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6/27【NOAH】谷口周平が“キング・タニー"に改名へ 4WAY制してキングの座獲得

『NOAH “ABEMA PREMIUM MATCH” SERIES MUTA the WORLD powered by ABEMA』TVマッチ(2021年6月27日配信)

 谷口がファンキーエクスプレス同門対決による4WAYマッチを制し、“キング"の座を獲得。“キング・タニー"に改名して、ユニットをけん引していくことになった。

 前夜(26日)に杉浦軍とイリミネーションマッチで激突したファンキーエクスプレス。圧倒的有利な4対1の状況に持ち込んだものの、杉浦に4タテにされて逆転負け。立て直しを余儀なくされたファンキー軍はユニットの中心となる“キング"を決めるべく、1人が生き残るまで続くサバイバル形式の4WAYマッチを行った。

 井上が3選手相手に次々とショルダータックル合戦を仕掛ける積極策に出たものの、結果的に息も絶え絶えに。そこをヨネに襲われ、キン肉バスターで最初に脱落。ここまでファンキーエクスプレスを引っ張ってきたヨネも齋藤との真っ向勝負に競り負けて、スイクルデスでごう沈し、リング上には谷口と齋藤が残った。

 2人は一進一退の熱い攻防を展開。アイアンクロースラムやパイルドライバーを効果的に決めた齋藤は、スキを突くスイクルデスで好機を掴んだものの、ランニング式スイクルデスは谷口がラリアットで撃退する。投げ捨てジャーマンから大技ラッシュに打って出た谷口は、ラリアットが相打ちになっても止まらず、ノーモーション頭突きからダブルハンマーパンチを側頭部にズバリ。最後は拳を突き上げてからのダイビングボディプレスで齋藤を沈めた。

 この結果を受けて、谷口がファンキーエクスプレスの“キング"に決定。初めてユニットを引っ張る立場となった。「とにかくファンキーエクスプレスのキングとして、リーダーとはちょっと違いますけど、自分がしっかりしてれば、このファンキーエクスプレスは大丈夫だと思いますんで」と所信表明した谷口は、自ら“キング・タニ-"への改名を宣言した。

 「やっぱりキングが最も似合う男が獲ったんじゃないかなと思います。誰が一番かってところだけじゃなく、ファンキーエクスプレスがこれからもっともっと先に進むための、精神のぶつかり合いみたいな感じだったんで」と試合を振り返ったヨネは、「キング・タニとして、これからもう1回みんなで頂点を目指すために、引っ張っていってほしいなと思います」と激励。齋藤も「今日は4人でぶつかって、改めてまた絆ができたかなと思うし。今日、俺はキングにしっかり取られたんで。キング、頼むぞ」と期待をかけた。

 ファンキー軍がキング・タニーのもとで仕切り直しの再出発。ユニット抗争が激化するノアマットで、まずは確かな実績を挙げたいところだ。

【試合後の谷口、ヨネ、齋藤】
――4WAY戦を制してキングの座についた心境は?

▼谷口「とにかくファンキーエクスプレスのキングとして、リーダーとはちょっと違いますけど、自分がしっかりしてれば、このファンキーエクスプレスは大丈夫だと思いますんで」

※ヨネたちが拍手して祝福する

▼ヨネ「キング!」

▼谷口「ありがとうございました」

▼ヨネ「どう、キング?」

▼谷口「さっき、リング上でタニー・キングって言ってました?」

▼ヨネ「言ってたね」

▼谷口「言ってました?」

▼ヨネ「でも、キングだから、冠に付けたほうがいいじゃんか」

▼谷口「そうですね。訂正してキング・タニーでいきたいなと思います」

▼ヨネ「そっちのほうがしっくり来るんじゃない? キング・タニー。やっぱりキングが最も似合う男が獲ったんじゃないかなと思います。誰が一番かってところだけじゃなく、ファンキーエクスプレスがこれからもっともっと先に進むための、精神のぶつかり合いみたいな感じだったんで。俺はこの4人の戦いは、なんか珍しい感じがしたけど、熱いなあ、熱いなあと思いながら、最後まで戦いました。ホントね、谷口はタニになって、キング・タニとして、これからもう1回みんなで頂点を目指すために、引っ張っていってほしいなと思います」

▼齋藤「キングがいるから、エースもスペードもいるし、ジョーカーもいるし。それがキング…王はそのまま王でいてもらって。それで言っても、俺たちは相手の陣地に行っても、裏返しになって、別の性能というか、いろんなキャラクターがあるから。俺たちは自由に入れ変わって。これからキング、頼むぞ。今日は4人でぶつかって、改めてまた絆ができたかなと思うし。今日、俺はキングにしっかり取られたんで。キング、頼むぞ」

▼谷口「はい。ありがとうございます。この4人の力はもう身を持って感じてわかっているので。この4人の力が揃えば、もう怖いものないので。どんどん上を目指していきたいと思います」

――ユニットを率いるのは初めての経験だと思うが、リーダーシップを発揮する覚悟は?

▼谷口「いやあ、もうドンと構えているだけで」

▼ヨネ「そうですね。ホントにキングはキングとして、あとは俺らが手足となって、キングを担いで。で、キングに行ってもらうこともあるし。だから、これでいいんじゃないですか? 誰かが引っ張っていって、それを補佐して。俺が俺がもいいけど、みんなでやっぱり強くなっていかなきゃいけないんで。何のために組んだかって言ったら、やっぱり上を目指すためだと思うんでね」

▼齋藤「ドンと構えてもらってな。なあ、ドン・キング。頼むぞ。ドンと構えて」

▼ヨネ「ちょうど(髪が)伸びたらドン・キングですか。俺もドン・キングみたいにして」

▼齋藤「やっぱりキングになったからには自覚を持ってもらって。フラフラしたら、すぐ足元をすくうからな。頼むぞ」