プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/1【新日本】石井が永田を真っ向粉砕 NEVER6人タッグ前哨戦三番勝負は王者組勝ち越し

『映画「ゴジラvsコング」Presents KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月1日)
○石井智宏vs永田裕志×

 石井が真っ向勝負で永田を粉砕。NEVER6人タッグ前哨戦三番勝負は王者組が2勝1敗で勝ち越し、石井は「明日で終わらしてやる」と第三世代に引導を渡す構えをみせた。

 明日6・2後楽園大会でのNEVER6人タッグ王座戦へ向けた前哨戦としてこの日、シングル三番勝負が組まれた。YOSHI-HASHIが天山、小島が後藤をそれぞれ破って1勝1敗のイーブンで迎えたメインの第3戦。6・23後楽園大会での直接対決でひときわ激しく渡り合った石井と永田の一騎打ちが組まれた。

 両者はやはり互いに引かない真っ向勝負を展開した。開始早々、石井がエルボー連打で仕掛ければ、永田もすぐさまエルボーを連発して応戦。得意のグラウンドに引き込んで腕ひしぎ逆十字固めで捕らえる。逃れた石井はパワースラムで逆襲。ステップキックや逆水平連打、サッカーボールキックで攻め立て、「どうした永田?」と挑発した。

 なおも石井が逆水平連打で苦もんさせたが、永田は意地で立ち上がる。マシンガン逆水平を真っ向から受けて立ち、崩れ落ちてもすぐに立ち上がってカウンターのニーリフトで反撃を開始。お返しとばかりにミドルキック連打を浴びせ、ダブルアームスープレックスで投げ飛ばしたが、石井もブレーンバスターで引っこ抜き、コーナーに追い込んで逆水平とエルボーを交互に連打。ジャーマン、滞空雪崩式ブレーンバスターと大技を重ねた。

 永田もラリアットをフロントハイキックで食い止めると、ナガタロックIIで捕獲。石井がロープに逃れてもサッカーボールキックやショルダーアームブリーカーで左腕を狙い撃ちし、石井がエルボーを連発しても強烈なエルボー一発で返り討ち。「お返しだ」と雪崩式エクスプロイダーで叩き落とした。

 グロッギー寸前となった石井だが、捨て身のノーモーション頭突きで逆襲してダブルダウンに持ち込む。同時に立ち上がると両者は死力を振り絞って張り手の打ち合いに突入。意地だけで何発も張り合うと、石井が延髄斬りで競り勝つ。そしてコーナーマットに何度も頭をぶつけて気合を入れ直してからラリアットで突っ込んだ。

 永田もかいくぐってエクスプロイダーで意地の逆襲。すると石井もすぐさま立ち上がってこん身のラリアットを叩き込んで譲らない。スライディングラリアットでたたみかけたが、垂直落下式ブレーンバスターは永田が決めさせず。電光石火の浴びせ蹴りをさく裂させ、タイナーをぶち込むと石井は大の字。それでも何とか立ち上がるとノーモーション頭突きをぶち込んだが、永田は延髄斬りで返り討ち。大☆中西ジャーマン、サンダーデスドライバーと大技攻勢に出た。が、勝負をかけたバックドロップは石井が決めさせず。読み合いを制して垂直落下式ブレーンバスターを爆発させ、熱戦に終止符を打った。

 石井が永田を真っ向粉砕。これでシングル三番勝負は2勝1敗で王者組が勝ち越しを決め、明日2日に迫ったNEVER6人タッグV7戦へ弾みをつけた。22分20秒の激闘を制した石井はさすがに疲労困ぱい。試合後は足をふらつかせ、勝ち名乗りも受けることができず引き揚げたが、バックステージでは意気軒高。「明日で終わらしてやる。悔いが残らねぇように完全燃焼させてやるよ」と第三世代トリオに通告していた。

【石井の話】「(※腰を押さえながらインタビュースペースにたどり着くと)明日で終わらしてやる。悔いが残らねぇように完全燃焼させてやるよ」

【永田の話】「あー、クソ! チキショー! チキショー、手応えあったのにな。『悔しい』しかねぇよ。明日、明日勝って、全部帳消しだ。それだけ」

プロ格 情報局