プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/23【新日本】飯伏が上村との一騎打ちに刺激 鷹木戦へ「収穫」強調

『映画「ゴジラvsコング」Presents KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年6月23日)
○飯伏幸太vs上村優也×

 IWGP世界ヘビー級王者・鷹木への挑戦を控える飯伏が、上村との一騎打ちに刺激。「鷹木信悟戦にプラスの試合になった。これが大きなひとつの収穫」と強調した。

 7・25東京ドーム大会で鷹木とのIWGP世界戦が決まっている飯伏。前日の後楽園大会では鷹木との前哨戦が実現したが、今宵は第2試合でヤングライオンの上村と対戦する異例のカードが実現した。

 飯伏は普段見せない“怖い先輩"の顔を披露した。上村はハンマーパンチ連打からしつこくヘッドロックで絞め上げて出鼻をくじいたが、飯伏は離れ際にビンタを放ち、容赦なく脇腹を蹴り飛ばすと、「いいのか、それで。もっと来いよ」と挑発。上村のエルボー連打を正面から受け止めると、強烈な一撃でねじ伏せた。後頭部への振り下ろすようなローキック、エグい角度のキャメルクラッチ、キツいサッカーボールキック、そして度重なるビンタ合戦。飯伏は厳しい攻撃を連発する。

 上村は必死に食らいつき、串刺しドロップキック、ジャンピングエルボー、バックドロップと躍動。気迫全開でエルボー合戦を繰り広げると、飯伏のラリアットを読んで、得意のかんぬきスープレックスの構えに。しかし、飯伏はかんぬきに固められた状態から力ずくで絞め上げて、逆に上村を追い詰めた。

 粘る上村は拷問式逆エビ固めに捕らえると、エルボー合戦でも押し勝ち、ジャーマンスープレックスで引っこ抜く。そして、追撃を狙ってロープに飛んだが、余裕の飯伏はラリアットを一閃。最後は急角度の逆片エビ固めで上村を沈めた。

 試合後、拍手を送って、上村の健闘を称えた飯伏。普段は見せない後輩を叩き潰すファイトを披露したが、「まだまだ自分もできるけども、久々にこういうね、“若い試合"をしましたよ。またこれも、自分に足りない部分のひとつ。思い出させてもらいました」と刺激になったようだ。「上村、待ってるよ、俺は。早く上がって来いよ。いつまでもヤングライオンでいるなよ」とエールを送ると、鷹木戦に向けて「鷹木信悟戦にプラスの試合になった。これが大きなひとつの収穫」と強調した。

【飯伏の話】「まだまだ自分もできるけども、久々にこういうね、“若い試合"をしましたよ。またこれも自分に足りない部分のひとつ。思い出させてもらいました。上村、待ってるよ、俺は。早く上がって来いよ。いつまでもヤングライオンでいるなよ。そして、鷹木信悟戦にプラスの試合になった。これが大きなひとつの収穫」

【上村の話】「自他共に認める“神"なだけあって、今の僕じゃぜんぜん歯が立たないです。でも、今日、ああやって叩き潰してくれて。なんか清々しいというか。あんだけボコボコにしてくれる人、あんまりいないんで。次、シングルマッチでいつ当たるかわかんないですけど、次当たったときは、もっと強くなって、もっとデカくなって、飯伏さんに必ず勝ちます。必ず飯伏幸太、そして今回闘った先輩、みんなを超える。ありがとうございました!」

プロ格 情報局