後藤がにらみ合って一触即発。永田は不敵な笑みを浮かべると、天山、小島と共にリングを降りてテレビカメラに向かって敬礼ポーズを決めた。

 これにはYOSHI-HASHIが「おい、もちろんやってやるよ、コノヤロー! ただ、石井さんのコメントしか見てないようだけどな。俺が言ったのを見てないだろ?」と受けて立つ構え。「いいか、このNEVER6人のタッグベルト、俺たち3人が防衛し続けるのは永遠だ」と豪語し、第三世代トリオ返り討ちに自信をみせた。

 怒りの石井は第三世代トリオを「三バカトリオ」呼ばわり。「今のままだったらよ、獲れるわけねえだろう。だから、猶予をやるよ」としたうえで、明日6・23後楽園大会での直接対決を提案。「お前ら3人入れ。あと、本隊にまだクズどもがいるな。2人用意しろ。いっちょ揉んでやるよ」と通告し、カード変更をアピールしていた。

【後藤の話】「面白いじゃねえか。いつでもいいぞ、いつでも。久しぶりにストロングスタイルの試合ができそうだな。楽しみだ」

【石井の話】「三バカトリオ来たな。試してみる、か? ふざけんな! お願いしますだろうが。おめえらよ、今日の俺らの試合見たか? 今日だけじゃねえ、俺らのタッグ、シックスメン、エイトメン、全部見てみろ。てめえらの生ぬるい試合とはちげーんだよ。わけがちげーんだよ。今のままだったらよ、獲れるわけねえだろう。だから、猶予をやるよ。とりあえず明日バレットか? もうバレットとは終わったんだ。お前ら3人入れ。あと、本隊にまだクズどもがいるな。2人用意しろ。いっちょ揉んでやるよ」

【YOSHI-HASHIの話】「正直、防衛重ねる中で、あの3人と戦うっていうのは薄っすらとなんとなく頭の中にあったから。いつでもやってやるよ。このNEVERのタイトルのベルト、凄いペースで防衛戦やってるだろ、オイ! 今こんな時期だからこそ、オイ! いつでもやってやる。明日でも来週でもいつでもこのベルト懸けてやってやるからな。でも、リング上で言った通り、そう安々とこのベルトは獲れねえし、俺たちがこのベルトを防衛するのは永遠だ」


【EVILの話】「ふう〜、石井、てめえ、これで終わったと思うなよ。忘れた頃にでも、てめえを潰しに行ってやるからな。よく覚えておけ」

※裕二郎、東郷はノーコメント

【天山&小島&永田の話】
▼永田「さて、ウォーミングアップは今日で終わりかな。そろそろ動きますか、ねえ小島さん」

▼小島「そうですね」

▼永田「天山さんも」

▼天山「しばらく新日本のリングで俺たち、タイトル戦線に絡んでなかった。いや、遠かった。でもね、満を持して、俺たち3人があいつらに挑戦、見ての通り俺ら挑戦する。ガッチリ行こうよ」

▼小島「OK!」

▼永田「モヤモヤしてたもんね、アメリカ帰りで」

▼小島「そうだね。俺ら3人から見たら、あの3人ともみんな若造だから。全然。ベテランこそ正義だから」

▼天山「獲って当たり前やな」

▼小島「ベテランこそ最強。それを証明してやる」

▼永田「まあ、いいよ。腑抜けかどうか、腰抜けかどうか、思い知らせてやりますよ、3人で。行きましょう!」

▼小島「行きましょう!」

▼天山「よっしゃー! 見とけ、オラ! 物事が変わるのは一瞬やろ?」

▼小島「そうだ!」

▼天山「俺らが変えてやるわ!」

▼永田「誰かが言ってたな、そんなこと(笑)」

▼天山「OK! カモーン!」

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